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シニアのクルマ旅
kenharuのキャンピングカー参考情報
最終更新日:160521 

ブログ「キャンピングカー日記」に掲載した記事のコピーが含まれます

№44 5~6月は自宅暮らしを
№43 キャンピングカー内の結露とカビ対策
№42 郵便物の配達を止める不在届けについて
№41 ダブルタイヤのカムロード登場
№40 クルマ旅のお三度さん
№39 クルマ旅暮らしの節目
№38 発電機なしでも電化生活は可能
№37 キャンピングカーの良さは「どこでもドア」
№36 省エネ車載テレビ
№35 男のロマン、女のガマン・・・夫婦でクルマ旅を続けるために
№34 5年目の北海道
№33 サブバッテリー「ブライトスターをジェネシスの交換」の顛末
№32 サブバッテリー4個並列接続の実証テスト(サブ大容量化)
№31 冷蔵庫のスピード霜取り方法
№30 サブバッテリー選びの失敗
№29 北東北の温泉パスポートつき雑誌
№28 ゴミ捨ての地域事情
№27 クルマ暮らしは健康的
№26 クルマ生活の「ご近所」
№25 サイドオーニングは必要か
№24 キャンピングカーで地デジを受信する
№23 究極の節水料理法
№22 飯炊きは圧力釜に決定
№21 「楽珍ご飯」の評価
№20 長旅のゴミ処理法
№19 1年を10倍に生きる方法
№18 キャブコン、夏の車内温度
№17 くるま旅で無料入浴出来る雑誌
№16 キャンピングカーの横転事故
№15 キャンピングカーのシニアマーケット
№14 キャンピングカーの電力事情
№13 キャンピングカー旅は身体に優しい
№12 ソーラー発電の実力
№11 車泊にオートキャンプ場は割高
№10 クルマ旅の電気・ゴミ・水
№9 背高で林道が通れない
№8 高さ制限への対策
№7 カムロードのバースト事例
№6 キャンピングカーは安眠出来るか
№5 カセットトイレの使い勝手
№4 キャンピングカーの選び方(バンコンとキャブコンの違い
№3 米国環境省推奨の耳セン
№2 「振られ」「バースト」対策
№1 キャブコンの重さとタイヤの負荷能力


№43 
5~6月は自宅暮らしを(160521)

毎年5~6月は自宅暮らしをしている。
この時期は、自宅に居なければならない用事が多いからだ。
まずは税金の支払い・・・住民税、固定資産税、自動車税。
それに、2台のクルマのうち、どちらか1台の車検が必ずある。
5~6月は出費が集中する嫌な時期でもある。

年金の「本人確認」手続きもあり、これは返信をしなかったために支給を止められた経験がある。
7月早々に更新される健康保険証は、自宅に居ないと受け取ることが出来ない仕組みになっているので、市役所に頼み込んで例外的に早くしてもらっている。
塩漬け株式の配当金引換証も、この時期に郵送してくる。
5~6月は自宅に居ないと、貰うものも貰えないのである。

クルマ旅をするようになって初めて気がついたのだが、社会の仕組みは「人は定住生活をするもの」という前提で組み立てられている。
車上生活を続けていると、選挙の投票権は届かないし、国勢調査の数にも入らない。
それらを旅先でなんとかしようとしたら、全く不可能か、大変な苦労をすることになる。
こんなわけで、5~6月は自宅暮らしをすることにしている。

どうせ在宅しなければならない時期なのだから、逆にそれを有効活用するのが良い。
治療期間の長い歯医者通いや、日にちのかかる自宅メンテナンス等は、この時期を充てている。


リタイヤ後に長旅をしたいと思う人は、あらかじめ、この時期に車検などの手続きが出来るように備えたほうが良い。




№43
キャンピングカー内の結露とカビ対策(160228)

友人がリヤベッドの結露対策をあれこれとテストしている。
その工夫を参考にして、ボクはバンクベッドの結露対策を思案中である。
結露防止で留意すべき要素は、断熱、防湿、通気の3つだと思う。

バンク部の内装には絨毯が使われている。
この断熱性を高めようとして、上に断熱材を重ね貼りしても、内部結露の懸念がある。
貼り付けに接着剤を使えば、接着面が通気性を損なってしまい、内部に水が溜まりやすくなる。
断熱強化による結露防止は簡単ではないのだ。

建築中の木造住宅を見ると、壁の断熱材としてグラスウールが使われている。
グラスウールというのは、室内側には湿気を通さないフィルムが貼られていて、屋外側には通気性がある。
さらに屋外側には、外壁との間に通気を確保するためのスキマを確保する必要があるという。
グラスウール内に溜まった湿気は、屋外側に発散するように工夫されているようだ。

もし、断熱材の室内側に通気性があると、室内の暖かい空気がグラスウールの内部に入り、冷やされて結露する。
これが内部結露と言われる現象で、酷くなるとグラスウールの中に大量の水が溜まる。
「キャンピングカーで頻繁に鍋料理をしていたら、ある日突然、天井から水が降ってきた」という話を聞いたことがあるが、これもまた内部結露である。

キャンピングカーの内装に絨毯を使うと、鍋料理の蒸気は絨毯内で冷やされて水滴になる。
その水滴も、沢山溜まる前に首尾良く乾燥してくれれば、人に気づかれることはない。
内装に透湿性の無い断熱材(例えば独立気泡のスポンジなど)を使えば、今度は内部結露は生じないものの、表面に汗をかくことになる。
車内空間を狭くするほどの分厚い断熱材を採用しない限り、内部結露も表面結露も、それを完全に防ぐのは難しい。

ウダウダと書いたが、以上のような理由から、一番簡単な結露対策というのは通気性の確保だろうと思う。
つまりは「スノコの原理」。
バンクの最奥部にスノコ状のものを貼って、冷えた壁面に掛布団や物が直接触れないようにしよう。

今日は、バンクに使えそうな材料をホームセンターで探した。
これが最有力候補の「靴の泥落としマット」。

いろんなサイズが切り売りされている。





№42
郵便物の配達を止める不在届けについて(140708記)



出発日が近づいたので、明日、この不在届けを郵便局に出す。
届けを出しておけば、その期間の郵便物は配達されず、局が保管してくれる。
期間が終わると、その翌日に、溜まった郵便物の全部が配達される。
申し込める最長期間は30日。
という決まりになっている。

最長30日という決まりはあるが、期間延長のルールは無いらしい。
郵便局員(今は社員かな?)はルールを守る人たちなので、ルールにないことはやってくれない。
なので、ボクは申請を何度も出すことで、実質的に期間を延長してもらっている。

初回の申請が7月1日~7月30日だったとしたら、次の申請は7月31日からの30日間になる。
しかし、延長には少し不安がある。
「決まりが最長30日なのだから、溜まった30日分の郵便物はいったん配達するのが正しい」と考える局員が居るかもしれない。国の憲法でさえ、いろんな解釈が出来るのだから。
そこで念のため、2回目の申請書には、前回と1日だけ重複させて、7月30日からの30日間と書いている。
さらに念には念を入れ、申請書に「期間延長の申請です」と添え書きしている。

この申請は、日本中どこの郵便局でも受け付けてくれ、申請書はファックスで自宅の郵便局に送られる。今までの経験では、ファックスがちゃんと届いたかを、いちいち電話で確認してくれているようだ。
不在届けを利用する客が少ないのか、地方の小さな郵便局だと、不在届けのルールを知らないことがある。
そんな場合は、局員にルールを説明して、あらかじめ用意した申請書を出している。




№41
ブルタイヤのカムロード登場(140206記)

ダブルタイヤの新カムロードが発売された。
今のところは二駆のガソリン車だけらしいが、ダブル化で、後軸の耐荷重性能は大幅にアップする。バーストやハブボルト折れの懸念も減る。

今ボクが乗っているのは四駆のディーゼルだが、新カムロードの部品を使うことで、ダブルタイヤに組み替えることが可能だと分かった。
後輪が一回り小さくなるので、車軸を低めに取り付けるらしい。
この組み換えで前後輪の回転数が違ってしまうが、某トヨタディーラーによれば「問題は無い」という。
回転数の差はセンターデフが吸収するのだろうから、もしかしたら燃費は落ちるのかもしれない。

組み換え費用を見積もってもらったら80数万円だった。
大改造なので、いったん廃車にして車検を取り直すことになる。




№40
クルマ旅暮らしの節目

先日、タイミングベルト交換の警告ランプが点灯した。
そして今日は、予約しておいた埼玉トヨペットで、ベルト交換をしてもらった。
ベルト交換の警告は、走行10万キロで出る。
切れたら大変なことになるから、安全のために交換しましょうということだそうで、慌てる必要は無いらしい。
なるほど、交換した古いベルトを見ると、全く痛んでいない。

リタイア後の7年間で、とうとう10万キロを走った。
全都道府県を回ったので、次に行きたいところが、なくなってきた。
リタイア生活のペースメーカーにと、ほぼ毎日書いているキャンピングカー日記も、まもなく300万アクセスに到達する。
などと書くのは、なんとなく「節目」を感じるからである。

クルマ旅を始めた頃は、次々と初めての体験に出会えた。
新しい体験をすると、新鮮な感動があり、感じ方や見え方が変わり、次にやりたいことが生まれた。
毎年繰り返すクルマ旅だが、螺旋階段を登るのに似て、一年がめぐれば、必ず高さが違っていた。
ところが近頃は、去年と同じ眺めの、同じ踊り場に出たような気がする。

早い話がマンネリである。
新年には何かを変えてみようと思っている。






№39
クルマ旅のお三度さん(130207)

