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No.68 鍋割山 |
鍋割山(1273m)は二俣から後沢乗越を経由して登るのが一般的で、私も過去3回はこのコースを登りました。今回はコースを変えて、寄から雨山峠を経由して登ってみました。後沢乗越経由より、厳しいコースでした。 日時 2005年(平成17年)12月24日(土) 天候 晴 同行 飼い犬 所要時間 寄大橋(6.45) ←1時間45分→ (8.30)鍋割峠分岐(8.35) ←45分→ (9.20)雨山峠(9.25) ←1時間25分→ (10.50)鍋割峠(10.50) → 40分 → (11.30)鍋割山(11.40) ←20分→ (12.00)鍋割り峠で昼食(12.55) ←40分→ (13.35)鍋割峠分岐沢(13.40) ←1時間5分→ (14.45)寄大橋 山行概要
ここを越え山腹を巻くようにして進むと寄沢の川床に降ります。この間は崩落箇所が目立ちます。1月に歩いたときは、この辺りから雪があったのですが、今回は殆どありません。川床を進み、行き止まりで鉄製の階段を登ると雨山峠に着きました。富士山は生憎上の方に雲がかかり、見えるのは裾野の方だけです。 雨山峠で一息入れ、鍋割山に向かいました。雨山峠を越えるとすぐ、急登が始まります。丹沢特有の白く細かい粒の砂利(石英せん緑岩?)道で、足がずるずる滑ります。ひとしきり急登のあと道が緩くなり、葉を落とした木立の間から同角ノ頭や檜洞丸がよく見えます。やがて長い下りの鎖場が現れましたが、斜度があまりきつくは無いので、難渋することはありません。 ![]() この鎖場を通過すると後は鍋割山まで、ごく普通の登山道を歩きます。鍋割峠を過ぎて少し登ると、富士山の見晴らしが良くなりますが、強い風が吹いているため、立ち止まって眺める気にはなりませんでした。今日は土曜日で、しかも昼食に調度良い時間なので鍋割山はかなり人が居るだろうと思って、鍋割山に着いてみると、強風のためか小屋の前には誰も居ません。 風が強くて私もここでは昼食をとる気になれず、鍋割峠まで戻って昼食にしました。昼食後、コシバ沢へ出てこの沢を下りました。鍋割峠からコシバ沢までは砂利混じりの急坂が続きます。コシバ沢は大きな石がゴロゴロしていて、歩き難いことこの上ありません。コシバ沢を下って寄〜雨山峠間の道に出たときは、ホッとしました。 雨山峠から鍋割山へ登ってみましたが、雨山峠〜鍋割峠間は急坂、鎖場の連続でアップダウンが激しく、思いのほかにくたびれました。雨山峠以外は眺望も無く、楽しい道ではありません。コシバ沢と鍋割峠間も滑り易い急坂が続きます。後沢乗越ルートと比べると月とスッポンで、もう一度歩いてみるかと聞かれたら”ノーサンキュー”と答えます。 アップダウンが激しいだけで、魅力は全く感じられません。 |
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寄沢は4回渡渉する これは最初の渡渉地点で、桟道がかかっているのはここだけ 後の3箇所は、飛び石伝いに流れを渉る |
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コシバ沢 雨山峠は写真の右側から左側へ横切るが、鍋割峠はこの沢を上流に登って行く 今回、帰りにこの沢を下って来たが、大きな浮石だらけで、極めて歩き難かった |
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コシバ沢を過ぎると、このように崩れかかった場所が多くなる |
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雨山峠近くなると寄沢の沢床を歩く 沢床だが、水は殆ど流れていない |
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雨山峠 写真左方向が鍋割山、右方向が檜岳、手前方向はユーシン、向う方向が寄 条件がよければこの峠から富士山が良く見える |
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雨山峠〜鍋割峠間はやせ尾根の上を歩くことが多くなる 今は木が葉を落としているので、樹間から丹沢主稜の峰々が良く見える |
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固定鎖場 雨山峠を越えて最初の鎖場 この鎖場は長いだけで斜度はそれほどきつく無い |
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鍋割峠 特にこれといった特徴は無い ここから、コシバ沢側に少し下ると目の前が開けた格好の休憩場所がある |
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コシバ沢 写真は寄コシバ沢の鍋割峠取り付き地点 導標等は立っていないので、気をつけていないと見過ごすかもしれない |
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同行した飼い犬 今年の夏で満13歳を過ぎた 最近は加齢が早くなり、老いが日増しに目立つ 雨山峠までは、今年の1月と同じコースを歩いたが、階段等で介助が必要な所が確実に増えた |