☆ 明治十五年(1882)
◯『第三回観古美術会出品目録』(竜池会編 有隣堂 明治15年4月序)
(第三回 観古美術会 4月1日~5月31日 浅草本願寺)
(国立国会図書館デジタルコレクション)
◇第四号(明治十五年四月序)
〝菱川師継 小督仲国図 一幅(出品者)赤松徳三〟
☆ 明治二十六年(1893)
◯『古代浮世絵買入必携』p19(酒井松之助編・明治二十六年刊)
〝菱川師継
本名 師継 号〔空欄〕 師匠の名〔空欄〕 年代 凡二百年前後
女絵髪の結ひ方 第三図 (国立国会図書館・近代デジタルライブラリー)
絵の種類 肉筆
備考 〔空欄〕〟
☆ 明治三十年(1897)
◯『読売新聞』明治30年1月23日記事)
(小林文七主催「浮世絵歴史展覧会」1月18日-2月10日)
〝浮世絵歴史展覧会(三)巨浪生の記事
師継が「小町図」は師の草子洗の図と意匠を同(おなじ)ふせり〟〈師は師宣〉
☆ 明治三十一年(1898)
◯『浮世絵備考』(梅山塵山編・東陽堂・明治三十一年刊)
(国立国会図書館デジタルコレクション)(21/103コマ)
〝菱川師継【元禄元~十六年 1688-1703】師宣の門弟なるべし、其の伝詳ならず〟
☆ 昭和以降(1826~)
◯『浮世絵師伝』p197(井上和雄著・昭和六年(1931)刊)
〝師継
【生】 【歿】 【画系】師宣門人か 【作画期】享保
古山を称す、肉筆美人画あり〟
◯『増訂浮世絵』p32(藤懸静也著・雄山閣・昭和二十一年(1946)刊)
〈菱川師宣の系譜、古山師重の門人として次の三人を挙げる〉
〝古山師政・古山師胤(菱川ともいふ)・師継〟
〈系譜に名があるのみ、記事はなし〉