キャンピングカー旅をしたいと言っていた町内の友人が、「お三度さんをするのはご免だから、絶対に行きません」と、奥さんに拒絶された。
また、これとは別の話だが、カミさんの友人が「旅に行ってまで、お三度さんをするんでしょ」と眉をひそめたと言う。
お三度さんというのは、一日3回の食事作りと、その後片付けのことである。
どうやら、リタイヤ後は、こういう理由でクルマ旅を拒否する妻たちが多いようだ。

ボクの友人の場合は、奥さんの気持ちが分かるような気がする。
それを翻訳すれば、たぶん以下のようなものだ。

現役時代は夫が外で働き、妻の私は専業主婦という分業体制だった。
毎日毎日、夫に朝食を食べさせて送り出し、夕食を準備して迎えた。
夫は外で頑張ってくれ、私は子育てや家事を一手に引き受けてきた。
定年前の数年間は、夫の親を引き取って介護し、その最期を見送った。

ところが、夫が定年退職しても、私の仕事は変わらなかった。
定年まで勤め上げた夫には「長い間ご苦労さま」と言ってあげたけど、「専業主婦役も大変だったね」と、ねぎらってもらってはいない。
それどころか、今度は、一日中ゴロゴロしている夫に昼食を食べさせなくちゃならないから、日中の自由時間まで奪われてしまった。

結局、定年で仕事から解放されたのは夫だけ。
定年を契機に、家事いっさいを折半したって良い筈なのに、家事に関する夫の意識は「お手伝い」の域を出ない。
だから、私は遊びに行ってまで、お三度さんなどやりたくありません!

これは他人事ではない。
ボクもまた、普段の行いを省みなければならない。





№38
発電機なしでも電化生活は可能(130125)

「発電機を積まないと電化生活は出来ない」と思い込んでいたが、ベース車のオルタネーターを活用することで、自由に100
V電源が使えるようになった。
また、サブバッテリーの充電が必要な場合は、気軽にアイドリング充電することで、バッテリーの残量をあまり気にせずに、電化生活を満喫出来るようにもなった。

その詳細は別記事になるが・・・
サブバッテリーを切り離して、メインバッテリーとインバーター(1500W)を繋ぐと、オルタネーターの発電だけで、電子レンジを使うことが出来る。
アイドリング状態でも、レンジには100アンペア以上が供給される。
カムロードディーゼルのオルタネーターは130アンペアなので、これは定格内の使い方である。

また、アイドリング充電については、オルタネーターの発電電圧は14ボルト程度なので、サブは満充電に至らないが、走行充電と同レベルの充電が可能である。
「サブがカラになったら、気軽にアイドリング」と割り切ってしまえば、電力不足を気にしないで済む。

発電機の排ガス臭は周囲の迷惑になるが、アイドリングは臭わない。
騒音も発電機より少ないし、周囲の迷惑になる場合は駐車場所を選べばいい。
重い発電機を積まなくても、オルタネーターを活用することで、快適な電化生活が出来るようになった。

オルタネーター活用の詳細は → 快適化ページ参照




№37
どこでもドア(130125)

昨日までのクルマ旅は楽しかった。
常々感じていることだが、キャンピングカー旅の良さは「自宅同然の寛ぎ」にあると思う。

キャンピングカーには何でも載せている。
安眠できる寝床に冷暖房、トイレ、テレビ、冷蔵庫、電子レンジ、携帯電話、ネット接続パソコン、遊び道具や小説本、こまごまとした日用品類からトラブルを現地で解決するための工具類に至るまで、積載アイテム数は400品目を越える。
さらに、車上生活を自宅同然にするために、いろいろな快適化を施してあるから、ほぼ自宅並みの安穏な生活が可能だ。
一般に「旅に出る」というのは、自宅生活を離れて別種の暮らしを始めることだが、キャンピングカー旅というのは自宅を持参する旅だと思う。

キャンピングカーは、ドラエモンの「どこでもドア」に似ている。
「どこでもドア」というのは、ドアのこちら側はわが家なのに、向こう側には見知らぬ世界がある。
キャンピングカー旅は、自宅に居ながらの旅。身ひとつで旅に出たときには避けられない多くのストレスが、キャンピングカー旅にはほとんど無い。だから長旅をしても疲れない。

普通の旅と比べて、どちらが良いとは言えないが、カタツムリのように家を引いて回る旅には、マイホームの寛ぎがある。



 

№36
省エネ車載テレビ(121018)

友人がネットで見つけたという、車載向きの19型テレビ(CANDELA社:製品名AGS19RZ1)を買ってみた。
スペックは、まさにキャンピングカー向きである。
①消費電力は18Wと省エネ
②テレビ本体がDC12V仕様なので、サブバッテリー電源をそのまま使える。アダプターを使う場合と比べて、30%ほど省エネになる筈だ。
③超薄型で、2.5キログラムと軽量
④チューナーは、地デジ、BSデジタル、110度CSデジタル
⑤USBハードディスクを繋げば、録画再生が可能
⑥ネット価格は16000円程度と破格

早速試してみると、惜しいことに音が悪い。
カーナビでテレビを見ているような、チャチな音である。
カミさんは「音質が不快で、頭が痛くなりそう」と採用を拒否。
メーカーに苦情を言うと、「当社の仕様どおりの場合は不良品ではないので、返品は受けません」。

このまま捨てるのはもったいない。
市販の外付けスピーカーを繋げば、音は良くなるだろうが、別途の電源が要る。
結局、内臓スピーカーを取り替えるのが最善だろうと考え、製品をバラしてみた。
背面にスピーカーがあるのかと思っていたら、液晶パネル下の狭いスペースに、ちっぽけな楕円形スピーカーが2つ並んでいた。

これなら簡単にコードが取り出せる。

その後、楕円スピーカーと同じ3W8Ωで、もっと大型のスピーカーを2個買ってきた。

早速コードを繋いで、カミさんに試聴してもらうと「うん、これなら聞ける」。

これでようやく、メドが立った。
新しいスピーカーは大きいので、テレビの中には収まらない。どこにどう付けようか。
それと、テレビの背後スペースが使いやすいように、テレビ本体を扉のような開閉式にしようと思っている。
何日か工作が楽しめそうだ。

※注記※
☆サブバッテリーにテレビを直結すると、ソーラーなどの影響で14ボルトぐらいの高電圧になることがある。これによる機器の損傷を防ぐために、ボクは13ボルトのリミッターを取り付けて使っている。
☆サブの12VをインバーターでAC100Vに変換し、さらにそれをアダプターでDC12Vに戻してテレビを見ると、変換ロスが大きい。12V直結に変えることで、実測値で30%もの省エネになった。





№35
男のロマン、女のガマン(120427)

ガソリンスタンドに入って行くと、給油係のおじさんがボクのクルマを見て、「おお、男のロマンだ」。
キャンピングカーを「男のロマン」と評する人には、過去にも何度か出会っている。
男に特有な放浪願望が言わせるセリフかもしれない。

先日頂戴した、ルイママさんのコメントを、以下に紹介。(ルイママさん、悪しからず!)
***************
我が家のご主人さまも・・・定年が、見えて来まして・・・突然、定年後は~キャンピングカーで愛犬と共に旅がしたいと言い出しまして
最近、休日しかのらない愛車を売却。
足代わりに軽を購入して・・・次は、キャンピングカー購入出来たらなぁ~と言う日々を過ごしているんですが。
ネットで、こちらのブログに遭遇。
主人は~とても楽しそうに、また~羨ましそうに、毎日、読ませて頂いてます~
***************
このコメントを見ると、やっぱりキャンピングカーは男のロマンだ。


奥様方のために、「男のロマン」に水を差すような話も紹介しておこう。
北海道でコインランドリーに立ち寄った時の、カミさんの体験談である。

先客のバンコンご夫婦が洗濯をしていた。
同じキャンパーどうしだから、まずは和やかにご挨拶、そして談笑。
そのうち旦那様が洗濯物を取り込みに行き、クルマのそばは、奥様とボクのカミさんの二人きりになった。
すると、奥様は猛然とクルマ旅の不満を並べ始め、最後には「もう、こんな生活は嫌っ!」と小声で叫んだという。

「お気の毒に、ご主人には不満を言えないのでしょうねぇ」と、カミさんが解説つきで教えてくれた。
これとは別の話だが、「奥様が女満別空港から逃げ帰った」という噂を聞いたこともある。

これは他人事ではなく、明日はわが身。
くれぐれも自戒しよう。
男のロマンが「女のガマン」になってはいけない。





№34
5年目の北海道(110623)

暑い夏を北海道で過ごすようになってから、今年で5度目の夏を迎える。
1~2年目は観光中心に、全道を走り回った。
3~4年目は観光が減って、「見る」よりも、サケ釣り・燻製作り・パークゴルフなど、「する」遊びが増えてきた。
きっと先輩キャンパーたちも、似たような道をたどったのではないかと想像している。
さて、5年目の北海道暮らしは、どうなるのだろう。

わが越谷の夏は暑い。
ボクは夏バテしやすいうえ、冷房に弱い。
エアコン要らずの北国生活を4年も続けると、すっかり味をしめてしまって、もう自宅で夏を過ごす気にはなれない。
それに、この夏は電力不足による「計画停電」があるというから、とにかく越谷を逃げ出すことは決まりである。
そして逃亡先の暮らしを考えれば、やっぱり、友達が多くて遊びネタの尽きない北海道になる。

