Flight No.0024トップページへ 愛車フェアレディZ33にサスケを乗せて…
…………………………………………………………………………………………………
Top > With SASUKE> 番外編No.03-a

□■ 写真はコチラから ■□
No.03-a
Trip to Siretoko

第1章「知床は遠いのだ!」の巻き




北海道はデッカイドー!(笑)
札幌から弟子屈まで約350km
2011.9.9(fri)〜11(sun)
「知床ドライブ旅行」1日目(9/9)

特別番外編:夫婦2人で行った「知床ドライブ旅行」の旅行記です。長いです。(笑)
サスケはドッグホテルでお留守番だったため登場しませんのであしからず。


知床半島。北海道の数ある観光スポットの中でもココは特別な場所。数が少なくなった貴重な野生動物や原始的な自然景観が残る秘境として世界遺産にも登録され、その豊かな自然は訪れる人々を魅了する。
2011年2月。辺り一面が真っ白な知床を訪れた私達夫婦もまた、海を埋め尽くすほどの流氷や野生動物(オジロワシ、オオワシなど)を見て、その雄大な景色と美しい自然に魅了されたのでありました。そして、あれから約半年…
「辺り一面が緑色の知床も見てみたい!知床峠をドライブしたい!」
そんな気持ちがフツフツと沸き、「いつか行けるといいな〜」と口にするように…。そうこうしているうちに8月も下旬、「あぁ!北海道の短い夏が終わっちゃう!」という焦りから、一気に知床旅行の話しが進み、「(ワタクシ2号が)仕事を辞めて時間的に自由がきく今こそ、行くべきなんじゃ?行くなら今だよ!今!今行かなくてどうする!」と、気持ちは一気に急上昇↑↑(笑)気が付けば泊まる宿を探し、サスケを預けるホテルを予約。地図を片手にドライブコースを検討。あれよあれよという間に日にちが迫り、荷物をまとめて、いざ出発〜!!と、こんな経緯で、知床ドライブ旅行は始まったのでした。

へっぴり腰のサスケをホテルに預け(←理由は9/11の日記ページをご覧ください)、さぁ、旅の始まり、始まり。今回の旅行は、飛行機でひとっ飛びした2月の時と違い、交通手段が車なので、道中のドライブを楽しむのも旅の目的の1つ。ただその分、時間は掛かる。(苦笑)
そう、「北海道」って一括りにされるけど、その大きさは半端ない!道外の人からしたら、北海道の有名な地名は知っていても、「じゃぁ、札幌からそこまでの距離ってどれくらい?」と聞かれてもピンとこないし、わからないよね?ちなみにドライブで行く場合、札幌から旭川や富良野で片道2時間コース。札幌⇔帯広で片道3時間半コース。釧路(道東)や函館(道南)になると片道4〜5時間コース。かなり遠い、札幌⇔知床(道東)や札幌⇔稚内(道北)で7時間、根室(最東端)なら何と8時間くらい掛かるのだ!(※時間は「休憩なしでイイ感じに走り続けたとして」の片道の所要時間だよ)
つまり、一気に知床まで行くのはあまりに無謀!行けないことは無いけど疲れるだけだし、それじゃぁ道中に何の観光も出来ない!っという事で、1日目の移動は「養老牛温泉」までと決めた。目指すは、湯宿「だいいち」だ〜。
※養老牛温泉は左地図の「弟子屈」より東に20kmほどのところにあります

札幌では雨がポツポツを降り始めて微妙な天気。雨のドライブは嫌だなぁ。道東に行くにつれて天気回復しますように!行きは道東自動車道を走るルート。日記にもよく登場する毎度おなじみの道で、途中の高速道路がまだ繋がっていないため、夕張ICで一度一般道におりて、再び占冠ICから高速道路に乗るルートだよ。
トイレ休憩で寄った夕張の道の駅メロードで、炭鉱どら焼き「たんどら」をペロリ。そして、昼食は占冠の道の駅。ここにある農場系レストラン「ふらいぱん」が美味しそうで以前から気になっているんだけど、我が家が到着する時間はいつも営業前。だからまだ食べたことが無いんだよね。(笑)で、今回も『準備中』。残念!仕方がないので、向かいのおにぎり屋さんで、おにぎりと枝豆コロッケを買う。ここのおにぎり大きくてなかなか味も美味しいのだ。コロッケは枝豆なだけあって薄っすら緑色。こちらも美味しく頂きました〜。
お腹も満たされ、気分は上々!順調なドライブ。天気はというと…雨がポツポツ降ったり、止んだり。色んな雲が入り混じって、見たことないような空が広がっているよ。黒い雨雲、ホイップみたいなグレーの雲、サ〜っと流れるような白い雲…みんな混在。バックミラーで後方を見ると青空も広がっている。不思議な天気。

