・二条城 約400本
本数 約360本
約五十種の桜が咲き競う。
サクラに彩られた歴史的城郭
江戸幕府を開いた徳川家康が建設し、徳川十五代将軍慶喜が幕府の歴史を閉じる大政奉還を行った数奇な城。
城内のサクラ約400本は、ヤマザクラやベニシダレザクラなど、見た目も多彩にそろっている。
重要文化財の本丸と国宝に指定された二ノ丸の桃山時代の豪勢な造りを、サクラが引き立てている。
・京都御苑 約800本
御苑中央東北よりの桜松。
孝明天皇が愛した近衛邸の糸桜。
蛤御門を入って北の芝(菊亭家の屋敷跡)にある一株は、御水尾天皇の御車を返した。
御苑中央東北よりにある桜松。
その他、左近の桜、染井吉野、しだれ桜、里桜など
・平安神宮 約300本 約20種類 (うち紅シダレ約150本)
見頃の時期が少し遅い。
平安神宮の春は谷崎潤一郎の『細雪』、川端康成の『古都』の舞台にもなる。
津軽藩主が京都から仙台に移していた桜を造営時に里帰りさせたことから「里帰りの桜」とも呼ばれ、約150本が咲き競う。
平安神宮は1895(明治28)年の平安遷都1100年記念に、平安京の大極殿と応天門を模して造られた。
紅シダレ桜は、もとは京都の近衛家にあったのを津軽藩主が持ち帰り育てたとされる。
平安神宮創建にあたり仙台市長が苗木を寄贈したことから「里帰りの桜」ともいう。
「京の桜」は明治以降、多くの画家の画題となってきた。
円山公園のシダレ桜を描いた東山魁夷の「花明り」や横山大観の六曲一双屏風「夜桜」は有名。
平安神宮・神苑の桜も、福田平八郎が、舞い散った桜の花びらが水面などにつくる造形の妙に着想し「花の習作」を描いた。
・祗園白川 本数 約70本
ライトアップもあり、京都では有名な所。
やはり、夜に行かれることをお勧めします。
花街の風情をライトアップ 祇園・白川でサクラ照らす
京都市東山区の祇園・白川南通でサクラのライトアップが26日、始まった。
石畳とすだれ茶屋が醸しだす花街風情を、暖かみのある明かりが包み、訪れた人を楽しませた。
京都市商工会議所と京都仏教会が主催する。
期間中、午後6時半から3時間、川端通から巽(たつみ)橋まで220メートルにある40本のシダレザクラやソメイヨシノを照らす。
・知恩院
・建仁寺
本数 約10本
静寂に包まれサクラを鑑賞
京都で最初に創建された禅寺で、1202年開山とその歴史は古い。
祇園の繁華街に隣り合わせながら、市街地とは思われないほどの静寂さだ。
敷地内にはシダレザクラやソメイヨシノが点在。
本数は多くないが、寺社の建物とサクラがマッチし、完成された美しさで目を楽しませてくれる。
・仏光寺
天皇家から記念御植された「枝垂桜」が有名。
本堂に向かって、左から 三笠宮同妃両殿下より、中央が高松宮同妃両殿下より、次に秩父宮妃殿下よりの植樹。
・渉成園(枳殻邸)
東本願寺の飛地境内地で、その周囲に枳殻を植えたことから枳殻邸の名がある。
印月池を中心に、東山を借景としてつくられた池泉回遊式の庭で、四季折々の草花など豊かな自然が残されている。
春は桜の隠れた名所でもある。
傍花閣、漱枕居など風流。
・法観寺(八坂の塔)
現在は失われ、見ることのできない桜が”人丸桜”。
この幻の桜は、寺史によれば塔を覆わんばかりの巨木だったという。
人丸桜の名の由来は琵琶法師の祖とされる平景清の伝説による。
盲目の武将景清と娘である人丸の父子再会譚は近親相姦的イメージにいろどられ中世の妖しさを馥郁と漂わせる。
やがて人丸は慈眼大明神としておおいに崇敬を集めたが、その社はかならず枝垂桜の下に祀られた。
-入江氏著より-
・清水寺
約1,000本の桜が咲く
眼下に広がるピンク色の
山地の地形にあわせて建立された「清水の舞台」として有名な本堂からの眺望はまさに絶景。
全山がピンクに染まる満開の時期は、眼下に広がる景色に時が経つのを忘れるほど。
3/29日〜4/13日は夜の参拝ができる。
受付は午後6:30からで、拝観料¥400だ。
ライトによってほの白く浮かぶサクラが幻想的。
・地主神社 (清水寺内)
里桜の一種であるが一本の枝に八重一重が同時に開花するという珍しい品種は、嵯峨天皇の御車を返した。
・大日堂 約400本
将軍塚にあります。
街中(東山ドライブウェー)でありながら、穴場かもね。
将軍塚庭園のを囲む庭園は約1.5ヘクタールあり、ソメイヨシノやシダレモモなど。
・泉涌寺
・高台寺
本数 約30本
桃山時代を代表する名刹の夜桜
豊臣秀吉の正室であるねねが、夫を弔うために開いた禅寺。
華麗な伽藍や庭園、荘厳な石組みなど、桃山時代を代表する建築物だ。
約30本のヤマザクラやソメイヨシノなどが花開くこの時期も、庭園がライトアップされ、幻想的な雰囲気の夜桜見物になる。
・岡崎疎水(岡崎公園) 約1000本
ここの疎水べりには、水を慕うように咲き揃う桜が春の風情を
・動物園
約250本の桜
「花見で一杯」はご法度です。
サル舎南側の疎水沿いの並木
ゾウ舎の近くの古木
キリン舎前の枝垂桜
サトザクラを中心に約210本が植えられており、疏水べりの桜と咲き競う。
約4万平方メートルの園内では約200種の動物が飼育されている。
1903(明治36)年の開園で、東京・上野動物園に次ぐ歴史を持つ。
桜は開園を記念して翌04(同37)年、数百本の苗木が植えられた。
・南禅寺
蹴上交差点東側のインクラインを歩かれるのがよろしいかと
・清流亭・碧雲庵
京都の桜をみたという気分になるのではないかな。
・曼殊院
・銀閣寺
本数 山桜7〜8本
特別公開とあわせてサクラ見物を!