今年は向こうでどう暮らそうか。
観光地巡りを卒業してしまうと、夏の2ヶ月間の全部を、車上生活で過ごすのは少し辛くなる。
滞在期間の半分ほどを、どこかで定住生活出来ないものか・・・
目下それを準備中である。

毎年同じでは面白くないから、チェンジしなくちゃ。





№33
サブバッテリー「ブライトスターからジェネシスに交換」の顛末(110524)

ブライトスターバッテリーを4個並列接続して、しばらく車上生活をしてみたが、頻繁に電力不足に陥った。
原因は、ブライトスターの充電電圧が高いため、充電不足になったものと思われた。
外部AC充電でブライトスターを満充電にするために、すぐれもの充電器を部品交換して「高電圧タイプ」に切り替える方法もあったのだが、走行充電の入りも悪いようなので、「充電電圧が低い」と言われるジェネシスへの交換を決断した。
また、ネット上で「ブライトスターをジェシスに戻して、電力不足が改善した」という体験談を見つけた。

そこで、昨年12月上旬に、新品同様のブライトスターを処分して、バンテックが採用しているジェネシスバッテリーに取り替えた。
ジェネシスはブライトスターよりも高価格だし、重量もかなり重いので、今度は3個の並列接続とした。
交換後に2ヶ月強の車上生活を体験したが、今度は全く電力不足に陥ることが無かった。
実感として、ジェネシスは充電の入りが良い。
電力不足に陥らなかったので、外部AC充電を試すチャンスは無かったが、これも入りやすくなっている筈だ。
冷蔵庫の稼働時間が違うという季節要因もあったが、今回のバッテリー交換は成功であった。


ブライトスター(SMF27MS-730/105AH/22.3㎏/14000円前後)使用時の条件
①同一ロットの新品を4個並列接続
②すぐれもの充電器設定:14.4V(これより高くするには、高電圧タイプに変更が必要)
③ソーラーコントローラ設定:ブースト15.5V  フロート13.4V

ジェネシス(NP100-12/91.6AH/30.5㎏/35000円前後)使用時の条件
①同一ロットの新品を3個並列接続
②すぐれもの充電器設定:14.4V
③ソーラーコントローラ設定:ブースト14.7V  フロート13.6V


[参考]
・ジェネシスのホームページによれば、
  charging voltage 14.4 to 15.0   float charging 13.5 to 13.8
・ブライトスター販売店が言うには、
 「ブライトスターの充電電圧は14.3~14.6V」
 「満充電にするには15Vかけないとだめ」
・未来舎のソーラーコントローラ取り扱い説明書によれば、
 「ディープサイクルバッテリーにはバルク電圧15.5Vを推奨」
・バンテック社はジェネシスバッテリーに関して「電池の温度条件を考慮して、未来舎と相談のうえ、すぐれもの充電器は13.9Vに設定している」
・すぐれもの充電器(CH‐1225GTD)は部品交換3000円で切り替えが可能
 低電圧タイプは13.9/14.4V  高電圧タイプは14.8/15.5V
・ブライトスターブランドは、電星が韓国の世邦電池からOEMで仕入れしているもの。他にナカノが供給を受けていて、これはG&Yuというブランドだが、両者の性能は同じ。





№32
サブバッテリー4個の並列接続実証テスト(大容量化テスト)

サブバッテリーを増設して大容量化する場合に、並列接続するとバッテリー間にばらつきが出るので、「2群に分けて別管理するのが常識」と言われている。
しかし、一個のバッテリーの内部構造を見れば、沢山のバッテリーを並列させた作りになっている。
それなら、同じ性質の電池を並列させれば大丈夫ではないか・・・
キャンピングカーの常識には机上論が多く、実際に長期の車上生活で実証したものは少ない。
そう考えて、ボクは同じメーカーの同一ロット品を、4個並列させてみた。
それから充放電を繰り返し、2ヶ月以上の連泊を含めて、車泊日数は130日を超えた。
この体験から結果を評価をしてみた。

さて、一番の問題だと言われている「電池間のバラツキ発生」だが・・・
この夏の旅行中、電池が不足気味の時に、4個のバッテリーを切り離し、個別に電圧を測ってみた。
4個の電圧はほぼ同じで、0.1V以内のバラつきしかなかった。
帰宅して、今度は満充電にしてから再計測してみたが、やはり同じだった。
バラつきが出ないのなら、面倒な区分け管理をする必要は無さそうである。
バッテリー寿命が尽きる最終局面になれば、電池間のバラつきが生じると思うが、それまでは大丈夫だろう。

次に、「バッテリーを増やしても、今度は充電が不足するから意味が無い」という懸念について・・・
4個並列の大容量にもかかわらず、走行充電やソーラー充電の入り具合は、2個並列の時と同じように電圧が上がったし、生活実感も全く変わらなかった。
充電というのは緩やかな化学変化だから、電力に余裕があったのだろう。
(ボクのコルドバンクスはディーゼルなので、オルタネーターのパワーがガソリン車よりは強力な筈だし、それと、コルドバンクスの走行充電ケーブルは5.5スケと細いので、同じものを1本増設した)

以上の結果から、自分的には、並列接続は成功である。
ボクはサブで電子レンジを使っているが、4個並列だから、1個あたりの電池が受けるダメージも少なく済んでいると思う。

今回は充電電圧の高過ぎるバッテリーを選んだという失敗があって、AC充電の入りが悪いという別種の問題が出た。
次は適正なバッテリーに載せ替え、さらに長旅を繰り返してから、最終評価しようと考えている。

(後日、充電電圧の低いバッテリー「ジェネシス」に載せ変えて、電力事情が改善した→こちら





№31
冷蔵庫のスピード霜取り方法(100928)

カミさんの早ワザを紹介(皆さん既にご存知かも)。

長旅になると冷蔵庫の霜取りをしなければならない。
ウチの場合は、水受け皿の出し入れで霜が引っかかるようになると、霜取りをしている。
ボクは霜が自然に溶けるのを待つものだと思い込んでいたが、カミさんのやり方は素早い。
あっと言う間に完了するので、保管食材の退避時間が短くて済む。

その方法。
まず庫内の食材をレジ袋などに退避させる。
作業時のこぼれ水を受けるために、冷蔵庫内の一番下に、乾いたタオルを広げる。
次に、熱湯をつけたタオルで、製氷室の内側を拭き、霜を溶かしながら取り除く。
タオルが冷めたら、また熱湯をつけて拭くことを繰り返す。

霜が無くなったら、製氷室内側の底面をタオルで暖めると、裏の冷蔵室側に分厚く付いている霜が剥がれ落ちやすくなる。
キズつけないように注意しながら、下側から分厚い霜を剥がし落とせば、霜取りの完了。

なお、ウチの冷蔵庫はWAECOの90リットル電気冷蔵庫。





№30
サブバッテリー選びの失敗(100927)

ブライトスター(G&Yuバッテリーと同じもの)をサブに採用して、この夏は電力危機に見舞われた。
サブバッテリー選びは、走行充電・ソーラー充電・外部AC充電などの電源環境とのマッチングを考慮しないと失敗する。
参考までに、ボクのしくじりを整理して掲載。


コルドバンクスの電源環境は下記のようなものだった。
①走行充電(オルタネータ)はたぶん13.5~14.5ボルトを供給。
②ソーラーコントローラの充電電圧の初期設定は、14.4ボルト。
③AC充電(すぐれもの充電器CH‐1225GTD)の充電電圧の初期設定は13.9ボルト。

念のため、送電抵抗による電圧降下を0.3ボルト見込めば下記になる。
①走行充電は13.2~14.2V
②ソーラーは14.1V
③AC充電13.6V
これに対して、ブライトスターの充電電圧は14.3~14.6Vとなっている。
これでは満充電にならない。

そこで機器の設定を変更した。
①走行充電はそのまま、13.2~14.2V。
②ソーラーコントローラの設定を変更して15.5Vにした。電圧降下を見込めば15.2V。
③すぐれもの充電器の設定を変更して14.4Vにした。電圧降下を見込めば14.1V。
こうしてみたがAC充電はほとんど入らない。
当然、発電機による充電も空振り。
充電可能なのは、走り回るか、アイドリングするか、晴天時のささやかなソーラー発電のみ。
結局、この夏の北海道生活(2ヶ月間)は電力危機に泣かされ続けた。

AC充電については、すぐれもの充電器を「高電圧タイプ」に組み替えてもらえば、14.8~15.5Vに出来るのだが、走行充電の効率も良くないから片手落ちになる。
結局のところ、もっと低い電圧で充電が可能なバッテリーに変更するのが正解だろうと考えている。
新バッテリーの候補は、Genesis「NP100-12」充電電圧13.5~13.7V。


※後日の追記:低電圧タイプのGenesisに取替えて車上生活が改善した。3個並列で使っているが、ブライトスター4個のときよりも、電力量に余裕が出来た。





№29
北東北(青森・秋田・岩手)の温泉パスポート雑誌(100926)

車中泊旅行をする人たちは、必ずと言って良いほど、温泉パスポートつきの雑誌を持参している。
全国版の「温泉博士」、北海道専用の「HO」は有名だが、今回は初めて北東北(青森、秋田、岩手)のパスポートが載った雑誌のお世話になった。

284湯掲載で、全湯特典付き。
特に秋田県は無料入浴だけで30湯・・・毎日タダ風呂に入って、一ヶ月過ごせる数がある。
ボクの友人は連日2湯に入り続け、湯当たりになった。
入り過ぎにはご注意!

