夏・長崎から'99(感想)
コンサート・レポート
ネタバレ注意
1.長崎小夜曲
今年もオープニングはこの曲ですね。ホイッスルと出囃子のような(笑)♪タンタカタッタッ・・・という、宅間さんのパーカッションの音が聞こえると、みんな総立ちで手拍子が始まりました。ステージ前方からスモークが勢いよく噴出し、いやがおうにも盛り上げます。ところがスモークのせいで、元気に走り出してきているはずの肝心のまさしさんが見えないよお〜(A^^;)
まさしさんは、黒のタンクトップ、黒の半ズボン、ナイキの黒いソックス、黒いスニーカーと黒ずくめ。上に羽織ったグレーの地に赤や白の柄(花柄?)のシャツが素敵です。こういうまさしさんの少年っぽいファッション好きだなぁ。普通あの年齢だと、お腹のあたりから似合わなくなってくるのに(笑) まだまだ行けるぞ!(爆) 会場の右に左に手を振って、元気いっぱいです。まさしさんの大好きな「キャーッ」という黄色い声援も(笑) ステージ下手では、繁理さんやスタッフが総出で手拍子で応援しています。
「お帰り〜!」そうそう、この「お帰り〜!」を聞きたくて、はるばる長崎まで来たんです(笑) 嬉しい!! 私も(みんなも)大きな声で「ただいま〜!」と返します(笑)
<メンバー紹介>
パーカッション・宅間久善、ドラムス・島村英二、ギター・石川鷹彦、ベース・高水健司、ピアノ・倉田信雄、キーボード・吉田弥生、ギター・松原正樹
島村さんと吉田弥生さん以外は、25周年記念のWORLDコンサートのメンバーですね。倉田さんの真っ赤なシャツが目立つ!
MC
「あきらめてたろ?ほんとのこと言うと?(笑) 俺もあきらめたよ、さすがに。こりゃ、駄目かなと思ったけどね・・・世の中にはいろんなことがある・・・8日にこうせつさんがコンサートをやるんです(笑) すごく気になっていたんです。・・・そしたら台風の方で調整してます(笑) 冗談はともかく、奇跡的な回復をだれも思わなかった。ほんとありがとう〜!みんなの気持ちが台風を待たしている。精一杯頑張って行きまっしょう〜!」トークの途中から小雨が降ってきたけど、「大丈夫!朝のことを思えば・・・」と皆の意気を盛り上げていました。>まさしさん。
2.OK!
イントロで銀のテープが飛んで来ました。ちょっとした争奪戦(A^^;) 私のところには飛んでこなかった。残念! 前の列の人達は、なんとカッターナイフで人数分に切っています。まさか、このために持ってきていた?(笑)>カッターナイフ。
MC
「こういう天気もあるんだ!・・・市長も来てくれました。ありがとうございました。原田さんも来てくれてるぞ〜!盛岡から勝さんも来てるぞ〜!(笑)」いきなり名前を呼ばれ、ステージ下手で勝さん(らしき人)が照れていました(笑) そうそう、コンサート直前までピーススフィアのコーナーでサインをしてくれていたんですよね。>原田さん。前日、原田さんと同じ飛行機だったんですよ。長崎空港で原田さんを1mぐらいの距離でお見かけしたとき、思わず声をかけたくなってしまった(A^^;)
「朝ね、稲佐山見たら煙ってた。今日はお客さんの顔みえないコンサートになるんじゃないか(笑) どしゃぶりのコンサートがあったな?どこだっけ?・・・阿蘇の高森!・・・横殴りの雨で歌が歌えない。・・・それから野外の前の晩は、シャワー浴びながら発声練習するクセがついた(笑)・・・みんな元気で今年も帰ってきてくれた。計り知れない大きな心が守ってくれてるのかも知れない。我々の心の願いってものが、ときどきご褒美を貰えることがあるってことだね。」
佐田玲子
3.この手に夢を掴むまで