境内の本殿奥にある庭園には錦鏡池があり、山桜が満開になった情景は平安絵巻を彷彿とさせる美しさだ。
・哲学の道
本数 約450本
橋本関雪画伯ゆかりの桜。
大正時代に関雪夫人が植えた300本の桜が成長して桜の名所に。
「関雪桜」とも呼ばれる。
トンネルのようなサクラ並木
哲学者西田幾太郎が思索にふけりながら歩いたことから、この名がつけられている。
銀閣寺から若王子神社まで、琵琶湖疎水べり約2キロの道がそれだ。
約450本のソメイヨシノが道に沿って植えられ、満開の時期になるとまるでトンネルのようになる。
桜が道沿いに咲き並ぶ。
近辺のお寺や神社に寄り道しながら歩くのがおすすめ。
全長は1.6キロで、京都の散策コースの中でも、カップルが歩くには最高なスポットのひとつ。
4月2日には若王子神社(TEL:075-771-7420)の「桜花祭」(祭典10:00〜)があり、詩吟や大正琴の演奏、子どもそろばん大会などがある。
かつて「無の哲学」で知られる西田幾多郎が、思索しながら散策したことから、この名で呼ばれるようになった。
両側にはソメイヨシノなど約450本の桜がある。
そのうち半数以上は「関雪桜」と呼ばれる。
京都画壇の重鎮、橋本関雪の夫人が1922(大正11)年に寄贈した。
「哲学の道」は、西田幾多郎の名著「善の研究」が生まれた明治末期のころは、疏水巡回用の踏み分け道に過ぎなかった。
疏水より東の山際にある細い道が、ドイツ・ハイデルベルクの「哲学者の道」と地形がそっくりなため、元来の「哲学の道」だったが、それがいつの間にか、疏水べりの道がそう呼ばれるようになったのでは?と言われている。
・真如堂
紅葉期に訪れる人が多い。
本堂の南側にある「立皮桜(たてかわ)」は、高さ8m・幹回り1.43mで桜の木としては珍しい貴重な木。
(たてかわ桜は、徳川家光の乳母、春日局のお手植え。ヒガンザクラ系で、皮目がたてにはいっていることからそう呼ばれます)
吉田山荘や茂庵で食事でもしながら、大人の春を楽しみましょう。
・豊国廟
・花の回廊
鴨川沿い三条〜七条間は遊歩道が整備されていますので、天気の良い日はぶらぶらと歩きましょう。
・出町柳〜松ヶ崎橋間
車で走行中に見てると綺麗ですが、遊歩道あるのかな ?
交通量が多いので追突事故など起こさないようにしてください。
・下賀茂神社
・東桜木町の疎水沿い
洛北高校の北を流れる疎水ですが、観光客向けではありません。
田舎の小川に咲く桜並木という雰囲気で、個人的には好きな場所です。
地元の人しか行かないから静かです。
・八坂神社
・円山公園
本数 約1000本
シダレザクラが絶品
明治19年に造られた池のある日本庭園で、京都で最も古い公園である。
ヤマザクラやソメイヨシノなど約1000本が花開く花見の名所だ。
特に園内中央にある樹齢は70年以上のシダレザクラが有名で、コレが目当ての花見客も多い。
夜にはライトアップされ、昼とは違った美しさを見せる。
シーズン中は園内でかがり火も焚かれる。
先代の樹齢250年の老樹が惜しまれて枯死したのち、2代目が植樹されていま60年ほど。
しだれ桜や染井吉野、山桜など約850本あり、園内中央の「祇園のしだれ桜」は京都を代表する名桜。
東山魁夷の「花明かり」で知られる枝垂桜は現在で二代目。
園内中央の「祇園枝垂桜」の周りが格別。かがり火がたかれ、夜空に浮かび上がる。
歌人・与謝野晶子も「清水へ祇園をよぎる桜月夜 今宵あふ人みな美しき」と詠んだ。
現在の「祇園枝垂桜」は明治の開園当初からあった古木の2代目。
政府が八坂神社の境内の一部と安養寺を1871(明治4)年に買い上げ、1914(大正3)年にかけ開発した。
総面 積約10万3000平方メートル。
1931(昭和6)年には国の名勝に指定。
桜以外にも藤、あやめ、紅葉が美しい。
祇園枝垂桜も明治初めごろまでは、それほど注目を集めていなかった。
幕末に刊行された『花洛名勝図会』(1864年)には、「祇園林夜桜」と題して桜の下での雑踏が描かれているが、枝垂れ桜の記述はない。
官有地後の1873(明治6)年には、切り倒されかけ、京都近代化の推進者、医者・実業家の明石博高が買い取ることで、生き延びさせた。
・妙蓮寺
シーズンは晩秋に始まる”御会式桜”。
この桜は寺の開祖である日蓮の命日、十月十三日ごろに蕾がほころびだし仏陀入滅の四月八日前後に満開になる。
半年間も咲きつづける小さく白い花。
妙蓮寺椿は大輪の早咲き。
・雨宝院(西陣聖天)
歓喜桜が咲く雨宝院は西陣聖天ともよばれ、男女和合の神である大聖歓喜天を祀る日本最古の地。
花の頃には象頭人身六臂(インドのガネーシャ神)の珍しい御本尊が公開される。
・千本釈迦堂
枝垂桜”阿亀”の枝先は、地面すれすれまで垂れ下がる見事なものです。
参拝された方は是非とも宝物館に行かれることを強くおススメします。
・千本閻魔堂