中には「ペアで無料」という大サービスがあり、「100円引き」というのもある。
北東北エリアの温泉入浴料は300~400円が相場だから、100円引きでも結構な値引率にはなる。
入浴料は引かないが、地場牛乳1本サービス、アイスクリームサービス、オリジナルタオルプレゼント、大広間利用無料・・・というのもある。

有効期限は温泉によって異なるが、最長は年末まで。




№28
ゴミ捨ての地域事情(100529)

キャンピングカーのリヤラダーには、ゴミ箱を取り付けている。
1週間程度の旅なら、全部のゴミを持ち帰れるだけの容量がある。
しかし先回の北陸旅行では、道の駅やスーパーにゴミ箱があったので、自分のゴミ箱を全く使わないで済んだ。
北陸で買い物をして出たゴミは、全部北陸で処理出来たことになる。
しかし、このゴミ箱事情は地域によって異なる。

一番厳しいのは北海道だ。
ゴミ処理に困った末の自衛措置だろうが、ほとんどの道の駅はゴミ箱を設置していない。
小清水原生花園前にある道の駅「葉菜野花」は、飲料自販機があるのに、ペットボトルや空き缶の回収容器さえ置いていない。
道の駅「忠類」の売店では、ソフトクリームを食べ、手に残った紙クズを捨てようとしてもクズ箱が無いから、捨て場を探してウロウロする客の姿が見られる。
紙クズは自宅に持ち帰るか、カウンターの売り子に手渡すしか方法がない。

ゴミ箱から溢れ出して、カラスが散乱させたゴミを、駅の係員が毎朝片付ける姿を見れば、「観光客のマナーが悪い」と言いたくなる気持ちもわからないではないが、そもそもゴミの捨て場所が少なくなり過ぎたのである。
誰かがゴミ箱を撤去すれば、そこで出たゴミは、数少ない他所のゴミ箱に集中する。

一般に北海道のスーパーは、入り口にゴミ箱が無く、レジ前の袋詰めテーブル脇に、小さいのが置いてある程度だ。
コープのスーパーになると、レジ前にも無い場合があり、いつもは捨ててくる食品トレーや包装材料も持ち帰らねばならない。

知床の道の駅「うとろシリエトク」には、「ここは世界遺産だから、ゴミは持ち帰れ」という意味の張り紙があって、誇らしげに「ゴミ箱は設置しておりません」と書いてある。
日本全国から大勢の観光客を集める商業施設が、こういう姿勢なのである。
モノは買え、カネは落とせ、ゴミは持ち帰れ・・・

滑稽なことに、うとろ駅の向かいにはゴミ箱を設置したコンビニがあって、道の駅に車をとめた観光客たちが、手にゴミを持って道路を横断する珍風景が見られる。
この知床に限らず、全道的に、公共的施設に拒否されて行き場を失った旅行者たちのゴミは、民間企業であるセイコーマートなどコンビニのゴミ箱に集中しているのが現実だ。
まるで「公共」と「民間」の役割が、逆転したかのような現象である。
「民間」に出来ることが、「公共」には出来ないのである。

厳しい北海道に比べて、逆に大アマなのが四国だ。
四国四県どこへ行っても、ゴミ箱と水とトイレに困ることは無い。
お遍路さんを接待しようという、優しい伝統文化があるからだろうか。
四国と北海道のゴミ箱事情は、対照的である。





№27
キャンピングカー暮らしは健康的だ

自宅に居ると、食べすぎで体調を崩すことが多い。
スーパーで旨そうなものを見ると、つい手が出る。
食いしん坊だから、それを食べないうちに、また何かを買う。
冷蔵庫には常時「食べなければならないもの」が溜まっていて、夕餉の食卓はご馳走の山。
飽食はいけないと反省しても、心がけは長続きしない。

そんなボクでも、クルマ暮らしでは食べ過ぎることが少ない。
何といっても、冷蔵庫が小さいからだ。
意思薄弱な心がけより、物理的な制約のほうが頼りになる。

車上生活にはゴミ出しの制約もある。
かさばるゴミの残る食品には、手を出せない。
生ゴミの出るものや、すぐに臭くなるゴミが残るものも敬遠だ。

さらに水の制約。
茹でる、煮る、洗う、などに多くの水を使う料理はダメ。
調理器具や食器に、油汚れが多く付着するメニューもいけない。
油汚れには多めの洗剤が必要で、その洗剤を洗い流すには多量の水が要るからだ。

調理の制約もある。
ワンルームのキャンピングカーでは、車内で油煙や臭いを出したくない。
サンマを焼きたければ、キャンプ場か無人の広場に行くしかないのだ。

このような制約に助けられ、ボクはクルマ暮らしのほうが体調を崩さない。
幸い、旅先には食べる以外の楽しみが多いから、欲求不満を感じることはない。
そろそろ、どこかへ出かけようかな・・・





№26
キャンピングカー生活の「ご近所」(100212)

北海道でクルマ生活をしていると、キャンピングカーどうしの近所づきあいが生じる。
向こう三軒両隣。
お仲間が出来てくる。
自宅の近所づきあいと同じだ。

みんな楽しく遊ぶために来ている似た者どうしだから、すぐに良い関係になれる。
目的が同じだったり、意気投合して行動を共にすることになれば、その間はご近所関係が続くことになる。
亭主どもが釣りなどで一緒に出掛ければ、留守番のカミさんたちが集まって、お茶会をやったりもする。

自宅と違って、キャンピングカーは自動車だから、面白い。
走り去ればご近所ではなくなるし、戻ればまたご近所になる。
自分でご近所が選べるし、ご近所で居る期間も自由になる。

ずっと二人きりだと寂しいが、いつも大勢で群れているのは窮屈なものだ。
離合集散、好みに合わせて調節すればよい。
性格は人それぞれだ。

土地つき住宅は、住んでしまったが最後、ご近所を選べない。
クルマ生活の近所づきあいはユニークである。




№25
サイドオーニングは必要か

サイドオーニングは、取り付けるかどうか迷うオプションのひとつだ。
重さは20キロ以上もあるので、燃費にも影響する。

参考にウチの実態を紹介・・・
一番多い使い方は、雨の日のチョイ出し使用。
雨で車内暮らしを余儀なくされた日には、1メートルほど出してエントランスのヒサシにする。
エントランス脇には、吸盤フックをつけて、傘をぶら下げる。
これで出入りが便利になる。
駐車場の端にクルマをとめれば、お隣の迷惑にならない。


ボクのクルマには、エントランス脇に引き出し式ガステーブルがあり、ヒサシをチョイ出しすれば雨の日でも使える。
煙や匂いの出る焼き物や、油の飛ぶ炒め物は、ここでやるようにしている。
風防板で囲めば、真上から見下ろさない限り、何をしているのか全く分からない。
サンマを焼いたらバレちゃうが・・・


キャンピングカーのカタログを見ると、しあわせ家族がオーニングの下で楽しそうに過ごしている。
子供と犬が居て、料理を作っているのは必ずパパで、美人のママはニコニコしているだけ、という写真。
ああいうことは、めったにやらない。
オーニングを出せるような場所は少ないし、車内食のほうが簡単だから。
「俺はカタログ通りにやりたいのだ」というパパは頑張っているようだ。

サイドオーニングは、無くても大きな不便はないものの、「有れば便利」な装備品というところだろう。





№24
キャンピングカーで地上デジタル放送を受信(091125)

デジハットというUHFアンテナは、ゲジゲジアンテナに比べて、小型でスマート。
8方向がビルトインされているので、アンテナの向きを動かす必要がなくて大変便利。
お奨め出来る装備品だ。

アンテナとは別の話だが・・・
キャンピングカーで移動し続ける生活では、地上デジタル放送を見るために、毎日その土地の受信可能電波を探して再設定しなければならない。
ところが、テレビは移動生活を想定した作りになっていないから、この設定の手順がやたらに長い。

うっかり、カミさんの見たい番組の時間になってしまうと、
「あ、もう始まってる、急いで!!」
なぜかボクが設定することになるのだが、以下がその手順。

①テレビをつける
②リモコンの地デジボタンを押す
③メニューボタンを押す
④デジタル設定を選択する
⑤デジタルメニューを選び、決定ボタンを押す
⑥システム設定を選択する
⑦地上デジタル設定を選び、決定ボタンを押す
⑧チャンネル設定の自動を選び、決定ボタンを押す
⑨リサーチを選び、決定ボタンを押す
⑩リサーチ範囲からUHF選択を選び、決定ボタンを押す
(これで約30秒間のリサーチが始まる)
⑪終了ボタンが表示されるので、決定ボタンを押す
⑫メニューボタンを押して、通常画面に戻す

ここまでやって、「放送波が見つかりません」という表示が出ればガックリ。
これが結構多い。
テレビを消すか、BS放送で我慢することになる。





№23
究極の節水料理法

これは隣町のSさんに教わった節水料理。
ミニフライパン(直径14センチ)に、「くっつきにくいホイル」を敷く。
その中に肉か魚と、一緒に野菜を入れる。
太っている人は油類を入れなくてもかまわないが、ボクは痩せているのでバターを載せる(笑)。

塩とコショーを振りかけ、ホイルで包んで弱火で10分間焼く。
10分たったら、ホイルを開いてダシ醤油を少し垂らし、焼きながら掻き回して味をなじませて完成。
鍋敷きにフライパンを載せて食卓に置き、そのまま食べる。

ただの包み焼きなのだが、この料理法は車上生活向きだ。
ホイルには肉などがくっつかないので、フライパンは全く汚れないし、ホイルで包むからフタも汚さない。
皿も使わないので、洗い物をひとつも出さないという究極の節水料理法、いや無水料理法だ。

