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初めてのキャバクラ |
posted on 2002.04.14(Sun.) |
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4/13土曜日、21:00ごろ(たぶん)
ketsu、28歳。 サラリーマンになって、もう7年目に突入したみたいです。 ちょうどそんな話をしてて、自分でもビックリしましたわ!
28年も生きてるのに、
行ったことがない場所なんてたくさんあります。 で、今日、未開の地へと足を踏み入れてしまいました。 その場所とは・・・、
キャバクラ
です。 はい、ここで退場したい方はすぐにお帰りください。 興味のある方は、続きをどうぞ。
キャバクラ。 行ったことがありませんでした。 お恥ずかしい限りです。 今まで何をしてきてたんだろ、オレは? バカ、バカ、バカ! ついに今日、ロストバージン♪ムフッ。
というわけで、モリオくんの先導のもと、
しっかりと値段交渉をしつつ、お目当ての店へ到着。
緊張するヒマもなく店内へ入ると…、お客さんが少ない!
女の子達が、店内の隅のほうに固まって座りながら
自分の出番を待ってた。 なんか、寂しいねぇ。 と思いながら一番奥の席へと通される。 メンバーは、モリオくん、ヤスさん、K2の3人。 カロノくんは、来ませんでした。 当たり前だけどね、なにせ新婚さんなんだから。
なにしろ初めてなもので、キャバクラというものの
仕組みもシステムもさっぱりわからん。
きょろきょろしながら(←挙動不審)、 これから何が起こるのかを待っていた。
男の店員さん(ああいう人もホストと呼ぶのか?)から
何かを言われたあと、女の子が3人やってきた。 ここでわかったこと、その1。
1.キャバクラ嬢は、一人につき一人ずつ付く。
キャバ嬢@ 可もなく不可もなくといった第一印象。 鈴木紗理奈を崩したような感じ。
こういう人なら緊張しなくて済むわ、ってのが
率直なところ。 とつぜん、嬢@が 「(あなたの)目がきれい!」 と言ってきた。 "はぁ?"って思わず口から出てしまったほど、ビックリ。
そんなこと、生まれてこのかた
一度も言われたこと、ないわ、ボケ!
2.キャバクラ嬢はお世辞を言う。が、そのお世辞はヘタすぎる。
ついでに、オレの顔がキリンに似てるとも言ってたっけ。
誉めてるのか、巧妙にかわしてるのかがわからなかった…。 キリンって、どんな顔よ?
10分ほど経過。 どうでもいいことを話しつづける。
嬢@は、自分のヒザ小僧を、
オレの太ももあたりにくっつけてきながら
「もうイヤだぁ〜」とかいいながら、
オレの二の腕辺りをパシパシたたく。
3.キャバクラ嬢の得意技、それはボディタッチ。
わざとだとはわかってても、なんかうれしいもんだよね。ね?
