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キャンピングカーの快適化・その9

コルドバンクスの快適化

簡単な掃除システム
床面には、左の2枚のじゅうたんを敷いてある。敷くというよりも置いてあるだけだ。
そして、座席カバーは四角形の布を、簡単に被せてあるだけ。

このじゅうたんと椅子カバーの有り様は、うちの「掃除システム」でもある。
椅子カバーを車外に持ち出してパタパタやり、じゅうたんも同様にすれば、あっというまに室内の掃除が終わる。
掃除機や粘着ローラーを使うよりも手早くて、しかも完全にホコリを落とせる。
セカンドシート下の収納改善
ボクのコルドバンクスはセカンドシート下が収納庫になっている。
ここの開閉はひと仕事である。
背もたれと座面のマットを脇にどかして、その下にある巨大な一枚板を跳ね上げなければならない。
その一枚板を真ん中で切断して、左写真のように蝶番を取り付けた。
こうすれば僅かな力で半分だけ開けられる。

マットをどかさなくても、背もたれを前に転ばせてから、手前側を持ち上げるだけで、収納庫にアプローチできるようになった。

持ち上げたら、フタ裏にぶら下げたつっかえ棒でとめることが出来る。
黒ずんだコーキングをきれいに

赤線内が清掃した部分。
深く浸透した汚れは落ちきれない。
セスキ炭酸ソーダは、石油系の溶剤(パーツクリーナー)などよりも、汚れ落ちが早い。

汚れを落ちるだけ落としたら、水性のアクリル絵具を筆塗りする。
水性なので塗りやすく、手直しも容易で、マスキングの必要も無い。
コーキング剤を上塗りするよりも、はるかに簡単である。

コーキング剤は柔らかいのに、アクリル塗料は乾けば硬化するが、実際に使ってみると、コーキング剤との相性も悪くないようだ。
なお、アクリル塗料は耐候性にも優れている。
車外に釣竿立て

下ろしたラダーに竿を引っ掛けるだけの方法である。
竿やリールの当たる部分には、あらかじめクッションテープを巻いておく。

写真のようにリールの根元を引っ掛けて、竿の上部をバンドやヒモで縛りつければ良い。

写真の竿ははたたんであるが、実際には伸ばしたままで取り付けることになる。臨戦態勢である。


☆車内への収納方法はこちら
オーニング用フック
物干しに便利。
100均のケーブルクリップをオーニングの溝に差し込むだけ。
FRPのツヤ出し
FRPの表面が荒れたので、極細コンパウンドで艶出しをした。

ワックス入りコンパウンドは、ワックスが汚れを含んだまま残ってしまうことがあり、かえって汚くなることがある。
だから、ワックス無しの純コンパウンドのほうが失敗しないし、作業効率も良い。

ワックスの保護膜こそ出来ないものの、これだけでピカピカのスベスベになる。
ブラックタンク運搬用カバー



ブラックタンクを運ぶときは、カバーを被せている。

このカバーは100円均の手提げ袋で作ったものである。
こうやって運べば、ブラックタンクの怪しげな形状が見えないから、「あれは何だろう?」と好奇の目を向けられることが無い。

材料はダイソーにある深さ45センチの手提げ袋。
プラスチック素材だから、汚れが付きにくい。
手提げ紐を切り取って、ハサミと接着剤を使って横幅を8センチ狭く加工し、底には穴を開けてある。

加工が面倒な人は、手提げ紐を切り取って、底に穴をあけるだけでも良い。これなら3分で作れる。

袋は逆さにして使う。
コシのある素材なので、処理作業中に、カバー単体で床に自立してくれるのが便利である。

その自立性を損なわないようにと、縦方向は折り曲げないで収納している。
ブラックタンクのシール交換
タンクの汚水漏れについて



10年経過したのでリップシールを新品に交換した。交換説明書がついていたので簡単に出来た。

一番嫌なトラブルは、走行中に汚水が漏れることだ。リップシール部分は下面をシャッターが塞いでいるので、このリープシールの劣化を原因として、タンク内の汚水漏れが起きることは少ないと思う。