「お帰りなさ〜い」と言いながら駈けてきた玲子さん、ブルーの上着にピンクのミニスカート?のコントラストが綺麗。真っ赤なパンツに白のロングジャケットが元気で颯爽とした感じです。まるで友達を見つけた時のように手を振る玲子さん、とってもかわいいです。
玲子:「皆さん、おかえりなさ〜い。13回、トップバッターでやらせていただいて・・・最初兄貴が借金までして、なぜこんなことをやんだろうかとちょっと思っていたこともあるんです。・・・兄貴は、私には照れくさくて言わないけれど、皆さんの愛に支えられている・・・ほんとに嬉しいなと思っています。」
4.好いと
この曲大好きです〜。わかるなぁ、この気持ち。もしも愛する人が自分の傍を離れることで、その夢を実現できるのだとしたら、きっと私もそうしたい。「あなたの空を飛びなさい」って(*^^*)
5.感謝状(詩:佐田玲子/曲:さだまさし)
いつか、この歌を喜代子母さんに捧げる日が来るんでしょうね!>玲子さん
6.破(詩:曲/さだまさし)
98年のWORLDコンサートでも、ギターを弾いて歌ってくれました。この歌を歌うときの玲子さん、とってもカッコイイのです。歌は、お兄さんよりもうまいかも(笑) まさしさんは、時々下手に出てきて、玲子さんの様子を見守ったり、曲に合わせて踊ったりしていました。とっても可愛かった(笑)
MC
「高森町のコンサートをやったとき、お客さんは20cmくらいの水溜りのなかに座って聴いていました。・・・翌々日東京でレコーディングがあったんです。台風に直撃されているから、飛行機が飛ばない。金山(当時のマネージャー)に「車で行くわ。レンタカー借りてこいよ。おまえ行くか?」「いや、僕はちょっと・・・。」って言うんですよ(笑)・・・借りてきた車がすごい。踏み込んで100キロしかでない車。・・・11時間かけて名古屋についたらヘトヘト・・・新幹線のダイヤはずたずた・・・指定席も自由席もヘッタクレもない・・・こんななって、こんななって・・・もう疲れきって、レコーディングに行ったら・・・「まさし、エライ!」って言ってる中に金山がいるんだよ・・・「なんでおまえいるんだよ」「最終便が飛んだんですよ」(会場爆笑)
「こんななって、こんななって」と満員の車両での様子を、いつものようにジェスチャーを交えて楽しく話してくれました。天候の激変に準備が追いついていないらしくて、トークをおまけもしてくれたみたいですね。再び話始めたら、途中で準備OKが出たのか「いいところなんだよ。話の腰をなでるな(笑)」とスタッフに言ってました。金山さんは今、玲子さんのマネージャーなんですね〜。
ブレッド&バター
「どっちがブレッドでどっちがバターかわかりません」というまさしさんの紹介を受けて、B&Bのお兄さんの方が自己紹介(笑) 向かって右の黒の長袖の上着を着た方が弟さんの岩沢二弓(ふゆみ)さん、左がお兄さんの岩沢幸矢さん。すごくきれいなハーモニーです。
7.FINE LINE
8.SHONAN GIRL
9.あの頃のまま
B&B:「次の曲は、ピンクシャドウという曲・・・世界中の同じ日、同じ時間に、自分の影とか、恋人の影をピンクのチョークで塗りつぶして平和を祈る運動があったんです。それをヒントにして作りました。」
10.ピンク・シャドウ
そろそろ日が落ち始めて、影ができています。恋人の影をピンクのチョークで塗りつぶすなんて、カッコイイですね。歌の間、下手でまさしさんが踊っています(笑) 今度は、マスタード色っぽい半ズボンと同系色のシャツ。西日の中でほわっとしてみえます。中に着ている黒のシャツはさっきと同じかな?
