◯『浮世絵画集』第一~三輯(田中増蔵編 聚精堂 明治44年(1911)~大正2年(1913)刊)
「徳川時代婦人風俗及服飾器具展覧会」目録〔4月3日~4月30日 東京帝室博物館〕
(国立国会図書館デジタルコレクション)
◇『浮世絵画集』第三輯(大正二年(1913)五月刊)
(絵師) (画題) (制作年代) (所蔵者)
〝蟠龍軒 「愛猫」 享保元文頃 東京帝室博物館〟
◯『浮世絵と版画』p190(大野静方著・大東出版社・昭和十七年(1942)刊)
〝懐月堂派 幡龍軒 武郷隠士とあり、享保頃〟
△『増訂浮世絵』p58(藤懸静也著・雄山閣・昭和二十一年(1946)刊)
〝蟠龍軒
帝室博物館所蔵の遊女の猫を玩ぶ図に、武郷隠士蟠龍軒画と署名したものがある。この人の閲歴を明か
にしないが、印文に瓢の内に正休、角の内に英の字を以てせるものあれば、或は英正休といへる人にあ
らざるか。懐月堂の影響をうけたものである〟