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トップページ> 音楽> レビュー> 2005年> 9月
September, 2005
Mr.Children
I Love U
01. Worlds end
02. Monster
03. 未来
04. 僕らの音
05. and I love you
06. 靴ひも
07. CANDY
08. ランニングハイ
09. Sign
10. Door
11. 跳べ
12. 隔たり
13. 潜水
公式サイト(日本語)
Release Date : 2005.09.21
日本音楽界の最高峰に君臨する、ミスチルの最新作。
今年のミスチルは、夏にAP BANKとしてのイベントを
開催したり、野外フェスティバルに出たり、
秋から冬にかけては全国ドームツアーを敢行したりと
非常に精力的に活動してるみたいですけれども、
そんな躍動感がそのまま乗り移っているかのような
アルバムに仕上がっていると思いました。

特に気に入っている曲は、"Monster"です。
最近のミスチルって、どうも「清廉潔白」というか
「マトモな正論しか言わない」雰囲気があるような
気がしてて、いまいちピンとこない点も多々あった
んですけれども(その思いは後半で改めて述べます)
"Monster"のような、暗くて攻撃的で
"ニシエヒガシエ"的な鋭いビートを刻む曲が入っていると
アルバムの印象もググッと変わってくるんですよね。
しかも2曲目ということで!非常に好感度アップ。

もうひとつ挙げるとすれば、"隔たり"ですかね、やっぱ。
こんな歌は今まで聴いたことがなかった気がします。
非常に直接的な歌です。はい。
コンドームすらつけずに愛を求め、それに応じる男と女。
0.05ミリの壁すら排除したいと願う欲望。ということで。

オトナだわ。うん、オトナです。

-----

と、なかなか好感触なアルバムなんですけれども、
やっぱなぁ、なんかなぁ、足りない気がするんだよなぁ。
なんか、今のオアシスに感じるモヤモヤと同種のものを
感じるんですよ、ミスチルには。
人それぞれ、ミスチルに求めているものって違うと
思うんですけれども、オレの場合、どっちかというと
トゲトゲしいミスチルが好きなんですよね。
(だから"Monster"を絶賛するわけです!)
そのトゲトゲしさがあるからこそ
彼らの持つ優しさや博愛の精神が
より一層引き立つっていうか、
そういう対比が欲しいなと思うわけなんです。

でも、どーもここ数作、いや、
桜井さんが病気から復活してからというもの、
ミスチルの中から「毒気」が減りましたね、確実に。
「毒気」という言葉を「ロック」に置き換えてもいい。
「毒気」よりも「安定感」、「ロック」よりも「ポップ」に
傾いているように聴こえるんですよ。
(実際、インタビューなどでは「ポップでありたい」趣旨の
 発言をしているそうですが)
以前見たライブでも、同じような疑問を感じたことを
思い出します。あれはすでに「ライブ」ではなくて
「ショー」になっていたから。
あれは「ロック」ではなくて「ポップ」だったんだな、って
今振り返るとわかります。

ミスチル、このままこの方向でいっちゃうのかなぁ〜。
以前のように「ポップ」と「ロック」を両立させることは
できないのかな〜。
と、今回は敢えて絶賛しないレビューをば。
posted on 2005.09.29
▲TOP
Kanye West
Late Registration
01. Wake Up Mr. West
02. Heard 'Em Say
03. Touch The Sky
04. Gold Digger
05. Skit #1
06. Drive Slow
07. My Way Home
08. Crack Music
09. Roses
10. Bring Me Down
11. Addiction
12. Skit #2
13. Diamonds From Sierra Leone
14. We Major
15. Skit #3
16. Hey Mama
17. Celebration
18. Skit #4
19. Gone
公式サイト(英語)
Release Date : 2005.08.30
カニエ・ウェスト。28歳。
現在、アメリカのR&B界で最も影響力のあるプロデューサー。
昨年のグラミー賞でも旋風を巻き起こした人物、だそうです。