このアルミホイルは片面にシリコンコーティングしてあるもので、なぜかダイソーでしか売っていないようだ。
(写真の具材は、味付けギンダラ、ジャガイモ、タマネギ、それに少量のバター)




№22
飯炊きは圧力釜に決定(090601)

皆さんから飯炊き釜の情報を頂戴し、ありがとうございました。

あれこれ考えた挙句、福井のN氏とカミさんから薦められた、圧力鍋を採用した。
圧力鍋には不慣れだが、使ってみると大満足。
水と無洗米を等量入れ、シュポシュポし始めたらごく弱火にして、あとは5分後に火を止めて10分蒸らすだけ。
キッチンタイマーを5分にセットすれば、付きっ切りにならずに済む。
早くて省エネで簡単で、モチモチにおいしく炊ける。

圧力鍋は普通の鍋としても使えるので、残りご飯を置いとけば、そのままで朝粥が作れる。
うまいことに、朝はお粥の習慣だ。

つい面白くなって肉料理も作った。
鶏と大根の煮物も上出来。
クルマ旅で作るレシピではないが、ブタの角煮も作ったので、冷凍して北海道に持って行く。
圧力鍋は飯炊き以外にも使える。
去年は羅臼漁港で釣れすぎたサンマの調理に困ったが、今度は骨まで食べられる。
残さずに食べればサンマも成仏。

(追記:北海道で圧力釜を3ヶ月以上使ってみたが、失敗はゼロ)




№21
「楽珍ご飯」の評価


写真の「楽珍ご飯」という製品を2年以上愛用してきた。
長所と欠点が見えてきたので、キャブコン生活の観点から評価する。
どなたかの参考になるかも。

まず長所から。
①自動炊飯なので失敗なく、おいしく炊ける。
②プロパンではなく、カセットガスボンベなのが手軽。
③風防があるので、風に強い。

次は欠点。
①吹きこぼれるので、ガス台までが汚れてしまう。
②釜の内側にご飯がこびりついて、洗うのが大変。
③釜の底に出っ張りがあるので、釜が単体で自立しない。
④コンロが飯炊き専用で、他の用途に使えない。



さて、キャブコン生活から見た総合評価だが、最近は欠点の方が大きいような気がしてきた。
キャンピングカーはシンクが狭いし、水が貴重なので、飯がこびりついて、しかも自立しない釜を洗うのは大仕事。
この後始末が嫌で、だんだん使うのをためらうようになってきた。
「カセットボンベ式の自動炊飯」というのは捨てがたい魅力なので、改良型が出れば嬉しいのだが。




№20
長旅のゴミ処理法 (081106)


10日以上のクルマ旅になると、厄介なのがゴミ処理。
ゴミに限らず、水や電気についても、車上生活者のための社会インフラなどは用意されていない。

写真のゴミ箱は長旅時の構え。
ごらんのように、車内でゴミを分別している。
時間が経てば腐敗して臭うゴミと、腐敗せずに長期保管出来る紙ゴミ類、そして燃えないゴミ。
ゴミ箱を小型にし、専用の小さなゴミ袋を用意している。

長旅になると、スーパーやコンビニの買い物ついでに、少しずつゴミを捨てさせてもらっている。
大きなゴミ袋は捨てられる場所が限られるから、小袋の方が有利だ。
その町のゴミ収集システムを利用出来るようなチャンスはめったにないし、近頃はキャンプ場でさえ「ゴミは持ち帰り」というのが増えた。

この小袋には刺身や肉のトレーが入らないので、トレー類はスーパーに全部置いてくることが前提になっている。
店頭でトレーから中身を出す作業をしていると、怪訝な目で見られるが、やむをえない。
プラスチック箱の弁当は、旨そうなのを見かけても我慢。

綺麗で腐敗しない紙ゴミ類は、ゴミ発生のたびに、いちいち小さく折りたたんでホッチキスでとめて体積を減らすのが習慣になっている。
捨てるチャンスが無かったら自宅に持ち帰るためで、溜まったら車外の大型容器に保管している。

長旅の終盤に自宅が近くなると、いつも喜んで弁当を買ってしまうが、これは抑制された車上生活の反動(笑)。



№19
1年を10倍に生きる方法  (081020)

ちょっと大げさなタイトルだが、こんなことを考えた。

リタイア一周年の日に退職の日を振り返ってみると、あれが1年前だったとは思えず、どうしても5年ほど昔のように感じられてならなかった。
この1年間に、いろんな新しいことがあったからだ。
振り向けば、さまざまな体験が立て込んでいるために、勤め人の時代が遥か遠くに霞んでしまっている。

なんといっても、一番の立役者はキャンピングカー。
1年の三分の一をクルマ旅で過ごし、あらゆることが真新しい体験だった。
たかが遊びなのだが、初めての体験は心を揺さぶる。
期待と不安を感じながら、やってみるとワクワクしたり驚いたりする。
未体験ゾーンに一歩踏み出してみると、知らない世界が見え始めるし、新しい心境にもなれるものだ。
人生を60年も生きたからと、つい達観してしまうのは大間違いだと気づかされた。

年寄りに感動が少ないのは、新しい体験が少なくなるからだろう。
慣れた生活の繰り返しは平穏だが、振り返れば透けて見え、十年一日に感じられる。
リタイア後に、専門的な経験を役立てるのは良いことなので、どんな過ごし方が良いと言うつもりは、もちろん無い。
ただこの1年を振り返ると、「1年を10倍」は明らかに大げさだが、5年分ほどを生きたような、トクをしたような気がしてならない。
「長生き」を時間ではなく、その中味で考えてみなくてはと思っている。






№18
キャブコン、夏の車内温度 (080701)

今日(7月1日)はカンカン照りではないが、おおむね晴れ。
駐車場に置いたままの、キャンピングカーと乗用車の車内温度を測り比べてみた。
100円ショップの温度計だが、同じ温度計で測ったので比較にはなる。

午後3時の外気温・・・・・・・・28度弱
日向のキャンピングカー・・・・29度
半分日陰の乗用車・・39度

随分と違う。
29度と39度の違いは、車内に「居られる」と「居られない」の違いになる。
それにしても、車内温度が外気温より1度強高いだけ、というのには驚いた。
居住部分を不恰好な「家の作り」にしてある、キャブコンの長所だろう。
バンコンの車内温度は、少々の断熱材を追加したとしても、たぶん乗用車に近くなると思う。

コルドバンクスは9ヶ所もの窓が網戸になるので、これを全部開けてベンチレーターを回せば、ほぼ外気温なみにコントロール出来る。
もちろん外気温以下にはならないから、暑いときは高所か北方へ行くしかない。


(関連記事参照→№4 バンコンとキャブコンの違い




№17
クルマ旅で無料入浴出来る雑誌(080515)

キャンピングカーの長旅に、雑誌「温泉博士」は実に有難い。
08年4月の九州~山陰キャラバンでは大いに利用させてもらった。
1冊390円で、4月号には西日本85湯の温泉手形(無料入浴券)が掲載されていたから、九州~山陰の道すがら、毎日のようにタダ風呂に入ることが出来た。

手形を番台(フロントとも言う)に提示すれば、ハンコを押してくれ、一人一回だけ入浴出来る。
一回の入浴でモトが取れるのだが、移動中のキャンピングカーの場合は毎日別の温泉に立ち寄れるから、こんな美味しい話はそうあるものではない。
4月号には九州だけで23湯、中国から大阪までの間は28湯が掲載されていて、日帰り温泉から一流ホテルの温泉まで、いろいろと楽しめた。

同じような雑誌が北海道にもあるらしい。
まだ買ったことはないが、580円の「HOほ」というのがそれだ。
今度の北海道旅行で使ってみるつもりでいる。
(後日の追記:「HOほ」の使い勝手は温泉博士と同じでした)

追記:北東北の無料入浴雑誌は、№31の記事を参照。




№16
キャンピングカーの横転事故(080511)

東名高速で横転事故を起こした、キャブコンの写真を見せてもらって、ぞっとした。
「やっぱり・・・」と思う。
いつも過積載状態に近く、しかも重心位置の高い国産キャブコンは、走行安定性が悪い。
高速道路では、よほど条件の良い場合でない限り、軽トラにも敵わない

乗用車感覚で飛ばしていると、路面のわだちに遭遇したり、急に横風を受けたり、大型観光バスに追い抜かれた場合など、突然蛇行運転に陥ることがある。
それに、下り坂やカーブという悪条件が重なったら、大変なことになる。

100キロ以上で飛ばしている国産キャブコンを見ると、知識か想像力が欠如しているのではないかと思う。
高速道路では100キロ出さないと気がすまないという人は、乗らない方が無難だ。

先日は島根県から中国道・名神・東名道を走って帰宅したが、たった一台のクルマをも追い越さなかった。
いつも「家を引いているんだ」と思うようにしている。





№15
キャンピングカーのシニアマーケット

1ヶ月以上のキャンピングカー旅をしたと言えば、驚く人が多い。
何に驚くかというと、大きくは二つがあるようだ。

一つ目は誰もが口にするもので、
「疲れたでしょう!」

二つ目は、普通は口に出さない驚きで、
「よくもまあ、あの狭いクルマに二人きりで居られるもんだ!」
言外に(バッカじゃないの)という意味がこめられていたりする。(笑)
あるいは、(自分たちにはとても無理)という表情がうかがえる。

