◯『古代浮世絵買入必携』p5(酒井松之助編・明治二十六年(1893)刊)
〝長(ママ)園斎栄深
本名〔空欄〕 号〔空欄〕 師匠の名〔空欄〕 年代 凡八九十年前
女絵髪の結ひ方 第八図・第九図(国立国会図書館・近代デジタルライブラリー)
絵の種類 並判、中判、小判、長絵等
備考 〔空欄〕〟
◯『浮世絵師便覧』p227(飯島半十郎(虚心)著・明治二十六年(1893)刊)
〝栄深(シン) (名前のみ、記事なし)〟
◯『浮世絵備考』(梅本塵山編 東陽堂 明治三十一年(1898)六月刊)
(国立国会図書館デジタルコレクション)(95/103コマ)
〝長園斎栄深【年時不詳の人】其の伝詳ならず〟
◯『浮世絵画集』第一~三輯(田中増蔵編 聚精堂 明治44年(1911)~大正2年(1913)刊)
「徳川時代婦人風俗及服飾器具展覧会」目録〔4月3日~4月30日 東京帝室博物館〕
(国立国会図書館デジタルコレクション)
◇『浮世絵画集』第一輯(明治四十四年七月刊)
(絵師) (画題) (制作年代) (所蔵者)
〝鳥園斎栄深 「婦女図」 寛政頃 太田梅子
鳥園斎栄深 「婦女図」 寛政頃 高嶺俊夫〟
◯『浮世絵師人名辞書』(桑原羊次郎著・教文館・大正十二年(1923)刊)
(国立国会図書館・近代デジタルライブラリー)
〝栄深 栄之門人、鳥園斎と号す、鳥川氏、如山とも号す〟
◯『浮世絵師伝』p19(井上和雄著・昭和六年(1931)刊)
〝栄深
【生】 【歿】 【画系】栄之門人 【作画期】寛政~文化
豊川氏、鳥園斎と号す、又肉筆の落款に「疎天斎」の印を用ゐたる例あり〟
△『増訂浮世絵』p171(藤懸静也著・雄山閣・昭和二十一年(1946)刊)
〝栄深
栄之門下中、別に名高い人ではないが、よい作品が遺つて居る。鷹匠を写したものゝ如きはその優れ
たものゝ一例で、また肉筆画の遺品もある〟