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トップページ> 音楽> レビュー> 2006年> 4月
April, 2006
Blind Melon
Live At The Palace
01. Galaxie
02. Toes Across The Floor
03. Tones Of Home
04. Soup
05. Soak The Sin
06. Change
07. No Rain
08. Wilt
09. Vernie
10. Walk
11. Skinned
12. Time
公式サイト(英語)
Release Date : 2006.04.04
ディスコグラフィ
今は亡きオルタナティブロック・バンド、
ブラインド・メロンのライブ盤です。
1995年10月11日のライブから12曲が収録されていますが、
バンドの中心人物であり、薬物の過剰摂取で死んだ
シャノン・フーンの命日が1995年10月21日ですから、
亡くなる10日前の声ということになりますね…。

もったいないなー、すっごくもったいない!!
こんなにかっこいいライブをしてたのに、
この10日後にポックリ死んじゃうなんて…。
もったいなさすぎる。
それに、この1995年当時、彼らはオリジナルアルバムを
2枚しか出していなかったので、ライブで演奏された曲も
その2枚の中からのものだけですもんね。
こんなに素晴らしい一体感のある音楽を、もっともっと
ほかの曲もたくさん聴かせてほしかったよー!

聴けば聴くほど、残念な思いでいっぱいになります…。

フツーの人がこのライブ盤を聴いてどう感じるのか
わかりませんけど、1曲目の"Galaxie"が始まる瞬間、
カラダがムズムズすると思うんですよね〜。たぶん。
飛び跳ねずにはいられない、みたいな躍動感満載なんです。
あー、オレも生ブラインド・メロンを体感してみたかったなぁ、
10年前に!

10年前っていったら、オレは22歳か…。
当時聴けてたら、人生変わったかもな!?
いや、ほんと、大げさでなく、そう思う。

でもなー、今さら思うんですけど
シャノンたちが薬物に溺れた原因のひとつに
この時期に発表されたアルバム『Soup』の評判も売れ行きも
芳しくなく、ライブの動員も思うように上がらなかったことが
あると言われているんですよね。

あのアルバムは、とんでもない完成度なのに!
いまだに愛聴してるんですけど、オレ。
このライブだって、すごくかっこいいのに!
これからの愛聴盤になりそうなんですけど、オレの。

なんで?なんで??
当時は、なんで評価されなかったんだろう?
不思議です…。

ピカソとかも、死後に作品が評価されたりしてるんでしたよね?
そういう才能ある芸術家が生み出す作品と、
それを評価できる「時代性」が一致しないことって
ちょっと悲しいですね。

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なんか暗いことばっか書きましたけど、
この音を聴いてれば、そんな気分も吹っ飛びます!
イヤなことは忘れて、今を楽しもうやないか♪
posted on 2006.04.28
▲TOP
Tift Merritt
Tambourine
01. Stray Paper
02. Wait It Out
03. Good Hearted Man
04. Ain't Looking Closely
05. Still Pretending
06. Write My Ticket
07. Your Love Made A U-Turn
08. Plainest Thing
09. Late Night Pilgrim
10. I Am Your Tambourine
11. Laid A Highway
12. Shadow In The Way
公式サイト(英語)
Release Date : 2004.08.24
この名前、なんとお呼びすればいいのでしょうか?
ネットで検索すると「ティフト・メリット」という
フリガナが出てきたんですけど、それでいいのかな?
まずそこからクリアにしておかないとね、
失礼にあたりますから、
こんなかっこいい音楽を作る女性に対して♪

というわけで、
アメリカ西海岸風のアコースティックロックというか
カントリーが半分混じったようなアメリカンロックというか
シェリル・クロウとボニー・レイットを混ぜて若くしたというか、
(ご両人には失礼な書き方ですが。アハハ)
とにかくすべてがオレ好みでございます。はい。

こういう音楽をプロデュースさせたらピカイチの
ジョージ・ドラクリアス、
こういう音楽をミックスさせたらピカイチのジム・スコットや
マイク・キャンベルにマリア・マッキー、ゲイリー・ルーイスなど
錚々たる面々がバックに控えて作られた、このアルバム。

悪いわけがない!