最近、そういう経験がなかったもので…。
21:00になったところで、
テーブルの前にあるスペースを使って 「ショー」が始まるんだそうだ。 なにしろ初めてなもので、興味津々。 ワクワクしながらスタートを待つ。
スペースの脇から、ヒラヒラの衣装を着けたキャバ嬢5人が、 踊る。踊る。踊る。
シロウトの目から見ても、
割とうまい人とヘタな人の違いが一目瞭然。
おまけに、最近のアイドルの歌を踊りながら歌う
キャバ嬢の、歌がヘタ。 これはけっこう致命的。
でも、みんな、すごく一生懸命踊ってたので、
たとえヘタクソだろうとも許してあげようという気分になれた。 もうね、目がマジなの、みんな。キラキラしてるのよ。
4.キャバクラで、一切のヌードは、ない。
キャバ嬢A 「ショー」が始まる直前に、嬢@と交代。 目鼻立ちがはっきりした、いかにも「お水!」って感じの嬢。 「ショー」の間、約10分ほどかな、となりに座っていてくれたけど、
オレがあまりに「ショー」に集中していたため、
ほとんどしゃべらず。
嬢Aが、ヘソ曲げてなければいいんだけど…。
「ショー」が終了してからは、ketsuへの基本的質問をし、 そのあとは、K2からひたすら質問をする。 質問というのは、ほとんどが「ショー」について。 もう、すごい食いつきの良さでしたよ、オレってば。
・ソロで踊れる人は、どうやって決めるの? →踊りのうまい/ヘタではなく、お客さんを多く獲ってくる子が踊れる ・嬢たちの中にも、ランク付けがあるの? →もちろん!ご指名があるごとに1ポイント加算される。 ・ダンスの練習は、いつ、何時間やるの? →昼の1時から始まって、3時間から5時間ぐらい練習する。 プロの振付師が来て、教えてもらう。 嬢Aは、個人的にヒップホップと社交ダンスも習ってる。
・「ショー」の最中、男性店員のみなさんが大声を上げてたけど、
アレは何? →踊ってる女の子の応援よ。 「ユリちゃ〜〜ん!」とか言って呼んであげてるの。 (オレには、何て言ってるのかが、さっぱり聞き取れなかった。)
などなど。 とっても勉強になりました。ほんと、勉強になった。
で、また10分ほどお話したところで、
男性店員さんから嬢Aに対してお呼びの声がかかる。 「じゃあ、ケータイの番号と、メールアドレス聞いてもいい?」 だって。 「じゃあ」ってところが、義理っぽくていいよね、アンタ。
5.キャバクラ嬢は、別れ際に電話番号を仕入れ、
自分のものも教える。 ただし、嬢の番号は「仕事用」である。
(「個人用」のは別。当たり前か。)
ちなみに、嬢Aは、一切のボディタッチがなかった。 オレが嫌われてただけなのか、もともとそういう主義の人なのか。 いろんな攻め方があるらしい。
キャバ嬢B
かわいい。タイプ。 というか、以前好きだった女の子に、どことなく似てた。
オレは、いつの間にかこんな感じの子が
好みになってきてたんだなぁ。(しみじみ)
嬢Aとはうって変わって、「お水」っぽくない、
純真そうなしゃべり方で非常に好感が持てる。 でも、化粧はバッチリ濃いぃし、ボディタッチも抜け目なく、 案外やり手なのかもしれない。
キャバクラに入る前に、ヤスさんから 「キャバクラ嬢の言うことを、信用するな!」と言われてたので、 だれが話すこともなんとなく半信半疑で聞いてた。 嬢Bは、 「わたしぃ、この店に来てまだ2週間なんです♪」 とか、 嬢B:「(オレに対して)彼女とか、いるんですか?」 K2:「・・・(泣)、嬢Bは、彼氏いるんでしょ?」 嬢B「彼氏がいたら、こんな仕事なんてしてませんよ!?」
などと言いつつ、この業界に入ったいきさつみたいなのを
軽く話してくれたけど、 "ほんとはどうなんだか!?"と疑いの目で見てたかも。
6.キャバクラ嬢の言うことは、信じちゃいけない(ほんと?)。
でも、嬢Bの話は信じたい気もする。 でも、そう思わせるのが手口なのかもしれない。 あぁ、お水の世界を理解するのは難しいね。 去り際に、ケータイ番号交換の儀式を急いで済ませて、終了。
キャバ嬢C
たしかに、4番目の嬢が隣りに座ってたんだけど、
オレの記憶の中から、
この子だけがすっぽりと抜け落ちてしまってる。 どんな子で、どんな話をしたかも、まったく覚えてない。 酔いが相当まわってたのかなぁ??
