Top浮世絵文献資料館浮世絵師総覧
 
見世編大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔見世編〕大田南畝関係
(遊郭・芝居・商家・料亭等)
【よ】※◯は欠字、◎は表示不能文字
店名(屋号)詞書・詩歌出典巻・頁年月日
ようろうてい
養老亭(平清)
「春日、大橋・田中二子と同じく深川の養老亭に宴す。石橋生・狩探信・木芙蓉坐に在り。歌妓阿勝・阿琴酒を佐く
 江東春早一枝梅 仙侶同舟載妓来 臨岸柴門迎客入 咄嗟供辨勧銜杯
 雨凍春雲雪満汀 蘭湯浴罷酒旋醒 此生唯有忘憂物 万事須抛養老亭
 其の二
 無声詩逐有声成 七字難裁五字城 酔後千言如乱雪 霏々鋸屑闘瓊英」
 其の三
南畝集19
漢詩番号3959
3960・3961
⑤337文化12年
1815/01/
「深川養老亭に酒のみけるにちかきわたりの石橋蘆州のもとへよみてつかはしける
 あらかねの土橋にきても石橋のはしをわたせし人ぞ恋しき
かくよみてつかはしければ発句、いざゝらば弥生かつをの箸とらん、やがて来て酒のみけり」
六々集②234文化12年
1815/03/
「土橋帰帆【深川八景の中】 あらかねの土橋にこがれゆく舟もちよとたちかへれひらに平清」
 【平清は料理茶屋に名也。一号養老亭】
七々集②267文化12年
1815/10/
よしのや「よしの屋といへる酒家にてうなぎの蒲焼をくふとて 一二本さくやうなぎの蒲桜花の匂ひもよしのやの奥」巴人集甲辰②430天明4年
1784/閏01/
よろずや さんのじょう
万屋 三之丞
「正月九日上方より新酒下れるよし、十一日、飯田町万屋三之丞より一壷をめぐみけるに
 年の内にくべきを春の入船は古酒とやいはん新酒とやいはん」
紅梅集②360文政2年
1819/01/11