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トップページ> 日記> 2002年> 4月> たっくん、ベルギーへ
たっくん、ベルギーへ
posted on 2002.04.19(Fri.)
こんにちは、たっくんです。

今年の1月末から10日間ほど、
仕事の関係でベルギーへ行ってきました。
ketsuくんから
「ネタがないから書いてくれ。頼むぅ!」と土下座して
お願いされてしまったので、仕方ない。
ここでエピソードを披露したいと思います。

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ルフトハンザっていうドイツの航空会社の飛行機で、約15時間。
辛かったぁ。気が狂うかと思った。
酒飲んで、寝て、飯を3回食って、死ぬほど食わされて、
一回の食事が2時間もかかるんだってば!

で、とにかくベルギーのブリュッセル空港に到着。
フランクフルトだと日本人もいっぱいいるんだけど、
ブリュッセルには日本人がゼロ!寂しいぃかったぁ。

ベルギーの1月は冬で(名古屋並みに)寒くて、
本来なら毎日小雨が降るはずなのに
オレが行った時には天気が良くて、暖かかったんだね、これが。
いわゆる異常気象ってやつ。

空港には職場のマネージャーさん
(ベルギー人・40歳ぐらい・ウルトラマンみたいな顔)
が迎えに来てくれて、
ブリュッセルから40kmも離れたワーテルローというところに
泊まったのでした。

ワーテルロー。
ワーテルローの戦いってのがありました、むかし。
ナポレオンがどっかの国とすごい戦争をしたところです。
ここにある丘は、今でも有名な観光名所だそうです。

ホテルに入って、テレビのスイッチを入れてみました。
いきなりのフランス語。
実際には40chもあって、
もちろん英語のチャンネルもあったんだけど、
リモコンの使い方がわかっておらず、テレビはずっとフランス語。
いきなり帰りたくなった…。

いちおう仕事で行っておりますので、次の日から仕事です。
会話はすべて英語。
聞くのは割と聞けるんだけど、全然話せないんだよね。
時差と、言葉と、食生活の違い、
もういろいろな理由で、辛かったっす。

まず時差がカラダから抜けなくて!
行ってる間、ずっと日本での生活時間と4時間ずれてました。
夜10時に就寝、朝6時にパッチリ目が覚める。
非常にイヤな起き方です、オレにとっては。

そして、食事ね、やっぱり。
昼食が、毎日フランスパンのサンドイッチなの。
噛めば噛むほど、口内で流血!
固い!
でも、ほんとにうまい。
パンだけは(!)、マジでうまいのよ。
行ったばかりのときは、「米食いてぇ!」と思ってたのに、
(スーツケースの中には、カップラーメンとかも入ってたのに)
今思うと、パンだけはうまかったなぁ。
晩ご飯は、さきほどのウルトラマン似のおじさんなどに連れられて
アメリカ料理〜タイ〜和食〜ギリシャ〜イタリア〜ベルギーと、
毎日日替わりに食べさせてもらいました。

パスタがうまかった!
うまかったんだけど、なにしろメニューが読めない!
で、どうやって注文したかというと…、
テキトーです。

で、ベルギー料理がすごいんっすよ!
なにがすごいって、アムール貝がバケツ一杯に出てくる!
アムール貝のワイン蒸しやらクリーム似やらが出てくるんだけど、
1/3食ったところで、もうカンベンしてくれ!
もうすこしで貝柱になってしまう!
って思ったもん。

まぁ、そんな感じでベルギーでも
いろんな国の料理が食べられます。

ひとつ言い忘れた!
デザートが甘い!とにかく甘い!
チョコが必ず出てくる!
カンベンしてくれ。

週末には、自分の適用能力を試すために、
わざわざ独りで首都ブリュッセルへ行ってきました。
タクシーなんか使わないで、バスに乗ってね。
事前に目的地の場所とか
ブリュッセル周辺の交通地図を聞いてたんだけど、
それでもバス停には
フランス語とオランダ語が両方書いてあるもんだから、
どこがどこだかわっかりません!

