夏・長崎から'99(感想)
コンサートが始まるまで
8月6日、午前6時起床。オランダ坂の下にあるホテル・ニュータンダの7階の部屋の窓からは、雨に濡れた東山手界隈の町並み。前夜遅くチェックインしたので気がつかなかったけれど、遠く高台に海星中学・高校の学舎が見えます。台風8号の影響でこれから激しい風雨になるだろう予感と不安を消すように、シャワーを浴びて気合を入れます(笑)
午前7時半、枚方のきりんさんと1階のレストランで朝食バイキングを取っていると、トトロさんからPHSに「危険だから、午前中の入山は考え直したほうがいいですよ。」と言うアドバイス。私達は、きりんさんが前日に整理券を取っていてくれたので、午前10時の点呼のために稲佐山に上る予定だったのです。部屋に戻って、窓から外を見れば激しい雨風。なるほど、トトロさんが心配するのも無理はありません。別のホテルに泊まっている知合いに連絡を入れてみたら、「これから上る」との返事。「そうだね。せっかくここまで来たのだから、やっぱり行きましょう!」と覚悟を決めました(笑) 後日談ですが、トトロさんは私達をどうやって説得しようかと悩んでいたそうです(A^^;) きっとトトロさんは呆れているだろうなぁと思いながら、「やっぱり行ってみます。」とトトロさんに折返し電話をしました。
今回の「長崎から」は、台風が来ているからと分厚いレインコートを持って行って正解でした。ポンチョタイプだから、リュックも濡れなくてすみます。A WEEK15周年記念のTシャツを着込み、ホテル近くのコンビニでゴミ袋を買い(何に使うのかは、後で(笑))9時半にタクシーでいざ稲佐山へ!
激しい雨に煙る稲佐山には、もうかなりの人が並んでいます。「整理券有り」の列と、「整理券無し」の列の区別がつかず、とりあえず近くの最後尾に並びました。少し前方の脇に「ニフティさだPATIO」の幟を発見!ちゃーりーさん、ぶらんこさん、丸ちゃんの3人でした。ちょっとご挨拶。そうこうしているうちに、ゲート近くに別の列ができています。きりんさんが、前の男性に「こっちは整理券の列ですか?」と訊いてみたら、「僕達も整理券を持っているんだけど・・・。今、仲間が確認に行っているから。ここの番を取っておいてあげるから、向こうを見に行ってきたら。」と優しいお返事。ソッコー、二人で飛んで行きました(笑) やっぱり、ゲート前の列が、整理券を持っている列でした。助かった〜。点呼に遅れると無効になるそうなんです(A^^;)
その間も、雨風はどんどん激しくなります。レインコートの下のズボンもサンダルもぐっしょりです。「今日は中止かも知れない」そんな不安が強くなってきました。「13回目にして初めての参加なのにな〜。ついてないなぁ〜。」ふと、そんな言葉をもらしそうなくらい頼りない気持ちでいっぱいになりました。次の点呼の時間によっては宿に戻らないことも考えていたので、レナさんの「特製うちわ」を濡らさないようにさっき買った半透明のゴミ袋で更にガードしたり、少しでも冷えないようにとゴミ袋1枚を腰巻風に巻いたりして点呼まで待ちました。顔もびしょぬれになって、化粧もはげ(笑)ものすごい状態。次の点呼は14時だったので、一度ホテルに帰って体を温めることにしました。整理券を持っていない人は、(この雨の中を開場まで)ずっと待つのか〜と感心しながら、今度はバスで山を降りました。バスは、途中のバス停から、一般のお客さんが乗るのを諦めるぐらいの超満員。標高333mというだけあって、道路もかなり勾配がきついですね。歩きで上ったり下りたりする人もいると聞いたけど、夏の日差しがきつい日は相当大変だと思います。
長崎駅前から市電を乗り継ぎ、ホテルに戻って昼食タイム。外にお昼を食べに行くほどの時間の余裕がないので、ホテルのレストランで済ませました。部屋に戻って、再び出発の準備。午前中履いていたスボンは、もう再び身に付けられる状態じゃなかったので、予備に持ってきていた半ズボンにして、足元は前の晩コンビニで買ったビーチサンダル(笑) 「絶対、買っておいたほうがいいから」と、ベテランのトトロさんに勧められたんだけど、ほんと買っておいてよかった。雨で崩れた顔をもう1度作りなおして(笑) タクシーで再び出陣!(A^^;) 実はこのとき1時35分をまわっていたので、ちょっと焦りました。道路が混んでいなかったので、10分ほどで着いて点呼に間に合いました。よかった〜。50代ぐらいのタクシーの運転手さんが、「俺なら、10万積まれてもいかねぇ。」と言ったのが可笑しかった。聞けば「気が短いから、待つのは絶対いやだね。」ということ。長崎人は短気が多いと、まさしさんが言っていたような(笑) それから「ここが福山雅治の実家だよ。」と教えてくれました。そう言えば、長崎出身の芸能人、著名人って結構いますね。三輪明宏さんとかも有名だし。