MC
「「ピーターパン」という映画で、ピーターパンが自分の影を縫いつけようとして感激したんです。・・・お二人湘南ですよね? 湘南の遊びはシャレてる。ピンクのチョークで影を塗りつぶす・・・うちの身内は、影踏みしかしませんから(笑)・・・どっちが強いんですか?・・・ええっ?弟の方が強いんですか!うちと同じじゃあ、ありませんか!(笑)」
11.特別な気持ちで(I just called to say I love you)
もともとは、ブレッド&バターのためにスティビー・ワンダーが作ってくれた曲だったとは! 知らなかったなぁ。でも、もったいなくなってくれなかったとか。「あんがい、スティービーせこいとこあるねぇ。」と正直なまさしさん(笑) 作詞はユーミン。
MC
「一番遠くから来た人?どこから?・・・札幌!すごいねぇ!・・・え!?ドイツぅ!?」驚きのあまり、思わず目が点になって一瞬言葉につまってしまったような感じでした(笑)>まさしさん。4列目で何か食べている人がいて「食ってるねぇ、あんた。4列目で食うっていうのは、かなりの勇気(笑)」と突っ込まれていました。あとで知ったのですが、掲示板での知合いでした(笑) 「意外な人がこんな時間に出てきます。イントロがでた瞬間にわかる人です。その人は、3年続けて(笑)・・・「まさしがもういいって言うまで毎年来るよ」(加山さんを真似て)・・・来年からホストになるってことですよ!一見、返し、馴染み、今回から馴染みですから。・・・「何でもやりますよ」(笑)(加山さんを真似て)・・・それで暑さになれるリハビリに入ります(笑)」
今回のBS中継は、19時から20時の間がニュースで中断するから、加山さんはそれに合わせて早く出ることになったんですね(笑)
加山雄三
加山さんは、白のカジュアルな綿シャツをオーバーシャツにして、ズボンも白。さすがに加山さんは、みんなの待遇が違うみたいで(笑)総立ちで迎えます。
12.君といつまでも
時間的にもこの歌にピッタリで、有名な台詞のところでは「ワーッ」と歓声があがりました(笑) 聞くところによると、後ろのほうで「いいだろ」と言われて「ヤダ!」と叫んだ男性がいたとか(A^^;)
加山:「台風を止めちゃいました!僕は晴男なんです。・・・台風にもかかわらず、こんなにもたくさんの人が集まって来てくれて・・・台風をも乗り越えられる人たちが集まっている(笑)」
13.お嫁においで
まさしさん以外の人が歌っているときも「レナさんのうちわ」を出していたので、もしかしたら玲子さんや加山さんには見えたかな?(笑)>うちわ。 まさしさんは、下手でスタッフや勝さんと楽しそうにモニターを見ていました。
14.夕映えの恋人
15.光進丸
16.すばらしき夢(withさだ)(作詩:さだまさし/作曲:弾厚作)
加山:「はじめてさだ君のために曲を作りました。どんな詩がついてくるかなってとっても楽しみにしていたんです。こんなにすばらしい詩がつきました。」
はじめに書いた詩を、「長崎から」で加山さんが歌うことを想定して、雄大な感じに書きなおしたとか?>まさしさん。なるほどこうして聞くと、加山さんにお似合いの詩ですね。途中で登場してきたまさしさんは、ブラック、ブルー、紫、黄色のボーダーの幅が広いTシャツ、ライトブルーの半ズボン。海の家で休憩中のお父さんみたいな感じ(A^^;) 加山さんと肩を組んで歌っていました。
「(名古屋のWORLDコンサートの)加山さん、かっこよかった!「君といつまでも」を僕が1コーラス歌ってせりふを言うときに、加山さんがせりふを言いながら現れるんです。かっこいいよねえ! 加山さん、ああいうかっこいい出方してくださいね。さっき、(加山さんが)「まさし、お前まだタンクトップ着れるなあ、いまにたるんでくるから」って、そういう情けないこと言わないでください(笑)」
