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No.18 守門岳 |
山形県の鶴岡市へ出かけた帰途、新潟県の入広瀬村の宿に泊まり、守門岳(1537m)へ登りました。今回は大原スキー場の上にある大原口から登りました。終日雲ひとつ無い晴天に恵まれ、見ごろを迎えた紅葉が美しい秋の登山でした。 日時 2003年(平成15年)10月20日(月) 天候 晴 同行 なし 所要時間 大原口駐車場(8.05) ←35分→ (8.40)エデシ尾根(8.40) ←15分→ (8.55)布引ノ滝下降点(8.55) ←40分→ (9.35)見晴台(9.40) ←30分→ (10.10)上祝沢源流(10.15) ←5分→ (10.20)小烏帽子(10.25) ←55分→ (11.20)守門岳頂上(12.15) ←40分→ (12.55)小烏帽子(12.55) ←30分→ (13.25)見晴台(13:30) ←15分→ (13.45)布引ノ滝下降点(13.50) ←20分→ (14:10)布引の滝(14:15) ←25分→ (14:40)大原口駐車場 山行概要
事前にチェックした地形図から、小烏帽子まではかなりの急登を覚悟していましたが、登山道入口の小さな原っぱを過ぎて樹林の中へ入ると予想通りの急登が始まりました。今回は一人ですので、オーバーペースによるスタミナ切れを起こさないよう、最初は意識してゆっくり歩きました。歩き始めて40分ほどすると視界が開け、エデシ尾根の稜線に出たことがわかります。ここからは木がまばらで明るくなり、木の間越しに見晴らしがありますが、急登は続きます。 登りは急ですが落ち葉でフカフカの気持ち良い道を更に登って行くとロープが取付けられた短い登りが現れ、これを越えると見晴台にひょっこり顔を出します。名前の通り見晴が良く、特に大雲沢の紅葉は見事でした。この見晴台の標識には、標高(1100mとあった)の他に水場まで急登30分とありましたが、見晴台からほぼこの時間通り上祝沢源流と書かれた標識のある小さな沢に着きました。これが水場で小さな沢ですが、水量は十分で無雪 ![]() 水場から大池コースの道と合流する小烏帽子までは5分ほどでした。登山口から続いた急登はここで終わり、あとは頂上まで見晴らしの良い稜線を歩きます。途中、潅木に囲まれた小さな草地が2つあり、草地の間の木に二元芝という標識が取り付けられていました。守門岳の山頂がちょっと顔を出した感じの良い草地でした。 頂上までは2組、3人の登山者に会っただけでしたので、平日でもあり頂上に人は殆どいないと思っていましたが、頂上に着いたとき10人ほどの先人が居て、びっくりしました。青雲岳の方、つまり保久礼小屋登山口または二口登山口の方から登ってくる人が多いようでした。頂上の見晴は素晴らしく、ゆっくり昼食を取りながら眺望を楽しみました。 頂上で1時間ほど過ごして下山の途につき、途中で布引ノ滝の分岐点から滝のビューポイントまで行き、滝を見物しました。滝への分岐点には急降とありますが、確かに文字通りの急な道を下ります。水量は多くはありませんが落差は十分あります(100mぐらい?)。気品のある滝ですが、上から1/4ほどのところで腰折れ気味なのが残念でした。 下山後立ち寄り湯を探しながら帰途に着いたのですが、なかなか見つからず、とうとう三俣の「街道の湯」まで来ることになってしまいました。ここは入口から脱衣場までがなんとなく昔の銭湯のような雰囲気を感じさせる立寄り湯でした。 守門岳の標高はさほどではありませんが、頂上からの眺望は抜群です。また今回登った大原口は、急登が続きますが、人の少ない変化に富んだ楽しいコースだと思っています。この山は私が学生時代の夏、友人と登ろうと大白川駅から歩き始めたのですが夜行列車の睡眠不足と暑さのため、登山口にたどりつく前にダウンして登れなかった山です。 |
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駐車場の前にある登山道入口 登山カードを提出するポストが設置してある |
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登山道へ入るとブナの林の中の急登が続く |
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エデシ尾根に出ると急登は続くが明るい樹間の中を歩くようになる |
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見晴台 突然目の前に現れる・・・という感じだった |
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見晴台からの遠望 左方が尾瀬、日光の山々、右方が越後の山々 |
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見晴台から見る大雲沢の紅葉 |
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上祝沢源流と記載された標識がある水場 水量は豊富だった |
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小烏帽子 方向を示す導標は倒れていた 急登はここまでで、これから先は見晴しの良い尾根歩きになる |
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二元芝 潅木の上に守門岳の山頂が少し顔を出している |
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二元芝を過ぎると頂上は目の前 |
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守門岳頂上 散在している岩などが休憩用の椅子代わりに調度良い 頂上はそう広くはない |
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守門岳頂上から見た青雲岳 青雲岳のピークは明るい草原で休んでいる登山者が遠望できる こちらから登ってくる登山者が多かった |
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守門岳頂上の眺望 遠方の山は浅草岳 ここまで来ると名前を言える山が殆ど無い |
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布引ノ滝 このビューポイントから滝壷までは見えなかった 登山道の分岐点の標識には急降下と表示されていたが、文字通りしばらくは急降下で、足がヨレヨレになった |
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どういうわけか登山道にはイナゴ大のバッタが沢山いた |
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10月も下旬なのにリンドウが咲いていた 布引ノ滝から登山口へ向かう途中で見つけた |