7.キャバクラ嬢は、容姿が似てる場合が多いため、
見分けがつかない。
このへんで、男性店員がモリオくんのもとへやってきて、 なにやらコソコソと相談を始めた。 なにが起こったのか!?としばらく待ってると、男性店員さんが 「今日の女の子の中で、一番気に入った子の名前を言ってください。」 と聞いてきた。 へぇ、そんなシステムなんだぁ。 これで、嬢Aの言ってた"ポイント"を決めたりするのかな? 要するに投票ってことね! と思い、K2は嬢Bの名前を告げた。
おまけ
ここでお勘定を済ませ、あぁもう終わってしまうのか…
と思っていたところ、 なんと、嬢Bがこっちへ戻ってくるではないか!? どうやら、さっき名前を告げた子たちが最後のお相手をして、 お見送りをするというシステムらしい。 3人とも、お気に入りの嬢たちと最後の数分間を過ごした。 嬢Bは「どうして私を選んでくれたんですかぁ〜♪」 と、なにやらすごくうれしそう。 むむ、これも演技か?と思いつつ、 「え?タイプだから。」 とは言えず、なんとかお茶を濁すオレ。ガキっぽい。 キャバクラに来てまで、恥ずかしがってどうする?バカ!
8.結局、キャバクラはお酒を飲んで
キャバ嬢とお話するところ。お触り厳禁。
ホッとしたような、物足りないような、残念なような、
複雑な気分でお店を出た。でも、しっかり酔っ払ってたけど。
ここで働く女の子たちを見てると、いろんなタイプの子がいて、 いろんな接し方があって、いろんな話術があったりして、 勉強になった。 これは趣味ではなくて、あくまでも仕事だもんね。 ヤスさんも、こう言ってた。
「あそこは、擬似恋愛をするところよ。」だって。 のめり込んではいけないのです。
あ、ちなみに、モリオくんやヤスさんの様子がどうだったのか、 はっきりしたことはわかりません。ほんとに。
人のことを見てる余裕が、あまりなかった…。
話を途切れさせてはいけない!という
(変な)使命感に燃えてたもので…。
話は長くなりました。 が、まだもうちょっと続きがあります。 もうちょっとガマンして読んでね。 |
4/14日曜日、15:00ごろ(たしか)
モリオくんのマンションをあとにし、
ヤスさんと渋谷109の喫茶店で 肩身を狭くしながらお茶を飲んでた頃。
ケータイのバイブが震えた。 番号を見ると、未登録の知らない番号。
もしや?と思い、
昨日キャバクラでもらった名刺(の裏に書いてある番号)を 見たところ、あぁ、やっぱり!嬢Bからの電話だった。
最後のご指名を受けた嬢のみが、
電話する権利を与えられるっていうシステムなのか、それとも?? なにしろ初めてなもので、どうしていいものかわからず 結局電話に出ずじまい。
ヤスさんに「どうしよ〜?」と聞いたのが早いか、 K2は「わかった、メールにしとく。」と勝手に決めちゃいました。 で、カンタンなメールを書いて送ったら、 速攻で電話がかかってきて。 ヤスさんに「どうしよ〜?」と聞きもしないで、 電話に出ました。
〜しばらくお話、中身はないしょ〜
要するに、「また来てね!」ってことでした。
ヤスさん曰く、 フツー、そういう電話には出ないんだそうです。 その後、やたらと電話がかかってきて、うっとうしいからだって。 あぁ、そうなんだぁ。
9.キャバクラ嬢の営業活動は、その翌日から始まる。
でもこれは、ヤスさんの言うとおりの「純粋な営業活動」なのか、 それとも、営業活動を超えた「愛」の始まりなのか。 ねぇ。どっちだろ?
あぁ、自分で書いててもなんだかアホくさ…。 でもでも、密かに期待してみたいなぁと思う自分もいたりしてね。
こうやって、いろんな勧誘にもだまされてきたんだっけ、オレ。 懲りてないね、ほんと。 こうして、キャバ嬢にメロメロになって、全財産を注ぎ込んで、 そのままポイッと捨てられてしまうバカ男が出てくる昼ドラ、
ありそうな感じぃ…。 |
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April,2002 |
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