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村上ワールドというのは、とても奥が深い。
もっとわかりやすく言うと、わけがわからない。
10代半ばの少年で、ジャズに詳しいヤツがいるのか?とか ソーダクラッカーが好物だって?とか、 (わたくし、ソーダクラッカーというものを食べたことがありません。) あんな小難しい哲学みたいなことを語り合うヤツがいるのか? とか、言い出したらキリがないかもしれません。 (実際、朝日新聞の書評にはそんなことが書いてあった。バカ。)
でもね、でもね。
あれだけわけのわからん世界を、
しかもパラレルに描きながら、 最終的には見事なまでにひとつにまとめちゃったでしょ?
長編小説を読むときの醍醐味を、
これでもか!と味わわせてくれたでしょ!
ナカタさんとか星野くんみたいな庶民派な人たちも (ナカタさんを庶民と言っちゃっていいのかどうかは???)
親しみやすく書いてあるし、
若者はレディオヘッドも愛聴してるみたいだし、大いにけっこう!
吸い込まれるように読めました。 |
posted on 2002.10.18 |
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