十勝平原のSA。いつもサスケを遊ばせるドッグランがあるサービスエリアだ。「さぁ〜サスくん、ドッグランに着いたよ〜」と冗談で言ってみる。うわぁ〜ん!(ノД`)自分で言っておいて寂しがる私。(苦笑)サスケ、どうしてるかな?ボーダーちゃんと仲良くなれたかな?など考えながらトイレへ。トイレから出てくる頃にはサスケの事はスッカリ忘れ、横にある森に夢中の私。ゴメンよ、サスケ。(笑)
微かに聞こえるドラミング音。近くにキツツキ種がいる!1号とわくわくしながら、森の横の小道(プチ散策路になっている)を歩く。ここのSA、実は野鳥ポイントなのだ。地元の小学生が作ったバードテーブルがたくさん設置されていて、いつかユックリ見てみたいと思っていたんだよね。サスケがいると、なかなか落ち着いて小道を歩けないから、今回がチャンス♪すると、やっぱりいた!木を突く音の正体、アカゲラちゃん。そして、その先のどん詰まりにあるベンチに目をやると…、ん!何かいる!?
なんと、なんと!北海道での初めての出会いとなるシマリスだーッ!エゾリスのほうが興味があったから、これまで日記などでシマリスについてはあまり触れてこなかったけど、先日エゾリスとの遭遇を果たしたので、次はシマリスだ!と思っていたところ。これは嬉しいぞ!エゾリスより一回り小さく、シマシマ模様がキュートなリスらしいリス♪うは〜!嬉しい出会いに大興奮!でも、カメラを車に置いてきちゃってたから写真は無しだ…と諦めかけた、その時!1号の手にカメラが!(←1号が普段仕事で使ってるカメラ)森へ消えるシマリスちゃんの姿を何とかパシャリ!でかした、1号!

ノンビリと森を眺めていたいけど、先を急がねば!再び車を走らせる。道東道の最終地点「足寄」まで行って、そこからは国道241号を走る。以前(7/2)オンネトーまでは行ったけど、さすがに日帰りだったからその先にある阿寒湖までは足をのばさなかった。だから、今回は阿寒湖に立ち寄ることに決めていたョ。
私達夫婦はあまりお土産とか買わないし、土産品にも興味無いタイプ。(笑)普段なら完全にスルーするであろう『アイヌコタン』(アイヌのお土産・民芸品店がズラリと建ち並ぶ所)も、今回は旅のついでに珍しくブラリと見学。たくさんの木彫りの民芸品を見て回る。が、しかーし、案の定1つも買わず。(笑)民芸品よりも店先にいた犬や猫に興味ありありな私なのでした。
この時点で14:45。ここから目的地の養老牛温泉までは、まだ少々距離がある。宿のチェックインは13時から可能だから、もう宿を目指しても全く構わないんだけど、このまま直行するのも勿体ない!夕食に間に合えばOKなので、時間の許す限りドライブを満喫するのだ!
っという事で、真っ直ぐ宿には向かわず屈斜路湖方面へ寄り道。更にそこから津別峠へ。展望台までのドライブを楽しんだよ。誰もいない津別峠の展望台。お城のような建物の上が展望スペースになっているんだけど、その建物の無機質な感じに「トイレすら無いんじゃないか?」と思ったら、なんと中にはトイレは勿論、軽食コーナー、食事スペースまであったから驚き!オバちゃん1人で対応してました。宣伝しなさ過ぎでしょ!せめてソフトクリームの置物くらい外に出しておきなよ〜!と突っ込みたくなるクールさ。(笑)ちなみに、寒くて寒くてソフトクリームどころじゃなかったけどね。展望台から屈斜路湖と山々を眺め、寒い気温と強風に凍えて、色んな意味で超クールな津別峠の売店をあとにしたのでありました。

第2章「観光しながら道東へ」の巻き

雨だけはヤメテ〜
雨だけは降らないで〜(汗)






小さくて可愛い♪
エゾシマリスさん、初めまして!






かなりクールです
何も飾ってないし、ノボリもない…


第3章「素晴らしいお宿」の巻き




この川にフクロウが来るのだ!
窓の外には綺麗な川が!