普賢象桜は、平安京の斎場であったこの寺に集まる野辺送りの人々の妄夢を払うために、そもそもは植えられたという。
亡き人を思い、あの世に惹かれる気持ちをこの世に引き止める美の結晶らしい。
・平野神社 約500本
本数 約550本
珍しいサクラを見るならココ
早咲きから遅咲きまで50種類以上のサクラがそろい、約1ヵ月間にわたって花見ができる。
なかなか目にできない、レアな品種のサクラもあるゾ。
毎年4/10に行われる恒例の「桜祭・神幸祭」では氏子たちが巡幸を行い、春の風物詩となっている。
昔から「平野の夜桜」として名高い。
平野妹背(いもせ)、寝覚桜、楊貴妃桜など珍種が多い。
品種数も45種と多く3月中旬から4月20日ごろまで鑑賞できる。
4月10日には、騎馬や織り姫たちが練り歩く「桜祭神幸祭」(午前10時〜)がある。
平安時代中期、985(寛和元)年、花山天皇がお手植されたのが始まり。
その後も行幸ごとにお手植えがされ、本数も次第に増えた。
伏見桃山期、後陽成天皇の命令で社殿が再建された際、桜林も再整備されたという。
平野神社は桜の種類が多いことで知られ、江戸時代には100種類あったという。
珍種の木も多い。
円山公園の初代しだれ桜もここの桜を移したもので、大阪の造幣局の桜も平野神社から持って行った木があるという。
+++ 平野神社の珍種十品種 +++
(平年の開花時期)・・・2002年は、四月五日頃に見頃を迎えました。
・魁(さきがけ)櫻・・・・平野神社の代表的な名櫻。花は白く一重の枝垂れ。
(開花・3月28日頃)
・寝覚(ねざめ)櫻・・・・平野神社の代表的な名櫻。花は白色の一重で、
(開花・4月5日頃) 葉が茂ると同時に開花する。
・胡蝶(こちょう)櫻・・・花は淡紅色の大輪で満開時には、あたかも蝶が
(開花・4月8日頃) 飛んでいる風情を呈する。
・嵐山(らんざん)櫻・・・花は紅白色で五弁の一重咲き。山櫻系の里櫻で、
(開花・4月10日頃) 古代より画伯に親しまれ襖絵などに見られる。
・虎(とら)の尾櫻・・・・花は白色で、花梗が短く、島模様が虎の尾の
(開花・4月15日頃) ように珍しい。
・平野妹背(いもせ)櫻・・平野神社の代表的な名櫻。
(開花・4月15日頃) 花は淡紅色で二・三花よりなる繖房形花序。
・御衣黄(ぎょいこう)櫻・花は黄緑色で花弁に濃い緑色と紅色の線がある
(開花・4月20日頃) 珍しい品種。
・松月(しょうげつ)櫻・・里櫻の代表品種。花は大輪で最初淡桃色で
(開花・4月20日頃) 次第に白色となり、葉化雄しべがでる。
・手弱女(たおやめ)櫻・・平野神社の代表的な名櫻。花の濃淡紅色と
(開花・4月20日頃) 葉の薄黄緑との調和が美しい。
・突葉根(つくばね)櫻・・平野神社の代表的な名櫻。花は小さく花弁は
(開花・4月20日頃) 六十二・三枚で、一見菊櫻のよう。
花の品種が45種類と豊富で、花期も長いのが魅力の平野神社。
・GS YUASA (本社敷地内)
・筍 亭 こちら
・天神川
天神川は上流を紙屋川といい北山(鷹峯)を源流としている。
北野天神の西を流れ、西大路太子道で西行、御池通りと天神川通りが合流するところで御室川と合流し天神川と呼ばれている。
見どころはこの合流ポイントの下流、三条通りから始まり五条通りを下がって阪急西京極駅まで続くおよそ2kmの区間だ。
なかでも四条から西京極までは桜の下を通る遊歩道が整備され市民の憩いの場となっている。
・梅宮大社
神苑の池周辺などに20種類130本のヤエザクラが植えられている。
淡いピンクの「大手鞠」や「松月」「大提灯」などが植えられた並木道の桜のトンネルが見どころ。
梅の名所で知られているが、1975年ごろからヤエザクラを神苑など境内一帯に植樹した。
境内の本殿東側の跨げ石をまたぐと子宝に恵まれるとされ、白砂は安産のお守りとなっている。
・嵐山
本数 約400本(約5500本)
後嵯峨天皇によって吉野の桜が移植されて以来、長く桜の名所として親しまれ、多彩な桜を見ることができる。
名勝地ならではの絢爛たる眺め
平安時代より和歌などの題材に取り入れらている、名所の中の名所。
室町初期、夢窓国師を開山として亀山離宮跡に禅寺が建立された際、奈良県・吉野から桜を移植したのが始まりといわれる。
明治以降も岩倉具視が風致計画をたて、植え付けが行われた。
嵐山のサクラは後嵯峨天皇が吉野から移植したのが始まりと一般にいわれている。
昭和2年には渡月橋を中心に保津峡や嵯峨野を含む約600万平方メートルが嵐山として、国指定の名勝にされた。
後嵯峨天皇が移植したとされるヤマザクラのほか、シダレザクラも見られる。
夏目漱石は『虞美人草』に、花時になると京の人はこぞって嵐山へ行く、と記しています。
料亭「吉兆」の桜はみごとです。
・車折神社
またの名を、”桜の宮”とも呼ぶ。
・天竜寺
本数 約200本
嵐山を背景にした庭園が最高
