◯『浮世絵師便覧』ｐ229（飯島半十郎(虚心)著・明治二十六年(1893)刊）
〝輝人(ﾃﾙﾝﾄﾞ) 歌川、◯天保〟
◯『浮世絵師歌川列伝』「一世歌川豊国伝」ｐ101（飯島虚心著・明治二十七年、新聞「小日本」に寄稿）
（文政十一年八月、初代歌川豊国追悼の筆塚を建立。表に狂歌堂真顔の撰文、背面に当時の門人名あり）
〝国丸社中、重丸、年丸、輝人〟
〈初代豊国の筆塚の陰碑にある歌川派の絵師名、斎藤月岑の『増補浮世絵類考』の方を見ると、輝人のところが輝久に
なっている。因みに『原色浮世絵大百科事典』第二巻「浮世絵師」に輝久の項目はない。参考までに斎藤月岑の筆塚
をあげておく〉
『増補浮世絵類考』（斎藤月岑編・天保十五年序）「初代歌川豊国」の項
「豊国筆塚碑」（文政十一年八月記）の「歌川総社中碑」に名を連ねる
「豊国筆塚碑」〝国丸社中 重丸 年丸 輝久〟〈国丸門人〉
◯『浮世絵備考』（梅本塵山編 東陽堂 明治三十一年(1898)六月刊）
（国立国会図書館デジタルコレクション）（77/103ｺﾏ）
〝歌川年丸 歌川輝人【天保元～十四年 1830-1843】以上二人、其の伝詳ならず〟
◯『浮世絵師伝』p124（井上和雄著・昭和六年(1931)刊）
〝輝人（ﾃﾙﾝﾄﾞ）
【生】 【歿】 【画系】国丸門人 【作画期】天保
歌川を称す〟
◯『浮世絵師歌川列伝』付録「歌川系図」（玉林晴朗編・昭和十六年(1941)刊）
「歌川系図」〝歌川国丸門人 輝人〟