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No.72 鶏冠山 |
大菩薩山系の最も北側にある鶏冠山(1716m)に登りました。梅雨の合間で、雨が無ければ儲けもののつもりで出かけましたが、時折日も射す、まあまあの天気でした。 日時 2006年(平成18年)7月4日(火) 天候 曇一時晴れ 同行 なし 所要時間 柳沢峠(7.55) ←55分→ (8.50)六本木峠(8.55) ←20分→ (9.15)林道(9.15) ←15分→ (9.30)横手山峠(9.35) ←30分→ (10.05)黒川山(10.05) ←5分→ (10.10)見晴台(10.35) ←15分→ (10.50)鶏冠山奥宮(10.55) ←40分→ (11.35)横手山峠(11.35) ←25分→ (12.00)昼食(12.40) ←10分→ (12.50)六本木峠(12.55) ←45分→ (13.40)柳沢峠 山行概要
道路を挟んで駐車場と反対側にある登山道へ入ると、しばらく笹薮の中を歩きます。笹が夜露で濡れているので、ズボンが少しずつ濡れてゆきます。この笹藪の道が登りから下りに変わると、よく整備された遊歩道が現れました。立派な導標が立っているので、これに従い、先へ進みます。道は緩やかな登りで、しばらく歩くとまた同じような導標が現れ、これを過ぎると道は殆ど平坦になり、やがて六本木峠に着きました。丸川峠の方へ向かう道が分かれている以外、何の変哲も無い所です。 ここを過ぎると、道は一度僅かに登り、その後だらだらと下ります。この下りは、途中で林道を横切り、横手山峠まで続きました。 横手山峠は樹林の中にあり、見晴らしは全くありません。ここで一息入れて、鶏冠山に向かいました。ここから、再び登りが始まります。柳沢峠〜六本木峠の間の登りより、少しきつくなりますが、それでも丹沢辺りの一般的な登りと比べれば、勾配は数分の一と言ったところで、楽に歩けます。 やがて黒川山と記された導標が現れ、道が見晴台方向と鶏冠山方向に分かれています。最初に見晴台へ向かいました。5分ほど緩い道を登ると、その先に小さな岩のピークが現れました。名前のように見晴らしの良いところですが、この日は生憎大菩薩嶺が時折雲の間から姿を現すだけで、反対側の笠取山の方向は雲に覆われていて、殆ど何も見えません。 しばらく笠取山側の雲が切れるのを待ってみたのですが、かえって雲が広がってきたので、あきらめてここを後にしました。先ほどの黒川山の導標まで戻り、鶏冠山に向かいました。少し下ると導標が立っている十字路があり、鶏冠山へ向かう道はその先の木立の中に続いています。導標に従い先へ進むと、これまでの緩やかな道から、木の根や小さな岩を乗り越える、荒々しい感じの道に変わります。 ![]() 柳沢峠についてみると、朝はがらんとしていた駐車場に車が数台止っており、私が荷物の整理をしている間にも、車が数台出入りし、意外ににぎやかな感じがしていました。帰路、大菩薩の湯に入るつもりで、塩山方向に向かったのですが、残念、休館日でしたので、上日川峠を経由してやまと天目山温泉に行き、ここで汗を流しました。 鶏冠山は、柳沢峠まで車で行くと頂上までの標高差は200m少々しかない上、アップダウンが少なく道も荒れていませんので、楽に登れる山です。コース上では、遊歩道や林道が多く交差していますが、一帯は東京都の水道局が管理しているようで、これという所には分かりやすい導標が立てられていて道に迷う不安もありません。反面、途中の見晴らしは殆ど無く、花も見かけないので、物足りなさも感じられます。 なお、国土地理院の地形図のルートと標記が実際と大分異なっており、黒川山から鶏冠山にかけては、なんとなくしっくりしない感じで歩きました。この日は、3パーティー、4人の登山者と出会いましたが、いずれも私と同年輩の中高年者でした。 「山の花」に写真を収録した花:ヤグルマソウ |
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柳沢峠には茶店が1軒あり、その裏にこの市営駐車場がある 駐車場の脇にはきれいな水洗トイレがある 車から降りると、いろいろな鳥のさえずりがうるさいほど聞こえた |
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鶏冠山の登山道へ入ると最初は薄暗い感じの笹薮の中を歩く 笹薮は深くは無いが、それでもズボンが朝露で少しずつ濡れてゆく |
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六本木峠までは、このような導標が、この先にもう1箇所立っている ここから鶏冠山まで、随所に導標が立っており、道に迷うことは無い この導標には、東京都水道局の表示がある |
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六本木峠 丸川峠、大菩薩嶺への道がここで分かれている 導標がある以外、峠らしい感じはしない ここにも、東京都水道水源林と記された標識が立っており、この辺一帯は東京都が管理しているようである |
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林道 六本木峠と横手山峠のほぼ中間にある 写真は手前が六本木峠、向うが横手山峠 六本木峠から下ってくると、林道の左前方の導標がすぐ目に入るので、迷うことは無い ここから横手山峠までは車道を歩く |
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横手山峠 樹林の中にあり、見晴らしは無い ここから、登りが少しきつくなる |
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黒川山 道はここで見晴台と鶏冠山方面に分かれる 導標には黒川山と記されているが、頂上はこの導標のすぐ上にある |
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黒川山頂上 小さな広場で、見晴らしは無い 三角点があり、ここが国土地理院の地形図では標高1710mを示すピーク |
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見晴台 大菩薩嶺や奥秩父の山々が良く見える 場所は狭く、5〜6人も人が集まれば、いっぱいという感じである 国土地理院の地形図では、ここが鶏冠山(1716m)となっている また、ここから横手山峠まで、道が記されているが、実際はここで行き止まり |
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黒川山〜鶏冠山の間の十字路 黒川山の導標から、鶏冠山方面へ数分歩いたところにある ここで落合集落方面と黒川金山方向の道が左右に分かれている 典型的な峠だが、名前は無いようである |
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鶏冠山の登り 上の写真の十字路を過ぎると長くは無いが道は一変して、険しい感じになる |
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![]() 少し先の木の上に右の写真のような標識が取り付けられている |
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鶏冠山頂上? 上の標識と反対側の方向にある 枯れかけた古木と岩があるが、標識等は立っていない 辺りでは、ここが一番高いと思われるので、ここが鶏冠山の頂上? |
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鶏冠神社奥宮 前述の「鶏冠山奥宮」の標識に従って少し下ったところにあり、上の写真よりは、低いところにあるが、ここには鶏冠山と記した標識が立っている 祠の反対側は開けているが、この日は雲が涌いていて何も見えなかった |
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大菩薩嶺 六本木峠〜林道の間で、1箇所大菩薩嶺が良く見える場所がある 昼食はここでとった |