室町幕府を興した足利尊氏が1339年に立てた格式ある禅寺だ。嵐山と亀山の雄大な景観をバックにした、見事な曹源池庭園で知られている。
世界文化遺産にも登録された名所。
境内には約200本のサクラが咲き乱れ、青みがかった屋根の色にひときわ映える。
吉野で亡くなった後醍醐天皇を慰めるため、境内には、約200本のしだれ桜や染井吉野、山桜が植えられています。
多宝殿のまわりはとくにみごと。
建物の前で花糸を垂れるしだれ桜は、樹齢80年ほどになります。
・清滝
清滝川は、清滝をはさんで高雄までの上流を錦雲渓(約4キロ)、落合までの下流を金鈴峡(約1.5キロ)といい、山肌を多くの桜が桜色に染める。
嵯峨、鳥居本へ抜けるハイキングコースになっており、一日散策を楽しみながら自然を満喫できる。
・大河内山荘
・祇王寺
・化野念仏寺
本数 約50本
石仏とサクラの不思議な風景
1100年ほど前に弘法大師が、死霊を弔うために開山したのが始まりという歴史ある寺。
遅咲きのシダレザクラとヤマザクラの定番スポットとして、この時期はにぎわいをみせる。
春めいたサクラが、列をなす石仏の寂し気な雰囲気を際立たせ、不思議な情景を生み出す。
早春の名残りを惜しむのにピッタリのスポット。
・法輪寺
いいといえばいい(笑)
駐車場の奥に一本。
門の前に枝垂桜一本。
境内に数本など。
市内一望できますが、駐車料金1000円は高いよ!
・二尊院
・大覚寺 約300本
・広沢の池
本数 約100本
池の端のサクラ並木
北嵯峨にある芭蕉の句にも詠まれた月見の名所。
池の周囲約1キロに続くサクラ並木が美しく、また背景にある遍照寺山が池に映る姿が趣を添える。
満開を過ぎ散りはじめの頃に、花吹雪が水面に舞いちる情緒もまた格別だ。ヤマザクラとサトザクラが混在し、比較的長くサクラ散策が楽しめる。
・佐野藤右衛門(庭師)宅
駐車場は有りません。
無料ですが、桜餅などをお勧めします。
・鳴滝 某氏宅
個人のお宅ですが素晴らしい桜があります。
円山公園の桜よりも見事かも。
庭を開放し、夜間照明もしておられますが、、、。
ご迷惑がかかるといけませんので、住所と名前は書きません。
* 近年、敷地には六軒ほどの家が建ち、桜は無くなってます。とても残念ですが、あれだけの巨木を住宅地からどこかへ移すことは困難だったのでしょうね。、
・仁和寺
本数 約400本
仁和寺のシンボル御室桜
仁和寺の境内にある御室桜は、土壌の影響で高さが2〜3mにしか育たないというもの。
このため名勝に指定され、仁和寺のサクラの総称ともなっている。
また遅咲き種でもあり、ソメイヨシノが満開になった10日後あたりが見ごろ。
仁和寺の御室桜は京の春の最後を飾るスターでもあるのだ。
1646年の伽藍再建の際に植えられ、国の名勝に指定されている。
「わたしゃお多福 御室の桜 はなは低とも人は好く」といわれるように樹高は2〜4メートルと低い。
地上をはう様に咲き乱れるので、手に取るように花見ができる。
遅咲きで有名で、「御室の桜」が古都の桜の見納めとなる。
品種は御室有明、御室御車返しなど。
桜の開花に合わせて開かれる「桜まつり」の期間中は入苑料が必要。
霊宝館は4月1日から5月28日まで開館。
886(仁和2)年、光孝天皇の勅願寺として創建されたが、応仁の乱で焦土と化した。
現在の桜は江戸初期、三代将軍徳川家光の寄進で寺が再興された際、植樹されたのがはじまりという。
御室の桜が一般に開放され、花見見物ができるようになったのは、近世以降のことという。
江戸中期にはその美しさが広く知られるようになり、句歌に詠まれ、当時の観光案内書で紹介されるようになった。
「ねぶたさの 春は御室の 花よりぞ」(蕪村)。
1780(安永9)年の「都名所図会」には、花盛りの図が挿入されている。
・龍安寺
本数 約300本
石庭にサクラがアクセントを
白砂の庭に大小15個の石を配置した通称「虎の子渡し」の石庭が有名なココ。四季それぞれの美しさを持つが、春にはピンクのサクラが塀越しに見えて、シンプルな石庭にアクセントを添えている。
・等持院
・法金剛院
蓮の季節以外は静かですから、ゆっくりと落ち着いて楽しめます。
・宝ヶ池
本数 1000本(660)
ボートの上からのお花見も◎
自然林が美しい公園にある宝ヶ池は江戸時代に作られた人工の池だ。
周囲約1.8kmの遊歩道を歩きながらサクラが楽しめる。
池には貸しボートが浮かび、水上から桜を眺める見物客も多い。
芝生もきれいに整備されていて、ゆっくりお花見するのに最適だ。
また隣接した日本最初の国際会議場である国立京都国際会館や、比叡山の山並みなども合わせて鑑賞できる。
宝が池は、江戸時代中期にかんがい用に作られた周囲1.8キロのため池。
国立京都国際会館の建設に伴って整備され、1964年に桜の森、野鳥の棲む森、スポーツ広場などが作られた。
・北白川疎水 (久保田町から北に)
