Top浮世絵文献資料館浮世絵師総覧
 
見世編大田南畝(四方赤良・蜀山人)の詩・狂歌 〔見世編〕大田南畝関係
(遊郭・芝居・商家・料亭等)
【せ】※◯は欠字、◎は表示不能文字
店名(屋号)詞書・詩歌出典巻・頁年月日
せいざんどう
青山堂(雁金屋)
「青山堂楼上額 左伝語 民生在勤々則不匱 南畝書  青山堂 南畝覃書」
「青山堂記
 青山在、緑水在とは、もろこし人のは歌にして、青山かざることのはは、節季候のほぎごとなり。こゝにはなだの帙の数々、青表紙の文の巻々、からのやまとのふみをひさぎて、世わたる道の枝折とし、身は紅塵のうちにありて、心は青山の外にあそぶ。山の手の老店なれば、青山堂とはよべるなるべし 蜀山書」
巴人集②443文化1年
1804/
せいようあん
静養庵
「根ぎしに蕎麦むぎ調じてひさぐ静養庵の母七十の賀に たらちねを心しづかに養へば齢も長くつなぐそば麦」紅梅集②338文化15年
1818/04/
せいりゅうけん
勢竜軒
「ある人喜撰といへる銘ある茶を贈りけるにその味あしければ【欄外。江戸北新堀勢竜軒】
 おしなべてかんぜぬものはなかりける喜撰上下のちがふ茶の味
〔欄外。中□□□と銘ある祝井喜撰なり〕
紅梅集②370文政2年
1819/07/
せいりゅうてい
青柳亭
「夏日、青柳亭に飲す 柳色斜連酒旆青 層欄不譲五重亭 蘭湯浴罷披衣坐 面受薫風酔未醒」南畝集17
漢詩番号3366
⑤162文化7年
1810/05/