そんな蟹江敬三(*)、もとい
カニエ・ウェストのソロ第2弾アルバムが本作。
全米ビルボード・アルバムチャートで、ぶっちぎりの初登場1位
を記録しているわけですが、オレの注目ポイントは少し違います。

どこかのインタビュー記事に書いてあった
「プロデューサーにジョン・ブライオンを迎えて制作した」
というのが購入の決め手になりました!
カニエ曰く
フィオナ・アップルのアルバムが好きだったから、
 ジョンのことを探し出した」んだそうで、
オレはこの発言を目にして、カニエくんを一気に
気に入ってしまったのです。

っつうか、この発言を見ると
R&Bど真ん中の人でも、ジャンルなど関係なく
いい音楽はちゃんとチェックしてるものなんだねぇ〜
なんて感心してしまいますね。
「R&B系は性に合わない」とか言ってる場合じゃねえな、オレ!

というわけで、早速繰り返し聴いておりますが…、

すげぇかっこいいですよ!コイツ!!
まるでタランティーノ映画のサントラかと思うほど
かっこいいです!(オレの中ではかなりの賛辞)
マッタリ感、ドッシリ感と疾走感が同時並行的に味わえる
んだから、なんか楽しいです!
ずばり『ジャッキー・ブラウン』だな、これは。
こういう「映画的」に聴こえるところが
ジョン・ブライオンの功績なのかな?どーだろ?

ゲスト・ミュージシャンも豪華(らしい)。
マルーン5のアダム(すげぇピッタリ!)とか
ジェイミー・フォックス(レイ・チャールズ!)とか
あとはブランディという女性の声が非常にいいの!
ブランディって有名ですよね。初めて聴いたけど、
いい声してます!

そして、ラップだけでなく、
バックトラックのメロディがいいから
聴いてて全然飽きないですね。
サンプリングしている曲も、すごく感じがよくて、
耳に馴染みます。

うん、蟹江、いい!


(*)蟹江敬三
日本を代表する名脇役俳優。
posted on 2005.09.15
▲TOP
Craig David
The Story Goes
01. All the Way
02. Don't Love You No More (I'm Sorry)
03. Hypnotic
04. Separate Ways
05. Johnny
06. Do You Believe In Love
07. One Last Dance
08. Unbelievable
09. Just Chillin'
10. Thief In The Night
11. Take 'Em Off
12. My Love Don't Stop
13. Never Should Have Walked Away
14. Let Her Go
公式サイト(英語)
Release Date : 2005.08.22
イギリスR&B界のトップ・アーティスト、クレイグ・デヴィッド。
「R&Bは体質に合わない」ことを宣言している、このオレをも
魅了してしまう、ポップでスウィートなナイスガイの新作です。

いや、ほんと、マジで、
この耳ざわりの良さはクセになりました!

ヒマつぶしにネットで見かけたインタビュー記事を読んで
「へぇ〜、コイツ、実はいいヤツなんじゃない!?」と
感心したのが始まり。
その後すぐにオフィシャルサイトへ行って、
この最新作の試聴をしてみたんです。

そしたらもう、一発でメロメロにさせられました。
オレがオンナなら、その場で目がハートになったかも!?
というくらい、甘くてかっこいい声が聴こえてきましたから♪
即座に衝動買い決定。

こういう音楽を聴いていると、

「オトコに必要なのは優しさだ」

と感じずにはいられません。
普段、ロック系をメインに聴いてると
優しさよりも攻撃性というか「オトコらしさ」というか
そっちのほうに目が行ってしまいがちなんですけど、
クレイグ・デヴィッドの、酸いも甘いも噛み分けた
経験豊富なイケメンの醸し出す「優しさ」には、ググッときますね。
こういうのを「包容力」っていうんでしょうね。
なんか、温かい毛布に包まってる感じがするもん。するもん!

オレもこの包容力を手に入れたいと思います。
このアルバムは、そんな力が必要となったときのための
勝負CDとして常に携帯しておきたいくらいです。

アメリカ産のユルユル、ダラダラなR&Bはダメだけど、
こんなUKソウルなら全く問題ない!これは新発見。
posted on 2005.09.08
▲TOP
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