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No.9 鍋割山 |
前日も晴れでしたが、この晴れ間が関東地方では11日ぶりとのことでした。久し振りの晴れ間でしたので、前々から行こうと思っていた鍋割山(1273m)に足を向けました。表丹沢県民の森の駐車場に車を止め、後沢乗越から鍋割山へ登り、搭ノ岳(1491m)まで行ってみました。 日時 2003年(平成15年)5月22日(木) 天候 晴のち曇 同行 家内、飼い犬 所要時間 表丹沢県民の森駐車場(6.35) ←50分→ (7.25)ミズヒ沢(7.35) ←30分→ (8.05)後沢乗越(8.15) ←1時間20分→ (9.35)鍋割山荘(10.00) ←1時間10分→ (11.10)金冷ノ頭(11.15) ←25分→ (11.40)搭ノ岳で昼食(13.00) ←50分→ (13.50)小丸(14.00) ←1時間25分→ (15.25)二俣(15.35) ←20分→ (15.55)表丹沢県民の森駐車場 山行概要
駐車場からしばらく林道歩きが続きますが、ミズヒ沢で林道が終わり登山道が始まります。ここには鍋割山荘へボランティアで運ぶ飲水の入ったペットボトルが沢山積んであります。私も1本ザックに載せて運ぶことにしました。ここから始まる登山道は整備がすばらしく、鍋割山荘まで気持ちよく歩くことができます。丹沢名物の階段は有りますが、同じ段差で延々と続くような非人間的なものではありません。後沢乗越から上は時々眺望も得られ、歩き易い道とあわせ、爽やかな新緑を楽しむには丹沢でも屈指のコースだと思います。 ![]() 鍋割山荘までは、時間も早く行き交う人も数人しかいませんでしたが、鍋割山稜へ出ると人は多くなり、金冷ノ頭〜搭ノ岳間の大倉尾根は、登山者が途切れることなく続いていました。久し振りの晴れ間で新緑を楽しむベストシーズンとは言え、平日でもこのような人出であれば休日の人の多さは相当なものでしょう。人が多いので、同行している飼い犬がトラブルの種にならぬかと、少々気になりましたが、幸い何事も起こらずに済みました。 塔ノ岳で昼食をとり帰路は、鍋割山稜の小丸から訓練所尾根を下りました。この道は最初の10分ほどは明るい小潅木の中を歩き、ミツバツツジが咲いていたりして気持ち良いのですが、これが終るとヒノキの薄暗い植林の中の単調な急坂が続く、あまり面白い道ではありません。人と階段が少ないのが取り柄といったコースで、急坂が終って林道へ出た時は、ホッとしました。二俣まで来ると、登山者が数人休んでいましたので、我々もここで一息入れて駐車場へ向かいました。 午前中晴れ、午後から曇りの天気予報通りでしたが、終日もやがかかったような天気で、鍋割山や搭ノ岳から富士山を望むことはできませんでした。しかし後沢乗越から鍋割山稜にかけての新緑は、期待以上に素晴らしく、眺望が得られなかった分を差し引いても、十分おつりが戻ってくる、そんな思いがする山歩きでした。 花 後沢乗越〜鍋割山頂の尾根道にホソバテンナンショウが沢山咲いていました。秋に赤いトウモロコシのような実をつけるとのことですが、最初は花とは気がつきませんでした。また、鍋割山稜の薄暗い木立の中ではツルシロカネソウが咲いており、私のようなアマチュアカメラマンが写真を写していました。 |
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後沢乗越 ここからしばらくは新緑のシャワーの中を歩く 透明感のある緑が素晴らしい |
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後沢乗越のツツジ 新緑の中に鮮やかな朱色が目立った 色からするとレンゲツツジ?またはヤマツツジ? |
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後沢乗越から鍋割山荘までの登山道 よく整備された歩き易い道が続いている |
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鍋割山荘 鍋割山の頂上にある 鍋割山荘のまわりは芝生や木立が芽吹き、さわやかな緑に覆われていた |
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鍋割山荘脇の明るい広場 |
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鍋割山稜から見た丹沢主稜 蛭ヶ岳(左側奥のピーク)の頂上の蛭ヶ岳山荘が見える |
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鍋割山稜の新緑 透き通るような黄緑色がなんとも言えない |
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搭ノ岳山頂のベンチ 山頂一面にベンチが設けられている 食事や休憩をするには都合が良いが、雰囲気は最悪 平日にもかかわらず、この日も入れ替り立ち代り人が来て休んだり昼食を取っていた 我々もここで昼食 |
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二俣 林道を横切って勘七ノ沢が流れていて、広場があり、水のほとりが良い休憩場所になっている 下ってきた訓練所尾根が無味乾燥の面白くない道だったので、ここに着いた時はホッとした |
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鍋割山稜のトウゴクミツバツツジ 実物はこの写真よりはるかに素晴らしい |
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訓練所尾根のトウゴクミツバツツジ 透き通るような緑の中に赤紫色が浮き出ていた 実物は上の写真と同じく、はるかに素晴らしい |
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同行した飼い犬(鍋割山荘で) この後塔ノ岳まで多くの人と出会ったが幸いトラブルは起きなかった 塔ノ岳の昼食時、何人かの人が寄ってきて、話し掛けられたが、尻尾を振ってご満悦だった |