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No.38 乾徳山 |
大平牧場の先の乾徳山登山口まで車で行き、乾徳山(2031m)に登りました。人気のある山らしく、平日にも拘らず終日自分の周りから人影が絶えませんでした。 日時 2004年(平成16年)5月14日(金) 天候 曇一時晴 同行 無し 所要時間 駐車場所(8.50) ←5分→ (8.55)乾徳山登山口(8.55) ←20分→ (9.15)道満尾根(9.15) ←50分→ (10.05)月見岩(10.10) ←1時間10分→ (11.20)乾徳山頂上で昼食(12.25) ←15分→ (12.40)下山道分岐(12.40) ←1時間5分→ (13.45)国師ヶ原(13.55) ←40分→ (14.35)乾徳山登山口(14.40) ←5分→ (14.45)駐車場所 山行概要
乾徳山登山口から登山道に入るとやや急な道が始まりますが、すぐ古い林道のような道が現れ、しばらくこの林道のような道と登山道を交互に歩きながら上へ登ってゆきます。やがて道満尾根を下から登ってくる道が左に現れ、このすぐ先に乾徳山へ向かう道が道路の右手にありました。乾徳山へ向かう道へ入ったところで鮮やかな紫色のミツバツツジの花が目につきました。このあと先へ進むとミツバツツジの木はどんどん多くなり、一時は道の両側がミツバツツジに覆われます。花時は見事と思われますが、この日はまだ蕾の状態でした。 やがて道に岩が現れるようになり、しばらくすると目の前が開け、明るい草原に出ます。ここが扇平で、調度草原の真ん中辺り、国師ヶ原からの道が交わるところに大きな岩があり、月見岩と表示されていました。扇平は富士山の好展望地と乾徳山登山口の案内板にありましたが、この日富士山は雲の中でした。扇平を過ぎると登山道は再び樹林帯に入り、岩場やクサリ場が現れます。岩場と樹林帯の入り混じった道をしばらく歩くと、目の前が開けて高さ20mほどのクサリが取り付けられたピークが現れ、これを登った所が頂上でした 頂上は狭く、10人も人が集まればほぼいっぱいという感じです。晴れていれば素晴らしい眺望が得られるとのことですが、この日、周りの高い山々は全て雲に包まれており、最も近くの黒金山も乾徳山から続く稜線の一部が見えるだけでした。ここで昼食にし、昼食後もしばらく周りの山々の雲が消えるのを待ったのですが、結局山は顔を出しませんでした。 ![]() この日の天気予報は梅雨のはしりの間の晴れ間とのことでしたので出かけました。平日でもあり、あまり人はいないだろうと思っていたのですが、登山口でいきなり男性4人組のパーティーと鉢合わせになり、以後乾徳山の頂上までこのパーティーとずっと前後して歩くことになりました。乾徳山の頂上に着いた時は、この4人組と私だけだったのですが、この後どんどん人が登ってきて、あっという間に10数人の人が集まり、それぞれ昼食を食べ始めました。下山する時も、幾つかのパーティーと追い越したり追い越されたりして歩きました。これだけ多くの人と山で行き交うのは久しぶりです。 今回はできれば黒金山まで行くつもりで自宅を出たのですが、前述のように駐車スペースを探すのに手間取ったり、その他があって歩き始めが9時近くになってしまい、この時点で黒金山まで行くのはあきらめました。前回登った丹沢三峰と比べると今回は歩いた距離も高低差もずっと少ないのですが妙にくたびれました。前回は最高点が1600m弱、今回が約2000mと高度が高かったせいかも知れません。 花 登山道の脇にはフデリンドウ、ヘビイチゴ、クモイコザクラ、ズミが咲いていました。 |
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通行止 大平牧場を過ぎて山道になるとすぐ出てくる 通行止の看板はあるが、写真のように車は更に先へ進める 乾徳山登山口はここから更に300mほど先にある この手前側にも道満尾根に取り付く入口が有るようだが、気がつかなかった |
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乾徳山登山口 大きな表示板で良く目立つ 写真の手前側にはこの付近の案内板が立っている この登山口付近に駐車スペースはない |
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乾徳山方向と国師ヶ原方向との分岐 乾徳山は右手の斜面を登って行く 真っ直ぐ進むと国師ヶ原へ出る 導標はあるがあまり大きなものではない |
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ミツバツツジ 上記分岐を進むと次第にミツバツツジの木が多くなる 殆どがまだ蕾で、見ごろはあと1週間から10日ほどと思われる 花時は見事だろう |
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扇平と月見岩 登山道を歩き始めて1時間少々で目の前が開け、扇平に着いた 画面中央のカヤトの中の黒色が月見岩 晴れていれば見晴らしのよさそうな草原だが、上空は雲で覆われていて、遠望はできなかった |
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クサリ場 扇平を過ぎるとクサリ場や岩場が現れる この写真のクサリ場は扇平を過ぎて少し歩くと現れる このクサリ場と頂上直下のクサリ場が最も高い 人が多いときは渋滞ができそう |
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乾徳山頂上 頂上直下に高さ20mほどのクサリ場がある このクサリ場は、下の方に適当なホールドがなくクサリを使って腕力に頼ることになる このクサリ場には巻き道がある |
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黒金山側から見た乾徳山頂上 こちら側も頂上直下は梯子やクサリ場がある |
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下山道分岐 木には迂回新道、国師ヶ原、徳和、黒金山等、行き先を示す標識が幾つか打ち付けられている この分岐は国土地理院の地形図の位置よりずっと乾徳山よりにある ここから国師ヶ原まではガレ場のような急坂がしばらく続く |
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高原ヒュッテ 白樺林の中にあり、小屋の前は明るい広場になっている 今は無人 |
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国師ヶ原 十字路があり、乾徳山の頂上が見える 明るい草原で休憩にちょうど良い |