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No.113 茶臼岳 |
当初は峰の茶屋から茶臼岳(1915m)へ登る積りで出かけましたが、強風で峰の茶屋の手前で引返しました。しかし、ロープウェイが営業していたので、これを利用して山頂駅まで行き、こちら側から茶臼岳の頂上に立つことができました。 日時 2009年(平成21年)3月27日(金) 天候 曇時々晴 同行 なし 所要時間 大丸駐車場(8.35) ←45分→ (9.20)駐車場(9.30) ←1時間20分→ (10.50)引返し地点(11.00) ←30分→ (11.30)駐車場で昼食(11.50) ←20分→ (12.10)ロープウェイ山麓駅(11.50) ←20分→ (12.10)ロープウェイ山頂駅(12.25) ←1時間→ (13.25)茶臼岳(13.45) ←50分→ (14.35)ロープウェイ山頂駅(13.45) ←50分→ (15.00) 山行概要
と言うことは、この先人は歩いていないことになります。その通りで、トレースはこの先ありません。トレースを辿っている時、気が付いていたのですが、今まで歩いてきたところは夏道を外れています。まず夏道に出なければなりません。今は沢沿いにいて見晴らしが効かないので取り合えす見晴らしの得られるところまで、行ってみることにしました。少し歩くと目の前に雪の壁が現れ、これを越えると周りが開け、硬く締まった雪の斜面に出ました。夏道です。 やがて左には那須岳のロープウェイが、右には朝日岳が良く見えるようになりました。それほどきつい斜面ではなく、アイゼンが ![]() 登ってきた跡をそのまま辿り、駐車場の脇にある休憩用のベンチで、持参したパンと魔法瓶のコンソメスープで昼食を取りました。昼食後、なんとなく物足りない気持ちで下って来ると、なんと、ロープウェイが営業しています。運転時間を聞いてみると4時まで運転しているとのことなので、茶臼岳の頂上まで行ってくる時間は十分あります。急遽ロープウェイの山頂駅から茶臼岳に上ることにしました。 こちら側は峰の茶屋側と違って雪が殆どついていません。山頂近くの峰の茶屋から来る登山道との合流部の手前で、雪面のトラバースに緊張させられましたが、風もあまり吹いておらず、思ったよりは容易に頂上に立つことができました。下山後、大丸駐車場脇のニューおおたかに一泊し、温泉に入ってのんびりひと時を過ごして、帰宅しました。 今日(4月2日)、茶臼岳の標高1600m付近の北東斜面で雪崩があり、5人パーティーが巻き込まれ、このうちの1名が死亡、とのニュースが流れていました。私が引返した辺りのようですが、こんなところで雪崩が、という気がしています。 |
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那須高原有料道路大丸駐車場 朝着いた時は、ここでゲートが閉められており、上へは通行止めだった 写真のようにここまで道路に雪は殆ど付いていなかった |
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茶臼岳登山口駐車場 20人ほどの男子学生?が雪上訓練をしていた |
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駐車場から登山道へ入ると新しいトレースが上へ続いていた この跡を辿って小さな沢沿いを歩いたが、この後すぐにトレースは無くなった ここから右手へ向かう夏道は雪が深く、歩く気にならなかった |
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雪上訓練 20人ほどの女学生(大学?高校?)と思われる団体が雪上訓練を行っていた トレースはここで終り |
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雪の壁 上の写真の場所から先へ進むと、雪の壁が現れ、沢は終り きつい斜面で、トラバースするようにして登ったこれを越えると開けた斜面に出た ここでは、ふくらはぎの中程まで、足が雪に潜った |
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沢を抜けると、周りが開ける ここからしばらく、夏道の上を辿った この辺りは、まだ殆ど風はなかったが、上の方は時々雪煙が上がって、風が強いことを予想させた |
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ロープウェイ 左を見ると那須岳ロープウェイが見える 時々ゴンドラが動いているのが見えたが、このときは開業を控えた準備のためと思っていた |
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朝日岳 朝日岳が眼前に大きく聳えている |
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引返し地点付近 この辺りから、風が強くなってきた 風に飛ばされるためか、雪はあまり付いていない この少し上で引返した |
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峰の茶屋 峰の茶屋が見えたら、途端に風が強くなった 強風で雪が舞い、もやがかかっているように見えた 風の強さに気持ちが萎えてしまい、ここで引返した |
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ロープウェイ山頂駅 目の前は、ずっと雪道なので、ここでアイゼンを付けたが、この先で右に曲がると雪は殆どなくなった |
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牛ヶ首分岐 ここから先は登山道に雪が殆ど無かったので、ここでアイゼンを外した |
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岩場 岩場に入っても雪はあまり残っていない |
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峰の茶屋からの登山道との合流部付近 突然目の前に雪面が現れた それまであった岩の黄色のペンキマークがここで見えなくなったが、この雪面の向こうに導標が僅かに頭を出しているのが見えたので、それを目標にこの雪面をトラバースした 30°ぐらいの雪の斜面がずっと下まで続いており、緊張した ピッケルとアイゼンが必要だったのはここだけ |
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トラバースが終わると今度は峰の茶屋からの登山道との合流部まで硬く締まった雪の斜面の登りが待っていた ここはアイゼンが良く効いたので、不安感や緊張感は無かった |
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峰の茶屋からの登山道との合流部 ここで道はフラットになる ここから頂上まで、登山道に雪は殆ど残っていなかった |
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上の写真の少し先で振り向くと朝日岳が良く見えた 頂上まではあと僅か |
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茶臼岳頂上付近 このすぐ先が茶臼岳頂上 岩に付いた白い雪(氷?)がちょっと変わった風景を生み出していた |
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茶臼岳頂上 ここからの見晴らしは抜群 ただし、いずれも雪雲にかすんでいた さすがに少し強い風が吹いていた |