どうもこの二つ目の反応の方が、多いような気がする。
もしかしたら、キャンピングカーのシニアマーケットは、意外に小さいのかもしれない。

「子供に思い出を作ってあげたい」、「子供が一緒に遊べる年齢のうちに、親子キャンプをしたい」という思いは、パパもママも同じだから、ファミリーキャンパーは多くなる。
まさに、子はカスガイ。
ところが、熟年夫婦はカスガイが外れてしまっている。
キャンピングカーメーカーはシニア市場開拓に力を入れているが、実際のところはどうなのだろう。






№14
キャンピングカーの電力事情

クルマ生活で、一番神経を使うのが電力である。
参考までにウチの実態を書いてみる。

まず装備。
サブバッテリーは100AHを2個並列設置で、合計200AH。
ソーラーパネルは130ワット。
電気喰いの大横綱である45ワットの電気冷蔵庫。
ぐっと下がって小結クラスに、バベストのFFヒーター
あとは平幕下っ端の、テレビと照明。
短時間しか使わない電子レンジは平幕クラスだが、瞬間的には大メシ喰いの問題児。

さて、クルマ旅に出発する。
ソーラーのお陰で満充電だ。
冷蔵庫のスイッチを入れて走り出す。
走行発電で冷蔵庫はまかなわれるから、満充電のまま目的地に到着し、1泊目は何の問題もない。
そして、そのまま動かないで連泊したらどうなるか?
走行充電はゼロだから、頼みはソーラーだけ。
晴天に恵まれれば、ソーラーの稼ぎで、次の夜もギリギリ無事に過ごせる場合が多く、2連泊が可能だ。

しかし曇天だと連泊が怪しくなる。
コルドの設定では、サブの電圧が10.5ボルトを割れば、過放電防止のためブレーカーが落ちて、車内は真っ暗になる。
冷蔵庫には別のブレーカーがついていて、パイロットランプの消灯を見落とすと危ない。
冷凍室の霜が溶けだして、床を水浸しにしたことがある。

夜間はソーラーの発電電圧がかからないので、サブの実力がそのまま電圧計に現れる。
このサブ電圧が11.5ボルトを割ると危険ゾーン入りだ。
この状態で電子レンジを使うと、一時的に電圧が1ボルトほど下降するので、ブレーカーが働いてしまう恐れがある。

11.5ボルトを割ると、電気喰いの冷蔵庫をつけたままで寝るのが心配になってくる。
そんな時は冷蔵庫の電源を切り、傷みやすい食材を一時避難(参照→ボクの裏ワザ)させることがある。

こんな風に、わがキャンピングカー生活では、常時、サブの電圧を気にかけねばならない。
電力事情はキャンピングカーの泣き所である。

(参考)
130ワットソーラーの稼ぎは、一日20AH程度にしかならない。(発電量の計算は安川商事のHPが参考になる)
☆ 45ワット冷蔵庫の電力消費は、真夏の猛暑日にはコンプレッサーがフル稼働となり、90AHも消費したとの話を聞いた。稼働率50%だとしても、ソーラーの稼ぎを軽く上回る。一ヶ所に長く滞在する人にはガス冷蔵庫が良いのかもしれない。(しかし、プロパンガスには補充の問題があるし、カセットガスには空き缶処理の問題がある)
☆ バベストのFFヒーターは12時間使用で、23AH程度らしい。
☆ テレビと照明による消費は、一晩で20AH程度。





№13
キャンピングカー旅は身体に優しい

長期のクルマ旅をすると、みんなに「1ヶ月ものクルマ生活では、さぞ疲れたでしょ!」と言われる。
「クルマで寝起きするのは不自由で疲れるもの」という通念があるが、実際に経験してみると意外に快適なものである。
80歳のキャンパーにも出会ったし、奥さんの足が不自由なのでキャンピングカーでないと旅行が出来ないという人も居た。
身障者マークを付けたキャブコンも良く見かける。
キャンピングカー旅行というのは、実は身体に優しい旅なのである。
熟年の皆さんには、是非お勧めしたい。

という主旨の記事をブログに書いたら、キャブコンをお乗りの優遊浪漫号さんから下記のコメントを頂戴した。

* ****************************
長期間のくるま旅について、私も同感です。
皆さんが心配と同情めいたことおっしゃいますが、全くそのようなことはありません。
私たち夫婦は家に居るより旅をしているほうが楽しく、また、健康で過すことができます。
旅の終盤になると、何だか名残惜しいとでも言おうか、こころを引かれる思いで、あと何日で帰るのか、カウントダウンしながらまだ、旅を続けたい思いと、家のことえを考えると帰るべき、ちょっぴり複雑な気分になります。

くるま旅は、経験した人でないと理解してもらえないのかもしれませんが、キャンピングカーをお持ちの皆さん是非、長旅をお勧めいたします。
* *****************************

こんな書き込みを頂戴して、わが意を得たりと嬉しくなった。
自分も、旅を終わらせるのが惜しくなり、自宅間近の宇都宮まで来てP泊を追加したことがある。
また、クルマ旅をしている時の方が体調が良い、というのも同感である。

前に「疲れない長旅が出来た」という記事を書いたものの、なかなか理解し難いと思うので、コメントを紹介させていただく次第である。





№12
ソーラー発電の実力


ソーラー発電の実力はたいしたことがないのだが、時間さえかければ、バッテリーを満充電にすることが出来る。
駐車場で常時ジワジワと充電しておけば、いつでも満充電で出発できるから、出発前夜にAC充電をしなくて済むという目的での取り付けが多いようだ。駐車場を借りている人にとっては必需品だろうと思う。
しかしボクの期待は、現状ではきわどい「2連泊」のクリアーにある。

安川商事のHPに掲載してある、ソーラーシステム設計の計算式によれば、日本の場合の1日の期待発電量は、「最大出力電流×3時間」となっている。
今回購入したソーラーパネルなら「6.74A×3時間=20.22AH」
この20.22AH(アンペアアワー)がどれくらいかと言えば、一夜のP泊で使う照明とテレビ程度しかまかなえない。
計算式は多分、パネルを理想的角度に地上設置した場合だろうから、クルマではもっと不利になりそうだ。

キャンピングカーの電気喰いの筆頭は電気式冷蔵庫だ。夏場の90リットル冷蔵庫は1日に50AHも消費するという話を聞いた。冬場のFF暖房機、バベストヒーターは20~30AHを喰うそうだ。
実際は充放電ロス、インバーターロスという無駄もある。

今まで無理だった2連泊がどうなるのか、実際の旅で試してみたい。

(後日の追記:130ワットのソーラーを載せてからは、晴天なら、ギリギリで2連泊が可能になった)





№11
車泊にオートキャンプ場は割高

北海道旅行では普通のキャンプ場の駐車場は使ったが、オートキャンプ場は一度も使わなかった。
キャンプ場は日本語で「野営場」と言うが、この文字通りに、野外でキャンプ生活が楽しめるように、楽しげなテントサイトやバーベキュー設備などが用意されている。
これはオートキャンプ場も同じだ。
野外生活の費用は利用料金に含まれることになるから、車内で食事をして車内で寝る者には割高になる。
テントサイトにクルマを持ち込めるようにしてあるオートキャンプ場は、さらに値段が高い。
それにAC電源が付けば一泊の総額は6000円~8000円にもなる。

キャブコン旅は「家を引いて走る旅」であって、野外のキャンプとは異なる。
日中は景色の良いところに出かけて楽しみ、夜間は雨戸を閉めた家の中でくつろぐ。
キャブコン生活に慣れると、窓の遮光スクリーンを閉めて照明をつけたとたんに、車外環境は気にならなくなる。
騒音さえ入ってこなければ、外が芝生広場だろうが駐車場だろうが関係が無い。






№10
クルマ旅の電気・ゴミ・水

クルマ旅では電気と水とゴミが厄介である。
いつも電圧計を気にする生活はストレスで、電気残量不足に追われて走ることも多かった。
電気喰いの筆頭は電気式冷蔵庫。
今後の旅は、あまり走らない滞在型に変って行くだろうから、電源対策を考えようと思う。

道の駅には「外部からのゴミ持込禁止」の掲示が多い。
持ち込みゴミにはよほど困っているようで、ゴミ入れが全く無い道の駅もあった。
忠類という道の駅は、ファーストフードを売っているのにゴミ箱もペットボトル入れも無く、ゴミは店員にいちいち手渡すという徹底ぶりだった。
事情は分るが、旅人にはトイレと同じようにゴミ箱も必要だ。
有料で構わないから、道の駅の機能としてゴミ収集を考えて欲しいものだ。

ゴミはまず減量に努めた。
スーパーで肉や惣菜を買ったら、中身をビニール袋に移し変えてトレーは置いてくる。
箱でも袋でも、嵩張るものは全部置いてくる。
カップ麺やカップスープのような、容器の残るものは食べない。
捨てる部分の多い食材も敬遠した。
それでも、車外のラダーに取り付けた45リットルのゴミ箱が10日ほどで満杯になる。
この処理のために有料キャンプ場を使ったり、町のゴミ出しルールに従って専用袋を購入し、収集日に合わせて出したりもしたが、余った専用袋は他の町では使えず、そのままお土産になってしまった。

1日3食を作ると30リットル程度の水を使う。
ガソリンスタンドや道の駅や公園の水道で貰い水をするのだが、炊事中に水が切れると厄介なので、水の残量管理には気を使い、チャンスがある度に注ぎ足すので結構頻繁な補充になる。
長い距離を10リットルのポリタンクを下げて行ったり来たり。これは毎日かなりの運動になり、結果としては体調維持に役立ったようだ