住宅地の中ですから静かです。
駐車場等はありませんので、散策路として楽しむこと。
住民の方々の迷惑(タバコのポイ捨て・ゴミの投げ捨て)になるようなことはしないでください
・上賀茂神社 約100本
桜の季節に訪れる人は比較的少ない。
しだれ桜の老樹と八重紅しだれ桜の壮木が並んで立っています。
「馬出しの桜と鞭打ちの桜」
その昔、京都御所にあったものを奉納したと伝えられ、御所桜とも呼ばれる
駐車場も完備されています。
・府立植物園 約500本
園内には珍種・奇種を合わせ約70種500本の桜がある。
4月上旬にソメイヨシノ、ヤマザクラ、中旬にシダレザクラ、下旬にはサトザクラが見頃となる。
なかでもソメイヨシノは見事。
園西側の鴨川堤の「半木の道」のシダレザクラもすばらしい。
1924(大正13)年に開園。
総面積約24万平方メートル。
戦後は1957年まで米軍に接収された際、桜も含め大量の樹木が伐採された。
その後、1961年の再開園に向け、ソメイヨシノとシダレザクラの植樹が進められ、園内北西にある現在の「サクラ園」が整備された。
・半木道 約73本(69本 ヤエベニシダレ)
植物園西側。
賀茂川堤の遊歩道。
半木桜と呼ばれる紅桜と八重桜
北大路橋から北山大橋間、府立植物園沿いの賀茂川東岸に紅枝垂桜の並木道がつづきます。
また、出雲路橋から北大路橋までの並木道の染井吉野は、京都府立教育大学(旧・師範学校)から植樹されたことから『志波む桜(師範桜)』と呼ばれるそうです。
・山崎聖天
悪くはないのですが、少し辺鄙な場所。
近くの妙喜庵(予約手続き必要)、離宮八幡宮、松花堂公園にも寄ってみてください。
そうそう、新緑や紅葉期の大山崎山荘美術館はお勧めです。
・長岡天神
長岡天満宮八条ヶ池の東堤には約100本の桜並木があり、開花中は桜のトンネルになる
・勝持寺
約100本
平安時代の歌人、西行法師が出家し庵を結んだ寺で、西行が植えたと言われている西行桜をはじめ450本近い桜があり、
満開時には境内が桜の花で覆い尽くされることから「花の寺」と呼ばれている。
満開時には100本近い桜が寺の境内を埋め尽くすことから、「花の寺」とも呼ばれている。
平安末期の僧・西行ゆかりの西行桜は、桔梗形の八重桜で、鐘楼のそばにある。
すぐ近くには、桜並木が美しい大原野神社がある。
680年、役行者(えんのぎょうじゃ)が創建したのが始まり。
平安末期の僧・西行は1140(保延6)年、この寺で出家して庵を結び、桜を植えてめでた。
この桜が「西行桜」と呼ばれている。
高浜虚子は「地にとどく西行桜したしけれ」と詠んだ。
現在の桜は3代目。
細川幽斎は連歌の会を催し、謡曲の舞台ともなった。
・大原野神社
しだれ桜の古木である「千眼桜」
・城南宮
茶室の所に三本の枝垂れ桜があります。
・長建寺
見事な枝垂桜があります。
西口克己の小説「廓」の舞台にもなった。
*写真撮影の方のマナーが悪いと嘆いておられます*
ここのお寺だけではなく、撮影者のマナーは目に余るものがあります。
枝は曲げる、苔の中に入り込む、、、
何れ「撮影禁止」の社寺が増えるだろうねー。
・醍醐寺
本数 700本
イベント盛り沢山なサクラの寺
豊臣秀吉が「醍醐の花見」を催したサクラの寺として名をはせている。
毎年4月の第2日曜日にはこの故事に習って行われる「豊太閤花見行列」をはじめ、サクラの時期には様々な行事を開催。
シダレザクラやソメイヨシノなど約700本が次々と咲き誇るなか、境内はシーズン中紅白の幔幕が張られ、雅な雰囲気を醸し出している。
当日は駐車場が満杯です。
三宝院入り口・三宝院の枝垂桜・霊宝館・五重塔付近
総門から仁王門にかけての「桜の馬場」では、ソメイヨシノやシダレザクラが隙間なく咲き乱れる。
なかでも圧巻は国宝五重塔の前のシダレザクラ。
山上の准胝堂は西国三十三所の第十一番札所。
太閤・豊臣秀吉が、応仁の乱で焼失した寺を復興すると同時に、桜の植樹などの準備に約1年間かけ、1598(慶長3)年に「醍醐の大花見」を行った。
この故事にならい、4月9日13時から醍醐の花見を再現した「豊太閤花見行列」が行われる。
・勧修寺
・乃木神社
・伏見桃山城 約250本
伏見桃山キャッスルランド
075-611-5251
・平等院
平等院東側、宇治川堤防はソメイヨシノの並木
・苔寺
・三鈷寺
・地蔵院 [Map]
樹齢二百八十年の古木や、「夫婦桜」など。
夕暮れ時に見る「茜桜」は絶品
・村農林産物直売所近くの並木道沿い [Map]
百メートルの並木道に、約五十本の八重桜
・貴船神社
・建勲神社
・光明寺
・金蔵寺
・直指庵
・常寂光寺
・神護寺 ・高山寺
日本随一の紅葉の景勝地だが、春雨の中、白雲がたなびくように渓谷を彩るヤマザクラと同時期に咲くヤマツツジとの競演がすばらしい。
