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No.29 御正体山 |
先日雲取山に登った際、南の方にある御正体山(1682m)の整った三角形のシルエットが印象に残りましたので登ってみました。今回は、国道413号線の山伏トンネルまで車で行き、ここから飼い犬を連れて山伏峠経由で頂上まで往復しました。飼い犬を同行するのは約一ヶ月ぶりです。終日人に会うことが無く、犬を相手の気ままな山歩きになりました。 日時 2004年(平成16年)2月16日(月) 天候 晴 同行 飼い犬 所要時間 山伏トンネル(6.55) ←50分→ (7.45)石割山分岐(7.50) ←20分→ (8.10)送電線下(8.15) ←35分→ (8.50)中ノ岳(9.00) ←45分→ (9.45)前ノ岳(9.45) ←45分→ (10.30)御正体山(11.00) ←35分→ (11.35)前ノ岳(11.35) ←15分→ (11.50)昼食(12.30) ←15分→ (12.45)中ノ岳(12.45) ←30分→ (13.15)送電線下(13.35) ←15分→ (13.50)石割山分岐(13.50) ←40分→ (14.30)山伏トンネル 山行概要
尾根道に雪は殆どありませんが、融けた雪が凍っている所が多く、歩き出して30分ほどのところで、体が温まってセーターを脱ぐついでに、軽アイゼンを付けました。止まると結構寒く、素手でアイゼンをつけている間に指先が痛くなりました。登りが少しきつくなったと思ったら石割山への分岐で、意外に簡単に着いた気がしました。ここから登りが緩くなり、すぐに奥ノ岳1371mと表示された杭が現れ、御正体山の頂上に続く峰が木の間越しに見えるようになります。 ![]() 前ノ岳を過ぎると僅かに下った後、頂上への登りが始まります。最初は割合きつい登りが続き、体が汗ばむのが分りました。ひとしきりきつい登りが続いた後、登りが緩やかになると共に樹齢を重ねたブナやミズナラの大木が多い気持ちの良い森の中を歩くようになり、頂上に着きました。頂上は明るい広場で、片隅に小さな祠が祀ってあります。この頃になると風がすっかり収まり、何の物音もせず、じっとしていると頭の中が空っぽになるような感じになりました。 頂上で、写真を写したり同行した犬をひとしきり遊ばせて、下山の途につきました。昼食は往きに見つけておいた、前ノ岳と中ノ岳の間の明るい森の中で食べました。いつものように湯を沸かし、温かい飲み物を作りました。この時期、山では温かい飲み物が一番のご馳走です。昼食後、すっかり風が収まったのどかな陽射しの中を、犬と一緒にのんびり下山しました。気温もだいぶ上がったようで、車に着いた時は下着が汗で少し濡れていました。 御正体山は丹沢、道志の山々の中の最高峰ですが、山伏トンネルまで車で来ると、ここの標高が概略1100mですから、頂上との単純な高度差は600mありません。このコースから登れば比較的楽に頂上に立てると思いました。これといった特徴の無い山ですが、丹沢などと比べればずっと静かな山歩きができると思われます。 |
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御正体山への登山道入口 廃屋脇の小さな鳥居をくぐって先へ進む ここには御正体山の方向を示す小さな標識がある ここから尾根までは10分足らずである |
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![]() 白いテープ(写真白丸)と青いテープ(写真青丸)の間にある 場所名や方向を示す標識は無い 右の写真のような標識も木に取り付けられている 山伏峠はもう少し菰釣山寄り? |
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石割山への分岐 道の真ん中に立派な導標が立っている |
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奥ノ岳 何の変哲も無い尾根道に奥ノ岳1371mと記した杭が立っている |
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送電線下 山伏峠〜御正体山の間で最も見晴らしの良い場所 鉄塔の周りが切り開かれており、明るく気持ちが良い |
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送電線下から見た富士山 裾野は石割山に妨げられて見えない |
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三ッ峠山 上州の荒船山のような特異な山容に見える 頂上の無線施設も肉眼で識別できる |
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中ノ岳 送電線の鉄塔から一度下って登り返した2番目のピーク 中ノ岳1411mと記した杭が立っているが、ここも奥ノ岳同様、特にこれと言った特徴は無い |
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前ノ岳 奥ノ岳と中ノ岳と同じように前ノ岳1471mと記した杭が立っている この先、少し下りがあり、その後急登が始まる この付近からも富士山が良く見える |
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前ノ岳付近から見える富士山 ここからは整った富士山の姿が裾野まで一望できる |
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頂上への登り 前ノ岳からの急登が終ると明るくなだらかな斜面の林の中を歩くようになる 新緑の頃は素晴らしい森林浴が楽しめそう |
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同行した飼い犬 ずっと私の後ろを歩かせていたが、昼食後は人に会うことも無さそうなので、私の先を歩かせたら大喜びをして走り回っていた 私などより歩くのははるかに速く、後を歩かされるとストレスがたまるらしい |