大田南畝・見世・き


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見世編 大田南畝（四方赤良・蜀山人）の詩・狂歌　〔見世編〕 大田南畝関係
（遊郭・芝居・商家・料亭等） 
【き】　※◯は欠字、◎は表示不能文字
 
店名（屋号） 詞書・詩歌 出典 巻・頁 年月日

きんしょうてい
琴松亭 「琴松亭の聯に　糸筋の十三峠木曾路より琴柱にかよふ峯の松風」 をみなへし ②38 文化5年？
1808/?

きんばてい
金馬亭 「金馬亭にて岩井杜若が羽織のうらに書てつかはす
　蓬莱山にちとせふる、万歳千龝かさなれり、松の枝には鶴すくひ、岩井の上に亀あそぶ
これなん祇王が君があげこし、静がしづやしづとうたひし今様ともいふべきかも」
「席上作　岩井流清杜若叢　市川団助字三光　更迎花井朝比奈　築地笑談対善公」
「金馬亭にて神農・張仲景の掛物を見る　神農も張仲景もあきれなん長沙の大酒その意ゑん帝」 あやめ草 ②58 文化7年
1810/01//

きんぱろう
金波楼　（今戸） 「秋日、金波楼に集ふ　露白蒹葭墨水洲　雨晴秋樹午煙収　宿酲頭挙千斤重　久濶談消万石憂　柱促弦歌雲著鬢　興飛杯酒芥為舟　縦然今夕無明月　扁掲金波照酒楼」
「金波楼即事　金波楼上送秋陽　松外風帆下野塘　一曲三絃消宿酔　(七字欠)」 南畝集１８
漢詩番号3551-2 ⑤218 文化8年
1811/08/

「二月廿一日暁、墨水の金波楼火(や)く　怪底窯煙墨水頭　欲燃花未発汀洲　北楼昨夜欒巴噀　不救金波一酒楼」
南畝集１８
漢詩番号3873 ⑤309 文化11年
1814/02/21

「八月十二夜、舟を墨水に泛べて金波楼の下を過ぐ
　蘯槳金波遡墨河　蒹葭深処月明多　忘機欲共群鴎狎　野外鴛鴦可奈何」 南畝集１９
漢詩番号4196 ⑤401 文化13年
1816/08/12

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見世編	大田南畝（四方赤良・蜀山人）の詩・狂歌　〔見世編〕	大田南畝関係
	（遊郭・芝居・商家・料亭等）

店名（屋号）	詞書・詩歌	出典	巻・頁	年月日
きんしょうてい琴松亭	「琴松亭の聯に　糸筋の十三峠木曾路より琴柱にかよふ峯の松風」	をみなへし	②38	文化5年？ 1808/?
きんばてい金馬亭	「金馬亭にて岩井杜若が羽織のうらに書てつかはす　蓬莱山にちとせふる、万歳千龝かさなれり、松の枝には鶴すくひ、岩井の上に亀あそぶこれなん祇王が君があげこし、静がしづやしづとうたひし今様ともいふべきかも」「席上作　岩井流清杜若叢　市川団助字三光　更迎花井朝比奈　築地笑談対善公」「金馬亭にて神農・張仲景の掛物を見る　神農も張仲景もあきれなん長沙の大酒その意ゑん帝」	あやめ草	②58	文化7年 1810/01//
きんぱろう金波楼　（今戸）	「秋日、金波楼に集ふ　露白蒹葭墨水洲　雨晴秋樹午煙収　宿酲頭挙千斤重　久濶談消万石憂　柱促弦歌雲著鬢　興飛杯酒芥為舟　縦然今夕無明月　扁掲金波照酒楼」「金波楼即事　金波楼上送秋陽　松外風帆下野塘　一曲三絃消宿酔　(七字欠)」	南畝集１８漢詩番号3551-2	⑤218	文化8年 1811/08/
	「二月廿一日暁、墨水の金波楼火(や)く　怪底窯煙墨水頭　欲燃花未発汀洲　北楼昨夜欒巴噀　不救金波一酒楼」	南畝集１８漢詩番号3873	⑤309	文化11年 1814/02/21
	「八月十二夜、舟を墨水に泛べて金波楼の下を過ぐ　蘯槳金波遡墨河　蒹葭深処月明多　忘機欲共群鴎狎　野外鴛鴦可奈何」	南畝集１９漢詩番号4196	⑤401	文化13年 1816/08/12