清滝川を渡り、密教美術の宝庫・神護寺を参拝したり、地蔵院まで足をのばし、桜に煙る錦雲渓を眼下に見ながら、かわら投げを楽しむのもよい。
1960年代年ごろ、保勝会が「春のセールスポイントにしよう」と西明寺山の裏手に2万平方メートルほどのヤマツツジ畑を整備した。
渓谷や高雄パークウエー沿いには多くのヤマザクラが見られる。
・石峰寺
・月輪寺
・原谷苑
入苑料金は、開花のすすみ具合によって変わってきます(ニ、三年行ってないから変わってるかも、、、)
場所は金閣寺の近くですが、歩いて行くのは無理だと思います。
タクシーなどを利用された方が良いのではないかな。
ビックリするくらい桜・桜・桜の庭です。
約2万平方mの敷地、約130本植えられた紅枝垂れ桜など。
雪柳もきれいです。
でも、あまり好きではない。
・八瀬遊園地
遊園地は閉園になりましたが、ケーブルで比叡山に行かれることをお勧めします。
・三千院
三千院境内の有清園には室町時代の歌僧、頓阿ゆかりの「涙の桜」。
寂光院には、『平家物語』の大原御幸にちなむ「みぎわの桜」と呼ばれる桜樹があります。
三千院(TEL:075-744-2531)往生極楽院脇の苔庭の老樹「涙の桜」、実光院(TEL:075-744-2537)の「不断桜」、宝泉院の額縁庭園から見る桜の里景色、寂光院(TEL:075-744-2545)の「みぎわの桜」など著名な桜を数多く観賞できる。不断桜は11月ごろ満開となり、寒中も咲き続け、春にまた咲く。
「涙の桜」は室町時代の歌僧頓阿がこの桜を見て「見るたびに袖こそ濡るれ桜花…」と詠んだことから、また「みぎわの桜」は後白河上皇が隠せいしていた建礼門院を訪ねた際に「池水に汀の桜散りしきて…」と詠んだことから、それぞれ名付けられた。
・蓮華寺
・山科疎水
約500本
山科区御陵一帯
疎水べりの散策路は、四ノ宮の暗きょまで桜並木が続く。
両岸にはソメイヨシノやマナザクラが植えられ、市民の散歩道となっている。
全長4キロの「桜のトンネル」をゆっくりと散策するのは最高。
観光客は少ないので穴場。
1885(明治18)年に着工、1890(明治23)年に完成した琵琶湖疏水の一部。
大津市から長等山の下を抜けてきた後、蹴上を経て京の旧市街に通
じている。
桜は日露戦争の戦勝記念で植えられ、1970年代に遊歩道が整備された。
・山科毘沙門堂
約40本
鎌倉時代から桜の名所で知られ、歌人、藤原定家も『名月記』に花見に訪れたと記しています。
寝殿前の毘沙門しだれは、江戸時代から受け継がれていて、いま5代目。
高さ10メートル、樹齢100年を超える巨木です。
特に宸殿前のシダレサクラは壮観。
高さ約10メートル、枝張り約30メートルで樹齢百有余年、「毘沙門しだれ」の名で知られ、現在5代目。
本堂には京の七福神のひとつ、毘沙門天が奉られている。
寺は703(大宝3)年、行基が京都御所北の出雲路で創建したのが起こりと伝えられている。
何度も兵火に遭ったが、1665(寛文5)年に天海大僧正の遺志を受け継いだ弟子の公海が現在の場所に復興した。
・金閣寺
・常照寺
「吉野桜」は、吉野太夫を偲んで植えられたもの。
散り桜が美しい。
・鞍馬寺
本数 500本
自然に囲まれた山寺
牛若丸や天狗の伝説で知られる山深い場所に建つ鞍馬寺。
咲く様子が唐鞍の雲珠模様に似ているところから雲珠桜(ウスザクラ)と呼ばれる。
雲珠桜は、常緑の森の中、桜が色鮮やかに咲く様子が、馬の鞍飾りの一種の雲珠と似ているため、この名がついたといわれる。
平安時代から鞍馬・貴船の桜はこの名で呼ばれ、藤原定頼は「これやこの音にききつる雲珠桜 鞍馬の山に咲けるなるべし」と詠んだ。
境内は険しい山道だが、疲れを忘れさせてくれる美しさだ。
参拝の後本殿前からの比叡山の眺望とともにお花見するのがベストだ。
・芹生の里 ●田様宅
貴船神社をさらに奥へ車で十分少々走る。
(カーブ多し、離合注意、ガードレール無し、)
四月下旬にソメイヨシノか山桜か分かりませんが、咲き誇ります。
さらに一週間後、枝垂れ桜が見ごろを迎えます。
駐車スペースもなく、山側に寄せて止めるか、桜の下に止めるかしかありません。
もちろん観光客もいませんので、静かに大人の桜を楽しめます。
・志明院
さすがにここまで来ると静かです。
本堂の奥に、桜天神があります
・平等院
本数 300本(宇治川畔含む)
宇治川のほとりに建つ名刹
10円玉のデザインでお馴染みの鳳凰堂で知られるココ。
藤原氏の栄華を忍ばせる平安文化の代表的な建築物だ。
ソメイヨシノなどが満開となる4月上旬ごろから、お花見が楽しめる。
極楽浄土を再現したと言われる境内とサクラがぴったりとマッチする。
また平等院が建つ宇治川流域もサクラの名所として知られているので、石畳の表参道を通り名橋宇治橋へと足を延ばして、サクラ見物しよう。
・峰定寺
・宝鏡寺
・安楽寺
・一休寺
・今宮神社
・岩屋寺
・大田神社
・宇多野Y.H.