№9
背高で林道が通れない

キャンピングカーの2m×5mは大き目の乗用車と大差無いサイズである。
だから、乗用車が通れる道ならコルドでも同じように通れると思っていたが、これは大間違いだった。

鳥を追っかけるのが趣味だから、木々の繁った道を通ることが多い。
今まで乗用車で通れていた道に、いざキャンピングカーを乗り入れてみると、道路の上空に樹木の枝が張り出している場所で進めなくなるのだ。
乗用車の場合は道幅がオーケーなら通れる。上空の障害物で通れなかったという経験が無いから、こんな事態はつい想像しなかった。

過去に乗用車で通った道も、上の障害物など覚えていないから、はたしてキャンピングカーで通れるかどうか、実際に出かけてみないと分からない。
そんな道は車1台がやっとの広さである。木の枝に行く手を阻まれればバックせざるを得ず、もし後続車が居たら大迷惑だ。
たかをくくって突っ込むわけには行かない。
キャンピングカーとバードウォッチングの相性はとても良いのだが、この一点だけは具合が悪い。






№8
高さ制限への対策

2m×5mのキャンピングカーは狭い道でもけっこう走れるし、スーパーの駐車場にもキッチリ入る。
高速もフェリーも、普通の乗用車と同じ料金である。
しかし泣き所は背の高さで、トンネルの高さ制限にUターンさせられることがある。
ギリギリの高さのトンネルが一番悩ましい。
クルマから離れて見ても、一番高いベンチレーターは屋根の中央にあるから、その部分の余裕は見えない。
じゃあ通ってみるか、というわけにも行かない。

対策として、まず正確なクルマの高さを測った。
実測値は3.05m。
オプションで付けたベンチレーターカバーのせいで、カタログデータよりも少々高くなっている。
次に、いつもクルマに積みっ放しの釣竿の、手頃な長さの一本を測って、物差し代りに使えるようにした。
これで、危ないトンネルや障害物に遭遇した場合、釣竿を持ち出せば可否の判定が出来るようになった。






№7
カムロードのバースト事例

某県にお住まいのKさんから、「カムロードをベース車とするキャブコンのタイヤがバーストしたので、安全策としてkenharuさんと同じように、タイヤを215/65にサイズアップをしたい。このタイヤに適合する鉄ホイールの型番を教えて欲しい」という問い合わせを頂戴した。
家族全員が乗って高速を走行中にバーストしたという、怖い話である。

状況を詳しくお聞きしたので、参考までに紹介する。
①時速100キロ弱で走行中にいきなりバーストした
②クルマはカムロードをベース車とする、某ビルダーの某キャブコン
③タイヤは、前オーナーから譲り受けたものでBS社製
④タイヤは山がかなり残っていて外観は新品に近い状態だったが、購入後4年ほど経過したものらしい
⑤空気圧はビルダー指定どおりだった
⑥クルマの重量は多分3トンを超えていた

幸い、事故にはつながらなかったようだが、バーストの体験以降は時速80キロ以下で走るように心がけているそうで、今後タイヤ強度をアップしても、これは変えないと言っていた。

普通車に比べて車体の重いキャブコンの多くは、タイヤの耐荷重強度の余裕が小さい。
にもかかわらず、カッコ良さだけを考えて、キャブコンに乗用車用のアルミホイールを履いている人が居るが、ホイールにヒビが入れば、エア洩れ→空気圧低下→タイヤの負荷能力低下→バースト、という可能性がある。
「サスペンションがゴツゴツと固いので、乗り心地改善のためにタイヤの空気圧を落とそうかな」というムチャな話を聞いたこともある。
キャンピングカーを拡販して大衆車のようにしたければ、安全面には乗用車並みの余裕を持たせる必要があると思う。


(後日の追記)
Kさんからタイヤとホイールの交換を終えたとのメールを頂戴した。
交換してすぐに効果が実感出来たそうで、これでサス(強化済み)とタイヤのバランスがとれたようだと言っておられた







№6
キャンピングカーは安眠出来るか

「ちゃんと寝られるの?」という質問が多い。実はボクもこれが一番の気がかりだった。
自宅なみの安眠が出来ないようなら、早々にクルマを手離しても良いと考えていた。

前の手作りバンコンは、気候の良い春秋に限り、一人で寝るのなら、なんとか安眠できた。しかし夏冬はとても快適には眠れなかった。
それに、日頃から一つの布団で寝ているご夫婦は平気なのかもしれないが、狭い車内の同じベッドに二人が並べば、とても熟睡出来るものではない。

コルドバンクスの寝床は、カミさんがフロントのバンクベッドで、ボクはリヤの下段ベッドだから、4メートルも離れている。
その間には2枚のカーテンが下がっていて、大声を張り上げないと話も出来ないから、気兼ねなく寝返りがうてるしトイレにも立てる。
静かなP泊地なら自宅と同じに、ちゃんと眠れる。

ホテルでも寝床が変われば眠れないということがあるから、新しい寝床には慣れないといけないが、これは数泊で慣れる。
カミさんは、「ホテルは、誰が寝たか分からない布団が気持ち悪いし、暑すぎたり寒すぎたりでエアコンが自分好みにコントロールされることは少ないし、マイ枕でないと安眠出来ない。だからキャンピングカーのほうがグッスリ眠れる」と言う。
外気温が氷点下でもFFヒーターで車内温度は一定に保たれるから、冬場は寝具を増減する必要が無く、いつも同じ状態で眠れるのも便利である。

コルドの窓は遮光スクリーンを閉じれば、ほぼ完全に光を通さない。
早朝の日の出で眼が覚めてしまうことが無く、雨戸を閉めた自宅の寝室と同様に朝寝も出来る。

このように車内環境は悪くないが、まわりがうるさければ安眠できない。
そのためにP泊候補地の情報を多めに持って、いつも幾つかの選択肢を確保するように心がけている。
また、P泊地は明るいうちに自分の眼で状況確認するようにしている。






№5
カセットトイレの使い勝手

キャンピングカーのトイレは、興味を持つ人が多い筈なのに、詳しく尋ねられることは少ない。
下ネタっぽいので、皆さん遠慮するようだ。
キャンピングカーの購入を考えている方のために、ボクの使っているカセットトイレの実情を紹介する。

カセットトイレは別荘地などの節水型のトイレに似ている。
便器の底にシャッターがあり、流すときにはシャッターを開き、少量の水で下のカセットタンクに落とす仕掛けだ。
このカセットタンクは、車外から引き出せるように出来ている。
我が家の場合は原則として、車内トイレは小用のみとし、大の使用は非常時だけとしている。

まず小の使い方は
①水洗レバーを押して洗浄水を流して便器を濡らす。水は底に溜まる
②用を済ませたら、開閉レバーでシャッターを静かに開き、下のタンクへ流す
④シャッターを開いたままで、もう一度水洗レバーを押して便器を洗浄する
⑤最後にシャッターを静かに閉じる
シャッターは密閉構造になっているので、その開閉には力が要る。
しかし、下手に力を入れると、勢い良く開閉してしまい、水しぶきが飛び散る。
それを防ぐためには、力を入れながらも、静かにゆっくりと動かさなければならないので、慣れとコツが必要である。

次は大の場合だが、下記の使い方が業界標準(?)になっているようだ。
①レバーを押して便器を濡らす
②底にペーパーを敷く(大ちゃんがお座りになる座布団)
③座布団の上にきちんとお座りいただいたら、底を開いて落とす
④もう一度水洗レバーを押して、洗浄水を流す
⑤最後にシャッターを閉じる
これでオシマイ。

最後にブラックタンクの始末方法
①タンクを引き出す直前に必ずシャッターを開いて、シャッター上に溜まっている水を落とす。これをしないと、運搬中のタンクから溜まり水が流れ出ることがある。
②トイレに流す時は、お釣りをもらわないように、慌てず急がずゆっくりと・・・
③タンクに水を入れて2回ほどすすいだら完了。

なお、薬液の量が少なかったり、時間経過すれば、消臭と防腐の効果は小さくなる。
だから、原則として毎日、最悪でも2泊以内でブラックタンクの処理をしている。

誰でも、小用だけに限定して使うのなら、後処理は苦にならないと思う。
カセットトイレは実に良く出来ている。

(参考→トイレの薬剤について

車外から引き出せるブラックタンク



№4
キャンピングカーの選び方(バンコンとキャブコンの違い)
(注:バンコンはバンやワゴンを改装したもの、キャブコンはトラックベースに居室を載せたもの

住宅メーカーのことをビルダーと呼ぶが、トラックベースに家を乗せるキャンピングカーメーカーもビルダーと呼ばれている。
この呼び名の通りで、バンコンは「クルマ」だが、キャブコンは「家」である。

バンコンからキャブコンに乗り換えてみて、両者の違いがよく分かった。

今頃(12月)の季節、普通の車なら半日も日向に駐車すれば、車内はポカポカと暖かくなるものだが、コルドバンクスの室内は寒い。
居室(シェル)の天井は断熱性が高いし、窓は二重ガラスだから、日射や外気温の影響を受けにくいのだ。
だから普通車のつもりで乗り込むとちょっと違和感がある。
「そうか、これは車じゃなくて家なんだ」と思う。
(夏の車内温度については→こちらを参照)


バンコンの車体は走るために作られたものだから、走行性能は良いけれど暑さ寒さには弱い。
内装に断熱材を追加したバンコンもあるが、窓を二重にしない限り効果は限られる。
窓はカーテンを閉じても、スキマからの通風があれば結露する。結露による熱損失は大きい。
冷気が下りてくるから、窓のそばは寒くて寝られない。
車内暖房をしなくても体温と人の発散する水分で窓ガラスはびしょ濡れになってしまう
ベース車の窓は駐車中の換気に不都合なものが多く、後付で十分な網戸をつけるのは不可能だ。

