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No.56 堂平 |
塩水橋から堂平を経由して、丹沢山に登るつもりで出かけたのですが、堂平の先で天王寺尾根に登ることができず、引き返して堂平のブナ林の中を少し歩いて家に戻りました。 日時 2005年(平成17年)2月2日(水) 天候 晴 同行 飼い犬 所要時間 塩水橋(7.20) ←1時間55分→ (9.15)塩水林道終点(9.20) ←45分→ (10.05)堂平沢(10.50) ←5分→ (10.55)堂平(11.55) ←45分→ (12.15)塩水林道終点で昼食(13.25) ←1時間20分→ (14.45)塩水橋 山行概要
塩水橋で出発の支度をする際、持参したアイゼンを持って行くかどうか、考えましたが、丹沢山までそれほど急坂は無いのと荷を軽くしたいのとで、簡易アイゼンだけを持って行くことにしました。 塩水林道の入口のゲートの前は、一面に融けた雪が凍ってツルツルですが、ゲートの中へ入ると、雪のない路面とカチカチに凍った雪の路面が入り混じった道で、これがしばらく続きます。天王寺尾根の登り口へ向う分岐を過ぎたところで、凍りついた雪の路面が殆どになり、滑って足元が危うくなってきたので、簡易アイゼンをつけました。雪は深くありませんが、硬く凍った上に車の轍の跡と人の踏み跡で凸凹が激しく歩き易くはありません。歩くにつれ、路面の雪は徐々に厚くなります。そのうち、凸凹を避けて平らな雪面を歩いていると、時折落とし穴に落ちるような感じで、足が表面の凍った雪面を突き抜けるようになり、足元にかなり気を使わされました。足元に気を取られ、林道の途中にある林道終点までの近道の入口は、気がつかないうちに通り過ぎていました。 雨量局の小屋が現れると、塩水林道の終点で、ここから植林帯の中へ入ります。植林帯の中はしっかりレースができていて道に迷うことはありませんが、林道同様足跡の凸凹がそのまま残って硬く凍っていますので歩き易くはありません。それでも思ったより早く、堂平のブナ林に着きました。ここで一息入れ、少し下って堂平沢を横切り、天王寺尾根の登り口に着きました。 ここまで来ると雪がだいぶ積もっていて、丹沢山方向を示している導標は殆ど雪に埋まっていました。導標に従って進むと、すぐ登山道から外れて、斜面を直登するようなトレースが現れました。変だなと思ったのですが、夏道に残っているトレースよりしっかりしているので、跡をたどってみました。しかし10mほど登るとこのトレースは消えてなくなりました。再び夏道に戻ったのですが、夏道のトレースもすぐ消えてしまうとともに、雪で道がすっかり埋まって右手の沢側に下っている片斜面が現れました。雪は硬くしまっているので、アイゼンを付けていれば、問題なく通過できるのですが、私が付けている簡易アイゼンでは歯が立ちません。アイゼンを車に置いてきたことを悔やみましたが、後の祭りです。足でステップを切ってみたのですが、これはかなり時間がかかります。結局、この先の状況も分らないので、無理をせずにここで引き返すことにしました。 ![]() 今回は、アイゼンを持たなかったためにコースの途中で先へ進むことができなくなり、引き返しました。考えてみれば、厳冬の積雪期に、あまり人の多くないルートをアイゼン無しで歩こうとした考えに、甘さがあったと反省しています。また、アイゼンを持って行ったとしても、天王寺尾根の先にあるガレ場を、犬連れで安全に越えられたかも疑問です。山歩きを再開して3シーズン目の冬ですが、少々油断が出てきていたようです。 |
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塩水橋 塩水橋の近辺には数箇所駐車スペースがあり、ここはその中で最大で、道路の山側に車5〜6台が止められる 朝着いた時、他に止っている車は無かったが、帰りには、私の車以外にもう1台、車が止められていた |
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塩水林道 車の轍と人の足跡でできた凸凹の硬い雪道が林道終点まで続いていた |
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近道入口 塩水橋から塩水林道を歩いて2.8Kmほどの所にある 堂平0.7kmと表示した導標が立っているが、古びているので目立たない 塩水林道終点までの近道で、登りは少々きついが、歩く距離は林道の半分以下 |
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塩水林道終点 堂平雨量局と表示された小屋が建っており、林道をはさんで小屋の反対側に、堂平を経由して丹沢山方向に向う登山道の入口がある |
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植林帯 塩水林道から登山道へ入ると、堂平までスギとヒノキの植林帯の中を歩く |
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天王寺尾根登り口 堂平沢を越えると、天王寺尾根の登りが始まる 北斜面で雪が厚く積もっている |
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天王寺尾根登り口の導標 ここには丹沢山方向を示す導標が立っているが、大半が雪に埋もれていた この日は、このすぐ先で雪の斜面を登れなくなり、引き返した |
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堂平か見た堂平沢と天王寺尾根 尾根筋にも沢にも雪が一面に積もっているのがよく見えた |
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同行した飼い犬 今日も終日活発に動き回っていた 帰りの塩水林道では、私の前を歩けと促がしても、どういう訳か私のピッタリ後を歩いて、前へ出ようとしなかった |