染井吉野、山桜、里桜が、約70本植わってます。
・向日神社
本殿(室町初期・重文)に続く約150mの参道が、みごとな桜のトンネルになる。
・長岡天満宮
八条ケ池沿いのサクラ並木が格別
8世紀に桓武天皇によって都がおかれた長岡京市にある、菅原道真を祀る広大な神社。
周囲1kmもある八条ケ池がメインの花見ポイントだ。
池沿いのサクラ並木がバツグンで、太鼓橋や総檜造りの水上橋を渡って、池の反対側から一望するとまた違った魅力がある。
・石清水八幡宮 男山全体で約2000本
山桜、染井吉野、しだれ桜約2,000本。
ケーブルで行くか、淀川沿いの道から住宅地を抜けると近くの駐車場まで行けます。
神苑にはソメイヨシノからボタンザクラまであり、4月いっぱい花見を楽しめる。
神苑のシダレも見応えがある。
4月1日から中旬まで「男山桜まつり」が開催され、3日の舞楽奉納、8日の都山流尺八楽会、16日の武道大会などがある。
江戸中期の文人・柏村直條が「八幡八景」の一つに選んだように、昔から男山の桜は有名だった。
江戸後期にはほとんど枯れてしまっていたのを、同宮の宮大工、藤原尚治が復活させたが、幕末の鳥羽伏見の戦で山麓の桜は大半が焼けてしまった。
戦後、1952年から植樹が進められ、62年から桜まつりが行われるようになった。
・背割堤 約250本
宇治川、木津川、桂川の三河川合流地点。桜並木が見事。
・衣笠山一帯
京都から奈良方面への県境近くです。
約3,000本の桜が笠置山を包むように咲き誇りますが、花見に行くのは、地元の人、或いは京阪神の人が多いかな。
山深くにあるサクラの別天地
奈良県との県境に位置する山々に囲まれた場所ながら、約3000本のサクラが咲き誇る景勝地になっている。
中心はソメイヨシノとヤマザクラで、川に添ってピンクの霞がかかったように見える。
また笠置駅周辺にもサクラが多くあり、
鉄道ファンの撮影場所
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平成十七年年四月一日から京都市に仲間入りした、右京区京北。
「京北」で人の暮らしが始ったのは、新石器時代といわれており、さまざまな遺跡や古墳が残っています。
また、昔から皇室とのつながりが深く、明治二年(1869)の御料制度が廃止されるまで、禁裏御料地でした。
昭和三十年になると、それまでの一町五村が合併し、旧京北町が誕生しました。
そして五十年後の今年(平成十七年)四月、京都市に編入合併され、右京区京北となりました。
Link 右京区京北町
・常照皇寺
国の天然記念物「九重桜(べにしだれ桜)」や「御車返し(里桜)」、御所より株分けした「左近の桜」などの名木が4月中旬頃、見頃を迎える。
臨済宗天竜寺派の禅寺。貞治元年光厳天皇の開山。
庭園、境内、裏山をあわせて、12,000平方メートルの敷地のなかにあります。
京都府歴史的自然環境保全地域に指定され、春は天然記念物で有名な九重桜などの桜が咲き乱れ、夏は新緑、秋は紅葉、冬は風情ある雪景色と四季折々の趣をみせます。
・福徳寺
古木、樹齢約三百八十年の一重のヒガンシダレ「かすみ桜」
弓削道鏡ゆかりで、京都府京北町下中の福徳寺境内の樹齢380年を超えるしだれ桜。
和銅4年(711)行基が創建。薬師如来、持国天立像、増長天立像が安置され、重要文化財に指定されています。
春には、境内の樹齢270年のしだれ桜が咲き誇ります。(
桜はヒガンシダレの1種で、胸高の幹周り2・55メートル、高さは約8メートル。枝が本堂前庭いっぱいに広がり、先端は地面近くまで垂れ下がる。
淡い紅の花姿などから「かすみ桜」と名付けられ、同町井戸の常照皇寺の九重桜(国の天然記念物)にならぶ名桜として同町の天然記念物指定を受けている。
・魚ケ淵のつり橋と桜 [Map]
禁
つり橋のたもとに咲き乱れるしだれ桜、橋の向こうには茅葺の廃屋。
日本の典型的な情景をかもしだしている。
つり橋のたもとに咲き乱れるしだれ桜、橋の向こう側の茅葺きの廃屋(二年ほど前に自然倒壊のため現存せず
-2006.04.15 確認-)、橋下を流れる上桂川の清流が日本的な田舎の原風景をよみがえらせています。
この桜は今から約五十年ほど前、地域の若者達により十本ほどを植樹するも、現在は二本だけが咲き誇っている。
