◯『京摂戯作者考』〔続燕石〕①339(木村黙老著・成立年未詳)
(「浮世絵師」の項)
〝武内確斎
大坂の人、諱は温、俗称西左衛門、布屋町に住す、篠崎三島老人門人、小説室の八島著述、又、絵本太
閤記、玉藻譚、阿夜可志譚等は、右の確斎作にて、玉山の名を借りしものなりといふ〟
◯「日本古典籍総合目録」(国文学研究資料館)
作品数:4点
画号他:武内確斎・丹波屋・西左衛門・丹波屋西左衛門・武内西左衛門・中聖人晦所
分 野:読本2・往来物1
成立年:寛政9~13年(1点)
享和1~3年 (2点)
文化1年 (1点)
文政6年 (1点)
〈『京摂戯作者考』は浮世絵師の項目に入れるが、著作のみのようである。寛政九年(1797〉~享和二年(1802)にかけ
て刊行され、文化元年(1804)には突如、絶版を命じられた『絵本太閤記』(岡田玉山画)の作者として知られる〉