なんとかバスに乗って、料金を払い、
目的地である(たしか)ポルトデヘルというところに着きました。
降りてから、ブランドショップが立ち並ぶ
ルイザ通りというところをブラブラと。
トイレに行きたくなって、地下鉄のトイレに立ち寄ったんです。
そこでびっくり!
ベルギーでは、トイレに入るのにお金が要るんです。
日本円にして、1回50円ぐらい。大でも小でも。
しかも!
トイレの入り口におばあちゃんが座ってて、
カネを集めてるんですよね。
おばあちゃん、一日中トイレの前に座ってるらしい…。
びっくりですわ、ほんとに。

その後、王宮を見物、ベルギー最大の観光名所である
グランプラスというところに行きました。
出張みやげのチョコを買いにね。
グランプラスとは、周囲を古い高層建築に囲まれた広場。
夜、そのグランプラスでご飯を食べたんだけど、
とにかく光がキレイなの!
何と言っていいかうまく言えないんだけど、とにかくキレイ。
ベルギーに行ったら、必ずここに行ったほうがいいよ!
(日本人にも2,3人会いましたし。)

で、ここはGODIVAチョコの発祥の地で、
日本だと1個200円とかするようなチョコが、ここでは100円!
さすが本場!
でも、現地の人が薦めるのは、NEUHOUSEっていうチョコ。
あまりに薦められたので、買っちゃいました。
10箱以上。出張も辛いよね、こういうとき…。

これでこの日の用事は終わり。
ここからは帰り道ね。
グランプラスからポルトデヘルまで、けっこうな距離があるので
疲れてしまったオレは、地下鉄に乗りました。
ところが!
どっち方面の電車に乗ればいいのか、わからん…。
仕方ないから、キョロキョロしながら、
そこらにある交通地図に書いてある
フランス語を穴が開くほど見て、
20分もかかってようやく電車に乗れた。

で、なんとかポルトデヘルにたどりつきました。
ちなみに、ベルギー南という駅周辺には、
子供のスリがたくさんいるので注意!

そこから、例のバスです。
またしても、バス停がわからず、バスの到着時間もわからず…。
30分探して、待って、ようやく乗れました。
乗りました。
今度はどこで降りるのかがわかりません!

ベルギーのバスは、基本的に日本と同じように、
降りる一つ手前でボタンを押して
「降りたい!」と運転手に伝えます。
またまた、ところが!
降りるバス停自体は、周りの風景でなんとなくわかるんですが、
一個手前のバス停がどれなのかがわからんのです!
なので、ずっとキョロキョロしてました。
しかも、押したところでほんとに止まってくれるのか
信用できなくて、心配で心配でたまらんかったです。

やたらと暑かった、冒険の一日、終わり。

こんな調子で、毎日ヘロヘロでした。

話が長くなってしまったので、終盤に飛びます。
帰りの日。
ヘロヘロ出張もそろそろ終わり。
それなのに、お金がない。
手持ちのお金が55ユーロ。
日本円にして6600円ぐらい。
どうやって帰るの?
ホテルから空港までのタクシー代が55ユーロぐらいかかるらしく、
まさにギリギリ。
でも、とにかくタクシーに乗らないといけないので、
カードを使えるタクシーを呼んでもらい、とにかく乗ることに。
タクシーはベンツ!
日本の半分ぐらいの値段で買えるらしい。
デカイ!
乗り心地サイコーでした!
しかも、運ちゃんはめちゃ大柄で、ヤクザみたいなおっさん。
「こいつは、オレのことを、ちゃんと生きて空港まで
連れて行ってくれるのか?」
と震えながらも、ご機嫌をとるために先にチップを渡しました。
生きるか死ぬかイチかバチかの大勝負!

その後、運ちゃんは上機嫌でしゃべりかけてきました。
が。
英語がさっぱりわからず、愛想笑いしかできなかった…。
それはそうと。
メーターはチャクチャクと上がり、空港に着いたときには、なんと!
57ユーロ。
ギリギリじゃないですか!
ドキドキしながら
「Can I use the credit card ?」って言ったら…

OKでした。ホッ。

帰りの飛行機では耳の激痛に耐えながら、なんとか無事到着。

結局のところ、ベルギーと日本なら、やっぱ日本だね。
言語と食。特に言語ね。
これが大事なんだと思い知らされました。
しかし。
来年の春ぐらいに、たぶん2年ぐらいの間、
ベルギーに行くことになりそうです。
それまでは、毎日英語の勉強です!
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