もう一本の桜は、約一キロほど下流の畑の中に咲く。
この桜はお屋敷に植わっていたものだそうですが、住人が絶えたため取り壊したそうです。
樹の根元にあるドラム缶二個は、危険なため井戸の上に置いているのだとか。
例年こちらの方が、二、三日早く見ごろを迎えるそうです。
・宝泉寺
右京区京北下熊田町東旦15
紅しだれが満開となる四月中旬から下旬ごろに桜祭り開催。郷土食や野菜の販売も予定。
※四国八十八ヶ所霊場お砂ふみ巡拝同時開催(無料)
・歓伝桜
京北下黒田町
関西電力発電所に植わる、樹齢約百年の枝垂桜
・「百年桜」 京北の春日神社
百年桜は、ヤマザクラの突然変異種で開花が遅く、遠目には八重桜の風情だが、よく見ると一重と八重が混じりあう珍品。
桜守りで知られる佐野藤右衛門さん親子が、三十数年をかけて苗づくりに成功し、明治100年記念に大阪市の造幣局通り抜けに植樹したことから「百年桜」と命名されている。
京北地区では、井戸町・常照皇寺のシダレザクラ「九重桜」(国指定天然記念物)、下中町・福徳寺のヒガンシダレ「かすみ桜」と並ぶ人気の名桜。
毎年、全国各地から桜花ファンが訪れている。
常照皇寺から東に、国道477号を行くと下黒田、宮、上黒田を通り、左京区花背へと出ます。
いずれも大堰川(上桂川)上流域の狭い谷あいに開けた集落です。
宮地区は、近世以前は黒田宮村と称していました。
黒田卿の氏神である春日神社の脇にかつて桜の大木がありましたが、明治6年の台風により倒れ、これを惜しんだ村びとが、一本の八重桜を跡に植えました。
通常の桜と思い何気なく植えたものの、これが一重と八重の混じり咲く珍しい種とわかり、昭和42年「百年桜」と命名されて大切にされています。
当時、樹齢およそ100年であることと、明治百年にあたることによる名前です。
典型的なヤマザクラの変種。
花は紅色大輪で、手毬のように固まり咲く。一重・八重・旗弁のあるものが混じる。
八重一重といわれる類です。
四月二十五日ごろが見ごろ
・愛宕山
五月のGW頃でも桜を楽しめますが、比叡山よりも高い山ですから、それなりの服装で登って下さい。
・大野ダム公園
大野ダム湖畔の河川敷を利用したこの公園は、府内でも有数の桜の名所として多くの花見客でにぎわう
六日から出店や夜桜のライトアップ(2002年)
・和らぎの道(亀岡)
本数 約1500本
七谷川に沿ったサクラ並木
愛宕山系の豊かな自然を体感できる散策路は、彫刻が路傍に点在し、文化にも触れられる。春にはきれいに彩られる並木道は、七谷川のきらめく清流と、サクラの淡い色合いのコントラストが叙情的だ。メインストリートのサクラ並木のほか、竹林の道やトラス橋など、変化に富んだ道沿いには史跡や名所もある。
・大堰川堤防(八木町)
本数 50本
川の流れ沿いに並ぶ古木のサクラ
大堰川に沿って約500mに渡る桜並木が堤防の上に続いている。サクラはソメイヨシノで樹齢100年を超える古木もある。シーズン中はぼんぼりが灯され、夜桜見物も楽しめるとあって、地元の人気スポットになっている。河原に下りて見上げるサクラも格別で、川の流れに浮かぶ花びらも、心ひかれる情景
・瑠璃寺(舞鶴)
樹齢300年のシダレザクラ
京都府舞鶴市吉田、瑠璃(るり)寺のシダレザクラ
瑠璃寺のシダレザクラは、樹齢300年以上と伝えられる古木と、樹齢100年ほどの若木の2本で、市指定文化財(天然記念物)になっている。
寺の案内より
吉田瑠璃寺のしだれ桜は、樹齢三百年以上と伝承されており、昭和五十二年(1977)には「古木と若木が織りなす開花期の景観すばらしさ」により、舞鶴市指定文化財となっているが、天正八年(1580)から慶長四年(1599)にかけて、この地に幽閉されていた京都の公卿中院通勝を慰めようと、当時の田辺城主であり、通勝の歌の師でもあった細川幽斎が、京都の吉田山の桜を移し植えて、この地を吉田と名付けたのではないかと言う。
*因みに、平成十五年、当寺しだれ桜の故郷と思われる、京都吉田山の吉田神社と縁あって、友好の関係が結ばれ、平成十六年二月、古木のしだれ桜からとった、穂木を贈り、吉田山大元宮の地に里帰りした。
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