◯『歴世女装考』〔大成Ⅰ〕⑥297(山東京山著・安政二年刊)
「勝山髷之詳図 ・こゝには頭のみ全図は略す」(模写あり)
〝此図は天保二年辛卯の三月廿二日、但馬国の人某より画軸に書を添て、高尾なるべけれど幾代目なるや、
画師の伝も示せ、と云しは、小袖にもかんざしにももみぢの紋あるゆゑなり。落款に宝永乙酉大和繪師
里水図之とあり。高尾は十代目、繪師はもろのぶ門人なりと考証を記しおくれり〟
◯『浮世絵師伝』p222(井上和雄著・昭和六年(1931)刊)
〝里水
【生】 【歿】 【画系】 【作画期】宝永
東川堂と号す、画風菱川派、遊女高尾を描ける画幅に「宝永乙酉春、大和絵師里水」の落款あり〟