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No.81 大倉尾根 |
塔ノ岳(1491m)に登るため、丹沢で最もポピュラーな大倉尾根を往復しました。山登りを再開してから、丹沢へは何回となく行きましたが、大倉尾根を歩くのは初めてです。 日時 2006年(平成18年)11月1日(水) 天候 晴 同行 なし 所要時間 大倉(7.50) ←1時間5分→ (8.55)大倉高原山の家(9.00) ←10分→ (9.10)見晴茶屋(9.10) ←20分→ (9.30)一本松(9.35) ←20分→ (9.55)駒止茶屋(9.55) ←25分→ (10.20)堀山ノ家(10.20) ←30分→ (10.50)天神尾根分岐(10.50) ←30分→ (11.20)花立山荘(11.25) ←20分→ (11.45)金冷シ(11.45) ←20分→ (12.05)塔ノ岳で昼食(13.00) ←1時間→ (14.00)堀山ノ家(14.00) ←45分→ (14.45)見晴茶屋(14.45) ←40分→ (15.25)大倉 山行概要
大倉には午前7時半ごろ、着きました。公共駐車場の前に行ってみると、まだ閉まっていたので近くの民間駐車場に車を入れ、大倉を出発しました。 大倉のバス停前からしばらく舗装道路を歩きます。大通りから登山道へ入り、茶店を2軒過ぎたところで、大倉高原経由と直接塔ノ岳へ向かう分岐が現れました。両方の道はこの先でまた合流し、道は平坦になり、見晴茶屋に着きます。 見晴茶屋までは登りもさほど急ではありませんが、ここから急坂が始まります。小屋を過ぎると丹沢名物の階段が現れました。ここまで、多少汗ばむ程度だったのですが、階段を上り始めると汗が噴出します。しかし、この急坂は長くは続かず、一本松の標識を過ぎると道は平坦になり、駒止茶屋が現れました。ここからは丹沢表尾根が眺められますが、その稜線はまだずいぶん高いところにあります。 次の目標は堀山ノ家です。平坦な道が続きやがて道は少し下り気味になり、登り返すと堀山ノ家に着きました。ここから花立山荘を過ぎて金冷やしの手前まで、大倉尾根で最も長い急坂が始まります。堀山の家を過ぎると階段が始まり、戸沢へ下る天神尾根分岐の先で一度平坦になりますが、花立山荘まで一気に高度を稼ぎます。花立山荘は見晴らしの良いところにあり、休むのにうってつけです。花立山荘の前のベンチで一息入れました。
ここでいつものように湯を沸かして昼食をとり、登りと同じ大倉尾根を大倉まで下りました。下りの階段は結構大変です。 大倉尾根は、一本調子の登りしかないので通称バカ尾根と呼ばれていますが、適度な間隔で山小屋があるので、これを目標にして歩くことができ、更に登りの緩急、周りの景観なども変化にも富んでいて、案外歩きやすい感じがしました。階段が確かに多いのですが、道もそれなりに整備されています。それでも、大倉から塔ノ岳まで、標高差約1200m、歩行距離約7Kmの登りは一級品です。 平日にもかかわらず、大倉尾根は10代の高校生から、私よりずっと年上と思われる年配者まで、沢山の人が歩いていました。いずれも足が速く、この日の登りでは、ドンドン追い越されるだけで、結局大倉から塔ノ岳の間、私が追いついたり追い越した人は一人もいませんでした。 11月になったので冬用のズボンやシャツを着ていったのですが、大変暑い一日で、衣服は汗でびしょ濡れになりました。多くの人が半そでのTシャツ1枚で歩いていました。 |
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大倉 写真右側がバス停 平日の早朝なので、見かける人はチラホラ バスは結構頻繁にやって来る |
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公共駐車場入口 駐車場の利用時間は8時30分〜17時とある タクシーは渋沢駅まで1460円と表示されていた |
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大倉高原分岐 塔ノ岳5.2Km、大倉バス停1.8Kmとある 登りは大倉高原側を歩いた 大倉高原といっても野原はなく、植林帯の中にキャンプ場と山の家が1軒建っているだけ |
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大倉高原山の家 ”高源山の家”と記した看板がかけられているが、なぜ”高原”ではなく”高源”なのだろう 小屋の前には飲み水が蛇口から勢いよく流れている ”御1人20円支払って御使用下さい。・・・・施設管理にご協力ください。”の表示がある |
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見晴茶屋 最近建替えられたようで、外観は真新しい ここから階段の上を歩く最初のきつい登りが始まる |
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見晴茶屋からの登り 大勢の人が行き交うためか、道幅は広い |
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見晴茶屋から始まったきつい登りは、一本松を過ぎるとなだらかな道に変わり、駒止茶屋の先の堀山ノ家の手前まで続く 駒止茶屋までは、道の両側にもみじが植えられている 紅葉の時期は赤いトンネルができると思われるが、狂い咲きのような赤い葉を付けた枝が何本か見られるだけで、紅葉はまだ先 |
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駒止茶屋 小屋の上に休憩用のベンチが設けられており、表尾根がよく見える ここから堀山ノ家まで道は平坦で、歩きながら一息つくことができる |
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駒止茶屋から見た表尾根 烏尾山から行者ヶ岳が目の前に見える |
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堀山ノ家 写真手前側に休憩用のベンチが設けられていて、二俣へ下る分岐がある ここから花立まで、大倉尾根随一の長くきつい登りが続く |
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花立への登り 階段がずっと続く 夏はカンカン照りのもとで、悲鳴を上げそうなところである |
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花立山荘 花立の手前にある 小屋の前は広く、見晴らしは抜群 |
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花立 ここまで来ると塔ノ岳の頂上が間近に見える 大倉尾根で最も見晴らしのよい所 |
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鍋割山稜の紅葉 ブナは既に葉を落としており、何の木か分からないが、赤と黄色が点在していた |
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塔ノ岳頂上 平日だが、相変わらず人の往来が絶えなかった この日富士山は雲の中 |