◯『葛飾北斎伝』p330(飯島半十郞(虚心)著・蓬枢閣・明治二十六年(1893)刊)
(葛飾北斎の門人)
〝北英 雪花楼と号す。大坂の人〟
◯『浮世絵備考』(梅本塵山編 東陽堂 明治三十一年(1898)六月刊)
(国立国会図書館デジタルコレクション)(65/103コマ)
〝葛飾北英【文政元~十二年 1818-1829】雪花楼と号す、大阪の人、為一の門弟〟
△『増訂浮世絵』p200(藤懸静也著・雄山閣・昭和二十一年(1946)刊)
〝春江斎北英
初め春江と号し、文政十二年に春江斎北英と改めた。北洲の門下である。天保五年に春梅斎北英を名乗
る。又雪花楼、雪華の号がある。その門弟が可なり多く、北洲の画系を盛んならしむるの力がある。而
して、その作は夥しく、浪花錦絵作家として特筆に値するものがある。文政天保年間の人〟