加山:「あれ、タンクトップというんですか?ただのランニングだと(笑)」(座りこんで笑うまさしさん)「昨日、僕、リハーサルの時、草履はいてきたんですよ。畳の敷いてある草履。僕のミュージアムで売っていて、湘南で流行っているんですよ。「あ、いいですね」っていうから、プレゼントする、サインして置いていくからって言ったら、ニャツと笑ってね。「また加山さんを踏んづけて歩ける」って(笑)」
「加山さん、これからが綺麗な夕焼けですよ。」 加山:「奇跡だね!」 「奇跡第2章といいましょうか。ひとつ伝説が生まれました!」 加山:「思いは自然界にも通じる気がしますね。」
17.サライ(withさだ)
谷村さんの作詩、加山さんの作曲で24時間テレビから生れた曲ですね。しみじみといい歌。
MC
「この風じゃ暑くはないな・・・来年苦労していただくとして(笑)・・・憧れていた人が、僕のために長崎まで来てくれる。・・・持ちつづけていれば、夢とは呼べないくらい強いものになる・・・強い夢は必ず叶うとはいわないけれど、持ち続けていれば近づくことはできる。」
はじめて加山さんのコンサートに親友の「のりちゃん」(安西範康さん)と行ったいきさつ(お互いに好きな女の子に振られて、しかたなく二人で行った)などを話していました。
尾崎亜美
18.Lead the Way to Love
ノリノリの曲で登場してきた尾崎亜美さん。長い髪をゆるい三つ編みにして、コーラルピンクの衣装がハッとするほど鮮やかです。小さい体で元気いっぱいに歌っていて、すっごく若い感じ。
亜美さんも長崎空港でお見かけしました。到着ロビーで真っ赤なTシャツを着た茶パツのお兄さんが「さだ企画御一行様」と書いた紙を持って立っていたので、同じ飛行機だったいっちゃんと一緒に、近くで様子をうかがっていたの(笑) 目の前ですれ違ったとき「どっかで見たことがある人だなぁ。」と思ったけれど、すぐには気がつかなくて、30秒ぐらい経ってから「あ、尾崎亜美!」と気がつきました。すっぴんだったけど、やっぱり綺麗でした(笑)
19.ボーイの季節
20.オリビアを聴きながら
おお!カラオケの定番じゃないですか!(笑) 本物を生で聴けるなんて嬉しい! 中継では切られてしまったけど、1番と2番の間奏でハプニングが起こりました(笑)
尾崎:「すみません。誰か、タオルを持ってきてくれませんか?涙が・・・」弾き語りで歌っているうちに、感極まったのか泣いてしまったみたいです。>尾崎亜美さん。バスタオルを持ってきたスタッフが、尾崎さんの顔を拭いてあげます。「すみません。鼻水も。」会場は一気にほのぼのとした雰囲気に。まさしさんも控え室から飛んできたみたいで、笑いながらその様子を見ていました。そのときのまさしさんは、白っぽいTシャツに、同系色のスボンにサスペンダーをして、体操のお兄さん風でした(笑)
歌い終えて、「きっとパンダみたいになってると思う。はずかしい〜。」という尾崎さんに、「かわいい〜」と声がかかります。「かわいい?40過ぎているのに(笑)」
尾崎:「イヤなことがあったとき、つい投げやりな態度を取ったりしてしまうけど・・・扉をバーンって閉めたりとか・・・自分の陣地を持っていたらいい・・・このコンサートも皆さんにとって、1年に1度の「心の陣地」なんでしょうね。」
21.泣きたいような気分で
22.I WANA DO MORE
MC
さっき見たTシャツ、ズボンのスタイルに丈の短い白いジャケットをはおって出てきたまさしさん。「尾崎亜美、ありがとう〜!僕は、昔から彼女の声が好きで・・・。後ろのほうにクレーンのカメラがあります。これが高くて心配なんで、あんまり高く上がらないでよって言ってるんだけど・・・モニターで皆さんの様子を見ていたんですよ。夕焼けが綺麗です。・・・皆さんも、その綺麗のモザイクの中に入ってます。」
雪村いづみ
肩を出した純白のミディアムドレス。裾がチューリップのようにつぼんでいて、すっごく可愛らしい。上半身はキラキラ光っています。ビーズ刺繍かな?ヘアはアップにして毛先を華やかに遊ばせています。すっごく若い感じ。かわいい〜! 今年62歳だったっけ?(A^^;)
23.「ピアノのお稽古」
