鎌倉市議会への陳情


  12月2日(火)に鎌倉市議会へ署名を添えて、以下のような内容の陳情を行いました。

「陳情の要旨」
 鎌倉市都市整備部が推し進める緑の洞門(北鎌倉駅沿いの岩塊・トンネル)の破壊計画について、鎌倉市がいったんこれを白紙に戻し、現状の景観を保全するための特段の措置を講ずるように、貴議会として求めて下さいますよう陳情します。

「陳情の理由」
 当該地は、「かまくら景観百選」「関東の駅百選」に選ばれた北鎌倉駅周辺の景観のランドマークをなし、「鎌倉の玄関」といえる景勝であり、重要文化財の「円覚寺境内図」に示されるように円覚寺の結界をなす史跡としても貴重です。さらに、鎌倉ガーネットと呼ばれる珍しい地層を目にできる意味でも大切な文化財をなしています。地元の住民が長らく慈しみ、訪れる観光客も愛でる緑の洞門は、後世に伝えるべき、無くしてはならない財産です。
 当該洞門は、約 85 年前に曲線を描いて素堀りされたもので、車両やバイクが速度を落とさざるを得ないことで通行の安全に資するものです。景観の保全と安全対策を両立させ、保存を前提とした補強策こそが求められています。
 以上の理由から、貴議会におかれましては、北鎌倉の景観(緑の洞門)を保存するために、市に求めて下さいますよう、署名を添えて、陳情いたします。

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 陳情に添えた第一次締切り分の署名は、全部で3372筆でした。皆様のご協力・ご賛同に感謝するとともに、引き続き署名へのご協力をお願い致します。

 次回第二次締め切りは、2015年2月10日です。詳しくは、こちらをご覧ください。