ウチの場合、吐出パイプのキャップシールが不完全なための漏れ出し事故を経験している。ブラックタンクの吐出パイプは水平だから、走行の揺れで汚水がパイプ内に入り、クルマの傾きによってはパイプ内に滞留する。この時に、キャップのシールが不完全で、かつタンク内圧力が外気圧よりも高ければ、パイプ内の汚水がスキマから押し出されることになる。タンク内は腐敗発酵でガス圧が継続的に発生しやすい。キャップシールが不完全だと、走行中は吐出パイプから繰り返し汚水が漏れ出る可能性がある。
キャップの閉めこみ不足と、ゴムシールの変形にご注意!
リヤベッド寝具収納棚
リヤベッド足元には収納棚が二つ並んでいる。
左の白っぽいのが薄手の羽毛布団で、右が毛布である。
縦方向にクルクル巻いて押し込んであるから、真夜中でも、手探りで寝具の交換追加が簡単に出来る。

厳寒期になると、分厚い羽毛布団が収まりきれずにはみ出してくるので、矢印の棚板を増設した。
膝を曲げてもぶつからない位置である。

この棚板は次の記事(↓)のように移動すれば、座卓にもなる。
リヤベッドに座卓(足元側)


リヤベッドに座卓(頭側)
前記事(↑)の棚は座卓にもなる。
右端は窓下のスキマに挟まりこむので、ぐらつかない。










頭側にも置けるようにした。
この場合は枕元の照明も使える。

これで、ダイネットのテーブルがカミさんたちの布遊びなどで占拠された場合の、逃げ込み場所が出来た。
たったの一畳間だが、ボクだけの部屋である。
クリスマス電飾の動画
下の写真をクリックしてください
車内をクリスマス電飾



ボクのキャンピングカーは、窓のスクリーンと遮光カーテンを閉めれば、車内を暗闇にすることが出来る。
これを利用して、車内をイルミネーションで飾り、日中でも楽しめるようにしてみた。
夜間の電飾は当り前だが、真昼のイルミネーションは意外性がある。
エントランスドアの開閉改善


改善前のドアは、引手が小さくて、操作が重かった。

非力なカミさんは、右手で引手を引きながら、左手でドアを押し開いている。

この問題を友人のTさんが解決してくれた。
左写真のように、篤さ5ミリの金属板を使って、引手を右上へ延長。
写真から、テコの効果で軽くなったことが想像出来ると思うが、実際の操作性は劇的な改善である。

カミさんも片手でスイスイ開けることが出来るようになった。
同じドアを使っている人なら、一度試してみれば、絶対に改善したくなると思う。

引手は握りやすいように、裏側部分を丸く肉盛りしてある。
100円湯たんぽ
クルマ旅では、湯上がりの暖かい身体のまま寝床に入るということが少ない。車外に出る頻度も多いから、寝る前に足を冷やしてしまいがちである。

足先が冷えていても、このミニ湯たんぽがあれば早く眠れる。
眠り付くまでの間、暖めてくれれば十分なので、湯はほんの少量で足りる。容量はコップ2杯分ほどあるが、その半分ほどの湯を入れて使っている。
いつまでも暖かいのは、かえって安眠妨害になるし、低温やけどの懸念も有るから、この大きさがちょうど良い。
小さいから邪魔にもならない。
双ループの地デジアンテナ


電波が弱い場合は、
釣り竿を伸ばして高くする。
友人手作りの双ループアンテナ。
デジハットが故障したので、今はこれを使っている。
ブースター無しのテレビ直結使用で、デジハット同等の性能が出ている。
形状が単純なので、誰でも手作りが可能。
本品の構造は下図の通り。

本品はホームセンターで売っている幅15ミリのアルミ棒を使っているが、普通の針金でも作れる。
中央のくびれ部分は、左右の間を5ミリほどあけて、導電性の無いプラスチックのボルトで連結している。くびれの左右に同軸ケーブルを繋ぐだけ。
このループを導電性の無い釣り竿(グラスファイバー製が良い。カーボン製は不可)にプラスチックのタイバンドでくくりつけている。
ダイネットテーブルカバー
周囲を両面テープで貼るだけ。
伸縮性のあるビニールシートだと、中央にシワができやすいので、縦横に糸の入ったシートを使う。

ダイネットのテーブルは、邪魔な時に跳ね上げたり、取り外してベットの支えにすることがある。被せただけのカバーは外さねばならないが、これなら手間いらずである。

厚手の透明デスクマットを使う人もいるが、滑り止め効果がありすぎて、置いた食器がずらせないという不便がある。

テーブルの天板が青色なので、青い模様のシートを選んでいる。そしてシートを小さめにカットすれば、周囲に青い縁取りが生まれる。天板と同サイズにカットするよりも、この方が簡単で綺麗に仕上がる。


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