吉田弥生さんのピアノとのセッション。早口言葉とピアノの早弾きとの一本勝負です。さて、勝ったのは?(笑)
24.「青いカナリヤ」
これは雪村さんの代表曲ですね。「歌いつづけて46年、売れたのは4つだけ。その中の1曲です(笑)」と謙遜気味に話す雪村さん。
MC
今度は白のジャケットを色違いの赤に替えたまさしさん。「雪村さんは、僕ら(歌手)の誇りですよ。」
雪村:「エッ?ホコリ?」 ドレスの裾についたホコリを払うしぐさをする雪村さん。
「どうしてそんなベタベタなボケをするんですかぁ(笑)・・・僕は歌って踊れるシンガーになれないから、歌って喋れるシンガーになった(笑)・・・台風が近づいてきたときに、誰だろうと思ったんですよ。新人はいつも疑われるんです。1番怪しい(笑)・・・雪村、雪、雨かんむり(笑)・・・いづみちゃん、キレイ! 暗いと間違うよ(爆)・・・暗いと、間違うっていったい何を間違うんだろ(笑)」
25.「秋桜」(詩・曲/さだまさし)
さすがの歌唱力です。情感たっぷりの魅せる聴かせるステージです。
26.「約束」
雪村さんが30数年間、歌いつづけてきた曲。雪村さんにとって「大切な一曲」ですね。
27.「虹〜Singer」(詩・曲/さだまさし)
雪村:「さださんが私のために作ってくれた曲です。10年に1度の傑作とご本人が言っておられました(笑)」
この歌は、ほんとに雪村さんにピッタリ。歌詩も、雪村さんの半生を見るようです。(興味のある方は、雪村いづみさんの著書「虹になりたい」(潮出版社1,200円)を読んでみてね。まさしさんの話も出てきます。)
ゾクゾクッとするほど、素敵です。ほんとに傑作ですね!
MC
「「雨やどり」を準備しておくんだった。(催促の拍手に)だ〜め!歌わないよん!(笑) ・・・降ってきましたね。今のうちに雨具の支度をしてください。・・・今日は、雨は、さだが引き受けます。」雪村さんが歌い終えた直後から、再び雨が降り出しました。私もレポート用ノートを仕舞ってしまったので、メモもここまでです。ここまで雨が止んでいたのは奇跡的だとまさしさんが言っていました。まさしさんは、今度は淡いグレーのスーツ。上着の身ごろの一部に白い生地が使ってあって、中は生成りっぽい色のTシャツ。ライトの加減で違う色に見えているのかもしれません(A^^;)
さだまさし
28.長崎小夜曲(ボサノババージョン)
雨が激しくなって、会場はざわついています。皆が慌ててレインコートや雨カッパを着ている間も、まさしさんは雨に濡れながら、ステージをリズムに合わせて右左と歩いて歌ってくれています。しかし、こんなに落ちつかない場面での長崎小夜曲ボサノババージョンは珍しいでしょうね〜(A^^;)
やっと、まさしさん用のテントが設営されました。きっと準備はできていたんでしょうけど、出すタイミングが遅れたのかな。まさしさんの肩が結構濡れているのがわかります。「これね、大変なんですよ。重しもしっかりしないと飛んでいっちゃって危険なんです。」
29.無縁坂
この歌を生で聴くのは、久しぶり! この曲の途中でBS中継が再開しました。
30.精霊流し
ご当地で聴くこの曲は、尚更しみじみとしますね。
MC
「8月1日の朝日新聞を見て頭を殴られたような気がした。エノラゲイ(B29)が、小倉が曇っていて目的地が確認できなかった・・・第2目的地の長崎に落とした・・・そのことだけじゃない・・・沖縄まで戻る帰る燃料が残っていなかった・・・4.5トンの爆弾を持って帰るのが大変だったから、長崎に落とした。・・・この記事を読んだとき、被爆者だった叔母を思いだし涙が出た・・・叔母が繰り返し言っていた「原子爆弾だけを怨んでもいけない。戦争を怨まなきゃいけないんだ。・・・自分の中の悪魔を退治しなきゃいけない」を思い出します。・・・原爆の悔しさばかりをアピールしても未来は見えない・・・長崎から未来に向けて発信するのは何だろう・・・ピーススフィアを観光ゾーンに置きたい・・・一所懸命募金活動を続けて、今日で5000万円を突破しました・・・市民運動でこれだけの募金はすごい・・・来年中にはせめて、せめて起工式をやろう・・・長崎に平和の門ができることが僕の願い・・・今あなたが1番守らなければいけない人の笑顔を思い出してほしい・・・その笑顔を守るために自分に何ができるか考える時間を作ってください。」