コルドバンクスの居室は「家」としての作りだから、通風性、断熱性、遮音性、遮光性が優れている。
窓が一枚ガラスだと、冷やされた冷気の対流が起きるのだが、二重窓と遮光スクリーンの3層効果で、室内に温度ムラが生じない。だからFFヒーターの暖房は快適だ。

窓にビルトインされた遮光スクリーンはとても良く出来ていて、ほぼ完璧に光を漏らさないから、スクリーンの無い窓に遮光カーテンを追加すれば、夜間に車外から見ても室内照明には気づかないだろう。
夜が明けても外の光が入らないので、ゆっくり朝寝坊が出来る。朝寝は疲れをとるのに有効だ。

網戸が全部で9枚もついているから、オール網戸状態でベンチレーターを回すと、たちまち車外と同じ気温になる。
2段ベッドの上段とバンクベッドは、頭部と足部に網戸があり、風が通り抜ける。
2段ベッドの下段は横に大型の網戸、足部には小型のがあって、ここも2枚だ。
ダイネットもベッドに使えるが、ここは一番大きな窓が網戸になるし、反対側エントランスドアは全面が大網戸になる。

キャブコンは「クルマ」よりも「家」としての居住性を優先しているから、重くて背高ノッポに出来ており、走行性能や安定性は格段に劣る。家を引きずるカタツムリみたいなものだから、ゆっくり走らないと危ない。
バンコンは「クルマ」構造のままだから走行性能が高い。しかし断熱・遮光・防音など、車外との関係についてはテント生活に近いと思ったほうが良い。
逆境を体力ではね返せる若い人ならバンコンで十分だろう。町乗り車としても使えるし、親子キャンプなら、自然のフィールドで不便を楽しむほうがむしろ有益でもある。高速道路も気持ちよく飛ばせる。

リタイアした熟年夫婦にはキャブコンをお勧めしたい。
毎日が日曜日なら急いで走る必要はないし、若くはないから寛ぎと安眠は大切だ。今日元気でも明日は分からないから、無理をしないことだ。
キャブコンなら、慣れと工夫でしだいで自宅同然のリラックス生活が出来、長旅をしても疲れない。

乗用車しか乗ったことが無い人は、「キャブコンは大げさ過ぎる」と二の足を踏み、ついバンコンに手を出す傾向があるが、これは中途半端な結果になりかねない。キャブコンとバンコンとは、大きさだけでなく質が異なるのだ。

キャンピングカー屋さんは、これだけの居住性の違いを、はっきりとは言わない。
町乗り兼用にしたいユーザーも居ることだし、ニーズに合わせて、売りやすい方を売れば良いからだ。
バンコンからキャブコンに乗り換える人は多いが、その逆は非常に少ない。これはキャブコン購入者の満足度が高いからだ。
キャブコンに乗り換えた友人が「雨が続いた日の、立てない車内生活が我慢ならなかった」と言っていた。







№3
環境省推奨の耳セン



写真はダイソーで100円で売っている耳栓だが、「米国環境省推奨品」との能書きがついている。
ホントかなと思いながら、実際に使ってみると、この耳栓の性能は素晴らしい。

素材はフニャフニャしたスポンジ状物質で、指でひねるようにして潰すと、写真左側のように細く変形する。
面白いのは、これが元の形(右側)に復元するのに時間がかかるのである。
細くしたものを耳に入れると、やがてジワーと膨らんで、耳の穴が密閉されるというカラクリだ。

これを装着してみると、まわりの音は割合聞こえる。しかし不思議なことに、人の話し声やイビキや騒音の中でも、見事に眠れるようになる。
どうも「音の意味」が消されるような感じがする。
環境省が推奨するだけあって、たしかに環境を改善(?)してくれる商品である。

たったの100円だから、だまされたと思って買ってみることをお薦めする。
ボクは旅行用の洗面セットの中と、車泊に備えてキャンピングカーに常備してある。






№2

振られ」「バースト」対策

晴天無風の緩やかな下り坂で僅かな右カーブ。左車線を時速95キロで走行していると、大型観光バスが時速110キロほどで右後方から接近してきた。
バスが隣に並ぶ寸前、風圧を受けた車体が突然大きく左に振られ、並ばれて抜き去られるまでの間、キャンピングカーはダッチロール状態に陥った。
バスの接近に気づいてもいない時に、突然こんな状態になればパニックになる。
うろたえてハンドルにしがみつくカミさんに、助手席のボクは「ブレーキ踏むな!ハンドル切るな!」と叫んだ。


その後、観光バスに抜かれるたびに恐怖感を味わい、無風で路面状態の良好な直線路でも時速90キロがギリギリの限界だと知った。
しか緩やかな下り坂では気づかないうちにスピードが出てしまうし、後ろから接近するバスに絶えず目配りするのも実際不可能である。
ヒヤリハット体験で安全運転が身につくと言われるが、これはちょっと難しい。

新車だからタイヤは新品、空気圧は指定通りの6気圧、積載荷物も少ない。キャブコンはトラックベースに重量満載の無理な造りになっているのは承知しているが、この危うさは放置出来ない。
しかし、これはビルダーに抗議しても「どこのキャブコンも昔からこんなものです」と言われるのだろうから、自分で対処するしかない。


結局、新品のタイヤとショックアブソーバを交換することにした。
近所のタイヤ館に出かけて相談をした。
店員さんが「タイヤは円周に沿って一様に磨耗するものですが、キャブコンのタイヤが波打って磨耗しているのを見たことがあります。あれだけの重量と背丈なのにどうしてダブルタイヤにしないのかと不思議に思ったものです」と言っていた。
また、アルミホイールにヒビが入ったものを交換したことがあるそうだ。エアーが洩れて圧が下がれば負荷能力が落ちるから、重いキャンピングカーではヒビ割れはバーストの危険に直結する。
トラック用アルミホイールを選ぶ手もあるが、やはり鉄ホイールの方が安心だろう。

タイヤの剛性を上げれば操縦安定性も増すだろうし、負荷能力が大きくなるからバーストの危険性も減る。
カムロードに装着可能なタイヤを探してもらい、現行の195/70を215/65に変更した。
これでロードインデックス(負荷能力)が上がり、現行の900~950kgが1000~1060となった。
ショックはランチョ9000に付け替えた。


一ヵ月後に高速道路を600km以上走行した。
前回となるべく近い条件を意識しながら、何度も観光バスに追い抜かれてみたが、明らかに改善した。
バスに並ばれるときに風圧で横に押しのけられる現象は変わらないが、そのあとダッチロール状態には陥らなくなった。
無風で路面状態が良ければ、100キロで走行中にバスに追い抜かれても怖く無くなった。
タイヤとランチョのどちらがどう効いたのか分からないが、投資は無駄にならなかった。
なお、この時の空気圧は6キロ。ランチョの調節ダイヤルは前輪が6で後輪が7。


しかし相変わらず路面のワダチと横風には弱い。これにバスの追い越しが重なるとどうなるか分からない。
突然追い抜かれても慌てないように、いつも控えめのスピードで走るようにしている。







№1
キャブコンの重さとタイヤの負荷能力

ボクのコルドは車検証の車両重量が2760kgとなっている。
車両重量は陸運事務所に持ち込んだ時点の重量であり、いつ持ち込むかはビルダーに任されている。
つまり、オプション装着前に持ち込むか、後に持ち込むかで車両重量は全く違ってしまうということだ。
標準装備についても同じことで、取り付け前に持ち込めば車検証の記載を大幅に軽く表示することができる。

キャブコンはベース車のわりに重くなりがちだから、車検証には軽めに表示したいと思うビルダーが居ても不思議ではない。零細な業者の多い業界なので注意が必要であるだろう。
車検証記載の重量は必ずしも購入時の実重量ではない。

さて、ボクのコルドの2760kgというのは、オプションの大半を取り付けた後であることが確認出来たのだが、もう少し考えてみた。
フル装備したがる人なら載せそうなモノを追加してみるとどうなるか・・・プロパンガス設備とボンベ2個で15kg、温水シャワーを取り付けて専用タンク満タンだと100kg、生活用水40kg、サイドオーニング22kg、サイクルキャリア5.5kg、自転車3台で60kg、ルーフエアコン40kg、それを動かすジェネレーター57kg、ソーラー13kg、ルーフボックス13kg、車体重量にはスペアタイヤが含まれないのでこれが20kg、その他の生活用品全部で100㎏、テーブルやイスやコンロや遊具などアウトドア用品ひとまとめ100kg。・・・以上を車体重量に加えれば、3350kg。
これに定員いっぱいが乗れば3790kgで、タイヤ一本当たりの荷重は947kgにもなる。


この荷重は、カムロードベース車の付属タイヤの能力上限(6気圧)にほぼ一致するから、空気圧を少しでも落とせばたちまち耐力不足となり、バーストの恐れが高くなる。
きちんと6気圧に管理しても、前軸後軸への負荷はばらつくし、ブレーキを踏めば前軸に荷重が集まるから、実質的には能力オーバー状態となるだろう。


(数年後の追記)
夫婦二人がキャブコンで長旅をしていると、その総重量は3.4トンぐらいになるようだ。
タイヤ1本あたりだと850キログラムである。
ちなみに、JAFのサービスが受けられるのは3トン以下となっている。

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