運転手さんには「今日は絶対無理だよ。」と言われたけれど、南の空やところどころに青空が見え始め、2時過ぎると雨がやんでカァーッと暑い日差しが照りつけてきました。ほとんどの人がレインコートを脱いで、日よけの帽子をかぶったりタオルを首に巻いたり。ピーススフィアの募金や、BSのアンケートなど始まり一段と賑やかになってきました。トトロさんが、飲み物とパンを差し入れに来てくれました。気配りが嬉しいですね。(トトロさん、ありがとう!)トトロさん、Takako−Mさん、Oさん、香川のKさんは、午後1時半すぎから整理券無しの列に並んでいました。
ピーススフィアの日付入りのキーホルダーセット(一部、ピーススフィアの募金となる)と、お祭でよく売っているペンライトにもなる光る腕輪を買いました。ちょっと高かったけど、テレビで見ていてラストでみんなが振っている様子がとっても感動的だったので、ぜひ買わなきゃと思っていたんですよ(笑)>ペンライト。
3時近くになるとリハーサルの音が聞こえてきました。トイレの後ろのほうに行くと見えるよと聞いたので、近くの人に荷物を見てもらって走って行ってみました(笑) まさしさんのバイオリンの音が聞こえましたが、フェンスに上っても見えませんでした。会場は、ゲートから下った場所にステージがあるのです。背の高いきりんさんには、まさしさんの姿が確認できたようです。いいなぁ。
開場は3時の予定だったのですが、天候の変化と準備に手間取ったみたいで1時間遅れの4時になりました。待っている間に、きりんさんの回りの人がホームページの話を始めたので、私も呼ばれて参加しました。私ときりんさんは305、306の連番だったけど違う列に並ばされてしまったので、ちょっと離れていたんです。名刺をいただいたり、ホームページの話をしたりして退屈せずに待つことができました。それにしても暑かった。朝から待っていた整理券無しの1番の列の人は、もうぐったりという感じでした。(ゲート正面から「整理券有り」が並んで300番で折返しだったので、「整理券無し」の列と向き合っていたのです。)やっと開場したら、なんとまさしさんの写真入り参加券をまるごと没収されてしましました。ショック〜!半券が戻ってくると思って写真を撮っていなかったんです(T_T) ああ、参加の記念になるはずだったのに〜。がっかり〜。(*後日、知合いが未使用券をゲットしてくれました。)
みんな既にレジャーシートを広げて、走る走る(笑) ブロックごとに誘導があると聞いていたけど、今回はそれも無かったようでした(A^^;) ビーチサンダルのサイズが大きくて(25・5cm)走りにくかった(笑) ちょうど真ん中のいい場所が、阪急交通社で募集していた「さだまさしツアー」用の「ツアー席」になっていました。左のブロックが空いていたのでそっちに行きたかったのですが、マイクで「右から詰めてください」と言われて、それに従ったのがまずかったみたい(A^^;) 前から4列めぐらいだったのですが、右端すぎたようで、レナさんの「特製うちわ」がテレビに映らなくて残念でした。
前の方は地面がぬかってグチャグチャになっていましたが、主催者側があらかじめ敷いてくれていたビニールシートの場所が取れたので、ラッキーでした。荷物を下ろして落ちつくと、一列目に「日大さだ親」のメンバーが! 私の年下のボーイフレンド(笑)のいっちゃんや、そーいっちゃんが座っているじゃありませんか!(A^^;) いっちゃんとは偶然行きの飛行機が一緒だったので、前日に話をできたのですが、そーいちゃんとKちゃんには2年前に1度会ったきりでした。
ずっと後方の売店のテント前あたりにニフティのメンバーが集まってきているのが見えたので、いっちゃんと記念撮影に参加しました。となりで「さだまさしML」のメンバーの記念撮影も行われていたので、きりんさんはそっちに参加しました。ニフティで集まってきたメンバーは、丸ちゃん、ぶらんこさん、ちゃーりーさん、吉田友彦さん、たっちーさん、masuさん、てぐみんさん、SKD(さだまさしに京成電鉄)さん、ふみちゃん、おんのじさん、ばななさんご夫婦、そのほかMLにも入っている方々。集合写真がぶらんこさんのHPにあります。
場所取りに夢中になっているときは気がつかなかったけど、ステージの右横に海が見えて空が広がっていてとても見晴らしがいいのです。そのあと、J・はぎはらさんに会い「生黄菜さんだ〜!」と歓迎され(笑)、流れ星おでん☆さんも加わり、もう交友関係入り乱れ状態(A^^;) そろそろ席に戻ろうかと思っているときに、松浦さだ吉さんにも会うことができました。原田泰治さんのサイン入り複製画を持っていたさだ吉さん、ハンドルのイメージにピッタリでした。さだ吉さんと少しお話をして席に戻ると、すぐにコンサートが始まりました。