Top浮世絵文献資料館浮世絵師総覧
 
見世編大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔見世編〕大田南畝関係
(遊郭・芝居・商家・料亭等)
【う】※◯は欠字、◎は表示不能文字
店名(屋号)詞書・詩歌出典巻・頁年月日
うかむせ
うかむ瀬 (酒家)
「浅草の酒家うかむ瀬といへるたかどのにて鮑の貝の大なる盃にて酒すゝめければ
 生酔とわらはばわらへ味酒のみをすてゝこそうかむ瀬の貝」
徳和歌後万載①32天明4年序
1784/04/
うちだや
内田屋
「やよひの末、内田屋に躑躅の花をみて 春もやや末寺町のいはつつじ花は赤城の宮ちかくさく」をみなへし②26文化4年
1807/03/
うちだ 内田「春雨、内田氏の酒楼に宴す
 昌平橋北一旗亭 春雨如糸柳色青 江漢滔々南国紀 尽為樽酒満門庭」
〈神田昌平橋外の内田屋清左衛門の店か〉
南畝集18
漢詩番号3763
⑤279文化10年
1813/03/
うめかわ
梅川
「梅川といへる酒家のもと舟さしよせて肴もとむに、伴ふ人に松下忠兵衛といふ人あれば
 梅川は松下ならぬ柳橋相方の名はちつと差合」
あやめ草②78文化7年
1810/07/
「題しらず 江をわたる春は梅川青柳にふねさしよせているゝみさかな」
〈『細推物理』(享和3年記事⑧365・369.372)によると、梅川は柳橋の酒楼で、肴の仕出しもした〉
万紫千紅①273文化11年
1814/
うなぎや
鰻屋
「高橋鰻鱺【高橋在新石町】 大和田遠深川深 鄽小高橋勝大金 春木何如鈴木久 森山不負富山心」
〈大和田・深川・高橋・大金(大坂屋金蔵か)・春木・鈴木・森山・富山は当時評判の鰻料理屋か〉
紅梅集
巴人集拾遺
②366
②497
文政2年
1819/04/
「日光道中、上間久里村秋田屋の鰻名物也。長月廿八日森田屋より贈りけるに
 日光の旅うなぎにも江戸前もはだしになりてかみまく里村」
紅梅集②375文政2年
1819/09/28