"Wait It Out"を筆頭に爽やかなドライブ感が抜群で、
乾いた耳ざわりがいかにもアメリカ!って感じです。
こういうの好き。ウキウキワクワクします。
でねー、そんなドライな雰囲気の中に、管楽器が入ってきたり、
黒人女性の極太コーラスが絡んできたりすると、もうサイコー!
今すぐアメリカに向けて飛びたくなります。マジで。

いやー、こんな素晴らしいアルバムが
2年も前に発表されていたのに
今の今まで知らなかっただなんて、
オレの人生の中での大きな損失だ!
とは、言い過ぎですけど、言い過ぎではないのです!
なに言ってるのかわかんなくなってますけど、

とにかくいいのです!!

こんな傑作を聴くと、アメリカって
やっぱりすごいなと思わざるを得ません。脱帽。
本作は2ndアルバムなので、デビュー作も聴きたいなぁ〜。
予算、なんとか回せないかなぁ〜。
posted on 2006.04.25
▲TOP
Mozez
So Still
01. Feel Free
02. Baby Blue
03. Troubled Mind
04. So Still
05. Spinning Top
06. Somehow Now
07. Getting Better
08. Take The Sun
09. Fuzz (Feat. Nightmares on Wax)
10. Venus Rise
11. Beautiful Day (Feat. Henry Binns from Zero 7)
12. Stay Beautiful
13. If I Fall
14. Eternity
公式サイト(英語)
Release Date : 2005.10.10
世の中にはたくさんの音楽があって、それぞれに対して
さまざまなジャンル分けが存在しています。
ポップス、ロック、R&B、クラシック、ジャズ、演歌などなど。
そのジャンルの中にはさらに細分化されたジャンルがあって、
ファンが、自分の好みの音楽を見つけやすいようにされている
と同時に、音楽を作る側も「ジャンル」という枠を意識して
音楽を作らざるを得ない状況が多いのではないかと思います。

オレはパンクロックでデビュー(ヒット)したんだから、
ずっとその路線で行かなければならないんだ…!みたいな。

ま、そういうのもありだと思います。
でも、そうでないのも、ありだと思うんです。
この音楽は、ジャンルを超えて、とにかくいい!
「グッドミュージック」というジャンルがあれば、
そこに入れておきたい!と思わせてくれるような、音楽。

今回紹介するMozez(モーゼズとお呼びすればいいのかしら?)の
デビューアルバムも、まさにそんな「グッドミュージック」です。

ジャマイカ生まれの黒人アーティストである彼は
小さい頃からゴスペルに親しみつつ、ソウルミュージックが
大好きだったみたいです。
(マーヴィン・ゲイ、オーティス・レディング、フランク・シナトラ)
で、今から10年ほど前、あるジャーナリストの結婚式で歌ったことが
きっかけで、音楽業界に入ることができました。
その後、イギリスのテクノユニット(と呼んでいいのかしら?)
Zero 7と出会い、彼らのアルバム『Simple Things』に全面的に参加、
この作品は世界的に注目されることとなりました。

で、今回、待望のソロデビューを果たしたわけであります。
(最近までその事実を知りませんでした。不覚!)

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この人の特徴は、なんといっても、声です。
深ーーーーーくて、地響きにも似た、
超安定した低いトーンの声。
この声で、ささやくように、優しく歌われると
腰が砕けそうになります。クラックラきます。
ソウルというか、ラウンジというか、R&Bというか
どのジャンルにもあてはまるし、どのジャンルにもあてはまらない
まさにグッド・ミュージックであります。
まったりした夜、部屋を暗くして、お酒でも飲みながら
ひとりの時間を楽しむもよし、女性をくどくもよし、
ドライブのBGMに使うもよし、子守唄にするもよし。
心地よい時間を過ごすためのお供として、使い道多数!

とても静か(So Still)で、うっとりする音楽です。
posted on 2006.04.08
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