熱弁でした。幾度も振り上げるこぶしが、朝日新聞を読んだときのまさしさんの気持ちを表しているよう。5000万円か〜。とうてい建設資金には届かない金額ですよね。まさしさんが「来年こそは」と何度も言いあぐねたのは、そのせいでしょうか。負けるな!>まさしさん。
31.ムギ
この日の「ムギ」は、すっごくせつない気がしたな〜。
32.佐世保
小田和正さんの代わりに、玲子さんがコーラスを付けていました。
MC
「人間はいっぱいなんか頑張れないから・・・ちょっと、ほんのちょっと、ちょっとなら無理がきくんです。この年でも(笑)・・・だからほんのちょっと頑張ろう。・・・生きてることは、ほんとに尊いこと・・・村下孝蔵さんが突然亡くなりました。・・・今はね、夏の屈指のイベントだけど、13年前初めてこのコンサートをやったとき・・・第1回目のゲストが村下孝蔵さんでした。ギターを弾くのが大好きで、ギター三十数本残して46年の短い命を閉じました。・・・彼には、もう1度このステージ帰ってきてほしかった。・・・音楽にライバルはないと僕は思ってます。・・・それぞれが登山家・・・村下さんは登山仲間だった・・・村下さんの登った山は、ちゃんと「村下」という頂になった。」
33.初恋〜村下孝蔵さんを偲んで〜
村下さんの代表曲で、私も1番好きな曲。2番は会場も一緒に歌いました。村下さんの歌を歌ってくれてありがとう!思わずホロっとしてしまったのか、ちょっと歌につまっていましたね。>まさしさん。
34.桜月夜
野外のせいだから仕方ないけど、バイオリンの音が逃げてしまう感じです。でも、この曲のバイオリン、何度聴いてもシビレます(笑)
35.主人公
なんかいつも以上にいいです。諭されてるって感じ。やっぱりまさしさんには「きれいな歌」がよく似合う。
MC
「今日はね、どんな天気になっても曲数だけは減らすのはやめようって・・・たっぷり楽しんで早めに帰っていただくには・・・どうでもいいしゃべりを割愛しよう・・・スタッフが1番苦労しました。・・・あと3曲でお別れ!・・・うん、気持ちはよくわかる。・・・まだまだ来年も再来年も続きます。皆元気で帰ってきてくださいね・・・来年元気で会うっていう約束で、つらいことをもうちょっとだけ頑張って!・・・みんな苦労してる・・・金の苦労はさだや加山に勝てるものはない(笑) ・・・個人的にもみんな苦しみを持ってる。何にも持ってないって人はいない・・・からだの元気は、心の元気がひっぱります。来年も元気で帰ってきて!」
36.天然色の化石
いつだったか新聞で、鮮やかな色の恐竜もいたらしいという記事がでていましたね。この歌で1番好きなところは、「あなたと僕が並んで化石になったとしたら、二人がこんなに深く愛し合っていたことに、誰か気づいてくれるだろうか」というところ。時の流れの中で、人の営みはなんてささやかなのだろう。会場は、もう総立ち。最後に、緑の小さなペンライトがたくさんステージ前方から勢いよく飛び出しました。中継では、音しか聞こえなかったみたいですね。
37.まほろば
みんなペンライトを振っています。買っておいてよかった(笑) この歌は、たぶん一生で1番好きな曲かも。誰しも避けることができない「心のうつろい、はかなさ」を歌いあげてる名作だと思う。
38.修二会
やっぱりこの曲がきましたね。今年のWORLDの盛り上がり部分を持ってきたのね。ラストは、松明のような火が吹きだして、音にもびっくりしたけど感動でした。私にとってはじめての野外だったので、幕が降りないで、まさしさんが手を振りながら下手に引き上げていくのが、すっごく印象的でした。
「まさし」コールと拍手の中、まさしさん登場