行者ニンニク〜(*´д`*)
では、前菜から頂きま〜す♪


く…苦しいぃ〜
満腹になること間違いなし!
日も暮れかかり、いよいよ本日の最終目的地、養老牛温泉の「だいいち」さんへと向かう。実はここ、2月の知床旅行の時にもお世話になった場所。そう!シマフクロウやエゾクロテンちゃんに大興奮したお宿です。(何それ?って人は「番外編No.2」を見てね)他にもたくさんの野鳥やキタキツネなど、野生動物達を宿のロビーから見ることができ、本当に貴重な体験&楽しい時間を過ごさせてもらった思い出の宿なのだ。
我が家が再びこの宿に泊まろうと決めた理由は「動物」だけじゃない!お料理は豪華で絶品だし、お風呂は最高!色々と考えられた部屋の造り、備品などの嬉しい気配りがたくさん!そして何より、働いているスタッフの人達の雰囲気&接客がとても良かったから。とにかく総合的に素晴らしい宿なのです〜。
今回は、「川側で眺めの良い部屋(洋室ツイン)」を用意して貰った。小さめの部屋とはいえ、本来なら結構イイお値段がするんだけど、平日のキャンペーン中だったらしく、なんと一番安い部屋と同じ料金で泊まれちゃったから超ラッキー!
お部屋は相変わらず色々と工夫された造りで、雰囲気も素敵♪私的にかなり嬉しかったのが、部屋の中に贅沢な洗面スペースがあったこと!大抵の場合、部屋の外(入り口扉付近のトイレ脇)に洗面スペースってあって、ちょっと薄暗かったり、狭かったり、小物があまり置けなかったりするでしょ?あの造りだと、せっかくの旅行なのに、部屋にいる1号とのお喋りもままならないし、TVは見られないし、なんだか隔離されているようで、いつも「あぁ!この時間、勿体ない!」って思っていたんだよね。
だけど、今回みたいに部屋の中に洗面スペースが確保されていると、同じ空間で1号とお喋りやTVを楽しみながら、イスに座ってユックリ髪をセットしたり、洗顔や化粧もできる。これは本当にイイ!しかも鏡は巨大。アメニティグッズも豊富。スペースも広くて色々と物が置ける。でもって横にある大きな窓から自然光が入るから明るいし、外に目を向ければキラキラと流れる川&美しい緑!何度も言うけど本当にイイ!

宿の大絶賛はまだまだ続く。(笑)お次は夕食だ〜♪前に来た時と季節が逆だから、多少メニューが違ったりしたけど、基本的な流れは一緒。んまぁ〜、とにかく豪華で品数が多い!そしてどれも美味。味付けは決して凝り過ぎず、かといって単純なワケではなく、程良く品があって繊細だよ。
そして、ヤマメにサクラマス、サンマ…と、とにかくお魚尽くし!実は、魚があまり得意ではない私。(苦笑)だけど素材そのもの美味しさが格別なせいか、難なくペロリ♪生魚なんて滅多に食べないけど、前回「ヤマメの活造り」の美味しさに感動したので、今回もチョイスしてしまった!まだパクパクしてるヤマメ…。あぁ、命を美味しく頂けるってありがたい!カニも豚丼も美味〜。私としては何気に前菜盛り合わせがGOODだったよ!
でも、もうお腹ははち切れる寸前。く、苦しい〜。浴衣に巻いた帯がキツイ!満腹になったところで、ロビーの寛ぎスペースに移動して食後のコーヒー。窓の外の暗い森に目を凝らしたけど、今回は残念ながらシマフクロウは見られなかったョ。ちなみにテンちゃん達も夏なので森に帰ってて不在でした。

そうそう、忘れちゃいけない!ここ、お風呂も最高です。(笑)特に露天岩風呂!私的にちょうどイイお気に入りの岩があって(笑)、その岩に座ってお湯に浸かっていると、いつもは「カラスの行水」な私でもノ〜ンビリと入っていられるから不思議。長風呂したから1号に驚かれたよ。
でも、もっと驚きなのは、この私が1日に2度も(食事の前と後)温泉に浸かったってこと!「え?それって驚くことか?」って思うでしょ?あはは。(苦笑)
実は、お風呂(温泉)も特に興味がない私。その理由は、スグのぼせて具合が悪くなるから。だから、シャワーで全然OKなのだ。そんなワケで、温泉に来てもお風呂は特別楽しみでも何でも無い!(キッパリ!)…っという私が、2度も入ったもんだから自分でも驚き〜。生まれて初めてかもしれないね。いや、大袈裟じゃなくて、ホントに。(笑)新館、旧館どちらのお風呂も堪能させて頂きました♪
で。そんな慣れないことをしたせいか、どうやら靴下を忘れて帰ってきてしまった模様。家に帰ってきてから気が付いたよ。パンツじゃなくて良かったワ。(*´д`*)テヘ。

さぁ、いよいよ、明日は知床だ!初日のドライブ疲れを消すためにも、早めに就寝しましょ。1号、道のりの大半を運転してくれてありがとね。我が家から持参したマイ枕「スキナモン」(←私の「心の友」の名前だよ。笑)をセットし、スヤスヤと眠りにつく2号なのでした。

※2日目はコチラから!
※写真はコチラから!