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No.21 黒岳 |
御坂山塊の最高峰の黒岳(1793m)に登りました。天下茶屋まで車で行き、ここから往復しました。終日雲ひとつ無い晴天に恵まれ、葉を落とした木々の間から富士山や奥秩父、八ヶ岳等を眺める晩秋の山あるきでした。 日時 2003年(平成15年)11月26日(水) 天候 晴 同行 家内、飼い犬 所要時間 天下茶屋(7.20) ←20分→ (7.40)清八山分岐(7.50) ←45分→ (8.35)御坂山(8.40) ←35分→ (9.15)御坂峠(9.30) ←1時間5分→ (10.35)黒岳頂上及び展望台(11.00) ←40分→ (11.40)御坂峠で昼食(12.35) ←35分→ (13.10)御坂山(13.20) ←30分→ (13.50)清八山分岐(13.50) ←15分→ (14.05)天下茶屋 山行概要
トンネルの手前にある登山道に入ると、太宰治の記念碑が建っており、ここから少し急な階段の登りが始まりました。階段はしばらく続きますが、これが終るとまもなく右が清八山、左が旧御坂峠と表示した導標がある稜線に出ます。ここから尾根歩きが始まり、小さなピークを3つほど越えると御坂山(1596m)に着きます。途中で木立が途切れ富士山と河口湖が一望できるところがありました。御坂山の頂上は広場になっており、木立に囲まれていますが、この時期は木の葉が全て落ちていますので、富士山や三ッ峠の山々が木の間越しに見られます。 御坂山の頂上から下り始めるとしばらくして高圧線の下を通りますが、ここは北と南の両方向が開けていて南側は富士山、北側は奥秩父連峰、八ヶ岳それと南アルプスが良く見えます。ただし奥秩父連峰以外は写真に撮ると、高圧線が画面に入ってしまいます。このあと下草に笹が生えている林の中を下り、御坂峠に着きました。峠には御坂茶屋がありますが、閉められています。この茶屋の前に、休憩にもってこいの日当たりの良い広場があったので、ここで日向ぼっこがてら、しばらく休みました。 御坂峠から黒岳までは1時間ほどかかりました。頂上は見晴しが全くありませんので、展望台方向を示す標識に従い、展望台へ行きここで景色を楽しんで時間を過ごしました。河口湖を前にした富士山が真正面に聳え、しばらく時間の経つのを忘れさせます。そろそろ引き揚げようとしていると、私達とほぼ同年輩の夫婦連れのパーティーがやって来ました。この人達も家で犬を飼っているとのことで、同行している柴犬が酒の肴になり、しばらく話が弾みました。 黒岳の頂上は何もありませんので御坂峠までもどり、ここで昼食にしました。陽射しはあったのですが結構寒く、 ![]() 今回は前述のように黒岳の展望台で夫婦連れのパーティーと会っただけでしたので、私達だけの静かな山あるきになりました。人が殆どいませんでしたので、同行した柴犬にも余り神経を使わずに済み、のんびりした気分に浸れた一日でした。 |
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清八山分岐 黒岳へはここから稜線歩きが始まる ここから清八山方向へ30mほど行くと樹間から八ヶ岳が良く見える |
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御坂山頂上 小さな広場になっているが、休憩用のベンチ等はない 周りの木立が葉を落としているので、樹間から三ッ峠や富士山が垣間見える |
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御坂峠近くの登山道 御坂山から御坂峠へ下って行き、御坂峠近くになると笹原の中を歩くようになる |
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御坂峠と御坂茶屋 峠にある小屋は完全に閉められている 御坂茶屋と書かれた額のような看板が掛けられていた |
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御坂茶屋の後ろの小さな祠 「御坂天神社」と書かれた賽銭箱が置かれている このすぐ上には壊れかけたトイレもある 御坂峠付近の往時の人の行き来がしのばれる |
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黒岳の登り 御坂峠近くはミズナラの林の中のなだらかな道だが黒岳の頂上近くなるときつくなる |
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黒岳頂上 見晴しは全く無い 展望台の方向と距離(200m)を表示した標識がある |
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黒岳展望台 写真の右手方向から手前側が開けていて、富士山と南アルプスが一望できる |
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黒岳の展望台からの眺望 御坂山塊の節刀ガ岳、鬼ガ岳 |
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黒岳の展望台からの眺望 南アルプス北岳、間の岳 |
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太宰治記念碑 記念碑には「富士には月見草がよく似合ふ」と太宰治の富嶽百景の一文が刻まれている |
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天下茶屋 昭和10年代、太宰治がここに長く逗留したとのことで、中に太宰治記念館が設けられている |
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同行した柴犬は今回も私たち以上に元気で、活発に動き回っていた |