「来たくて来たくて5年待ったとか、7年待ったとか・・・全部足すと何年待たせたんだろう・・・そんな思いが、奇跡的な・・・最後まで守ってもらいました。・・・みんなの力です。ありがとう!・・・来年が楽しみになるよねぇ(笑)・・・こうして出会えました・・・僕は原田泰治さんに会いに行こうと思ったんですよと言ったら、「それはしちゃいけない! 無理に会いに行っちゃいけないんだよ・・・会わなきゃいけない人とは、必ず会うように出来てるんだよ。・・・俺達、会えたじゃないか!」なかなか渋いことを言う原田さん。ピーススフィアのために、今日もずっとサインをしてくれました。・・・今日の仲間達に盛大な拍手を!・・・いつものように心をこめて歌います。」
私も13年待ったようなものですね。ほんとは、まだ子供を置いていくのは無理かなと思っていたけど、思いきって行ってよかった「長崎から」でした。たくさんの人と出会うことができ、普段のコンサートではなかなか見られないまさしさんも見ることができました。「会わなきゃいけない人とは、必ず会う」なんだかじ〜んとくる言葉ですね。
<EC1>39.祈り(出演者全員合唱)
2番をゲストがワンフレーズずつ歌います。ブレッド&バターのお二人が歌詩を間違えてしまい、あわててまさしさんが一緒に歌い出す場面も(A^^;) 雪村さんは、黒のキラキラしたロングドレス。胸が大きく開いていて、とってもプロポーションがいいんです。玲子さんは白い清楚な感じ。最後に雪村さん、尾崎亜美さん、玲子さんと、女性とは抱きあって喜びを表したまさしさんでした(笑)
<EC2>40.広島の空
そうそう、やっぱりこの歌を聴かないとね。朝日新聞報道があったから、「繰り返さないで〜」のリフレインが聴くほうもよけいに胸に沁みる感じ。まさしさんは会場中に見えるようにと、大きく手を振って素敵な笑顔を見せて引き上げて行きました。時間的には、まだ9時10分ぐらい。たしか30分までは中継があるから、またアンコールに出てきてくれるかもとみんな思ったらしくて「まさしコール」が止まなかったんですけど、まさしさんはちょっと出てきて「みんなごめんね」というようにお辞儀をして行ってしまいました。
コンサートが終わって
思ったより早めに終わってちょっと残念だったけど、雨は上がったとはいえいつまたぶり返すかわからないお天気で、ゲストを早く下山させたかったしスッタフも撤収が大変だったからでしょうね。仕方ないか。物足りなく感じたのは、やっぱりトークは短かったせいかもね(A^^;) 一所懸命歌ってくれたまさしさんに感謝! 始まるまでは長くて大変でしたが、始まってみれば凝縮した時間でした。やっぱり「長崎から」には、参加しなければわからなかった魅力があります。来年も参加したいなぁ。
帰りは、(ピストン輸送の)バスで下山。ほとんど最後のグループだったので、座ることができました。実は、なんとか「お見送り」できないかと(笑)、きりんさんと会場脇の車道で待っていたのでした。現地スタッフのお兄さんに「会場整理をします。退場してください。」と追い立てられながらも粘っていたら、ゲストの車が何台か行ったあとにまさしさんを乗せたハイヤーが! ちょっと車道から離れてしまっていたので、あまりお顔は良く見えなかったけど手を振っていました。>まさしさん。きりんさんは、走って行ってちょうどよく間に合ったみたい(笑) 「レナの特製のうちわ」は、テレビには映らなかったけど、お見送りでも大活躍でしたよ!貸してくださってありがとう!>レナさん
稲佐山を下りて行くときの、バスから見た夜景がすっごく綺麗でした。ほんとに宝石箱みたいなんですよ。その宝石箱に突っ込んで行くような感じです。「宝石箱に身を投げたような港の夜」とはまさに!!
今回はほとんどメモを取らなかったので、間違いがあったらごめんなさい。コンサートも楽しめ、素晴らしい夜景を眺め、観光もできて「聖地巡礼」を無事済ませることができました。長崎でお世話になった皆さん、ありがとうございました。(旅日記「まるまツアーIN NAGASAKI」はこちら)