香港外国人特派員協会・会員より寄稿頂きました


  緑の洞門破壊問題で海外のジャーナリストの方々から取材を受けたことはすでにご報告していますが、今回その中のおひとりである鄭京子さんより当会ニュースレターに寄稿頂きました。以下にその全文を掲載いたします。

北鎌倉史跡研究会御中

 この度4月4日、鎌倉・「緑の洞門」の取材の協力を貴会皆様に御礼申し上げます。
 改めてこの場所を訪れ、その心休まる「鎌倉の玄関」を鎌倉市が都市計画とし倒壊し、整備することに対し、深く遺憾の意を表します。

 鎌倉市市報も、このような計画が進められていることが掲載されておらず、鎌倉市民さえ知らないという事実、また市政関係者の、緑の洞門の遺産的価値の評価の低さに大変に驚いております。

 私はこの活動を耳にしてから、日本国内はもとより、海外の友人・知人へとこの計画を市が見直してくださるよう署名活動の協力を呼びかけたところ、各地より170名以上の賛同し反対のお名前を頂戴致しました。「緑の洞門」が鎌倉にとり重要な場所であることを、外国人を含めた皆さまのがご理解示してくださる証です。

 最終決定にはまだ間に合うとするならば、現代の建築技術をもって「緑の洞門」をその姿のままで保存することを是非とも鎌倉市に再考をお願いしたく、貴会にお便り差し上げます。史跡研究会の皆さまの熱心な活動を、私も国内外の友人たちも支援しておりますことも、併せてお伝えします。

2015年4月14日

香港外国人特派員協会・会員 鄭京子 中国北京市朝陽区