◯『新撰日本書画人名辞書 下』(青蓋居士編 明治三十二年(1899)刊)
(国立国会図書館デジタルコレクション)(25/218コマ)
〝羽川(はかわ)冲信(ちゆうしん)
羽川冲信は珍重と称す、通称太田弁五郎といふ、本姓は真中氏、江戸の人なり、後三同と号す、鳥居清
信に学びて浮世絵を画く、宝暦四年七月廿日没す〟
◯『浮世絵師伝』p25(井上和雄著・昭和六年(1931)刊)
〝沖信
【生】 【歿】 【画系】珍重門人 【作画期】元文
羽川氏を称す、元文頃の細判漆絵に福禄寿と雷の図あり。一に沖信を珍重とすれど、其の証無し〟
◯「日本古典籍総合目録」(国文学研究資料館)
(沖信名の作品)
作品数:2点
画号他:元信・沖信・羽川元信・羽川珍重沖信
分 類:赤本2
成立年:記載なし
〈二点の赤本は『御行列』『化物合戦』、ともに「羽川珍重沖信作・画」とある。国文学研究資料館の「日本古典籍総
合目録」は沖信と珍重を同人としている〉