【もてぎ ASTP】

[2000/03/03]

スリパリ病み付き!?
 今までの「NSX日記」で何度か書いているツインリンクもてぎの「スリパリーコース」に また参加してきました。  もてぎオープン以来、もう(まだ?)5回ほど参加していますが、 我ながらよく飽きないものだなぁと思います(^_^ゞ  でも、私なんてまだ除の口で、20回以上も参加している常連さんもいるとか。
 さて、どうしてこんなにハマるんでしょう!?
低ミュー路でダンスを(^_^:
 スリパリの設備については、1999/12/18 の日記【もてぎ A.S.T.P.】にも 書いたので省きます。  一言で言えば、約一時間 \3,500(税別)で低ミュー路体験できるコースです。
 前回は気温も低く雨も降っていましたが、今日は快晴!  コートなしでも過ごせそうなほど暖かかったです。  こういう日は好タイムが望めます。  ちなみに前回のタイムは「39"08」でした。
 今回はどれくらいツメられるか楽しみです!? o(^-^)o
 この日は平日 金曜日ということもあって、場内はガラガラ。
もしかしたら私一台だけでスリパリ貸し切り状態かな!?  と思ったら、私の他に2台来ていました。  一人で貸切だと嬉しいですが、緊張も少々(^_^:
結果:3位
3台中、、、(^_^:::
慣熟走行後、インストラクターから説明があり、その中で、、、。
 「最初のコーナーは何キロで曲がれると思いますか?」
 初参加Aさん「30キロくらい」  同じく初参加のBさん「40キロ。」
私は経験者なので回答権はありません(^_^:
 心の中で「コースアウトやガードレールに気を付けてね」と祈りました(ォィォィ(^_^:

 私以外の参加車は、シビックSiR(スタッドレス仕様らしぃ)とインテグラRでした。  いきなりですが言い訳です(ォィ)  ミドシップは難しく、正直、FF車が相手では 素人ドライバーの私が乗る NSX では勝ち目はありません(^_^:  事実、この2台はコンスタントに 38 秒台を出し、 時には 36 秒台に突入する事さえありました(☆_☆:
 後から話を聞きましたが、低ミュー路でのコーナリングスピードは、 FF の方が約 2 km/h くらい速いのです。  特に逆バンクの右コーナーでは 3 km/h ほども違うでしょうか。  私が下手なだけかな〜とも思いましたが、インストラクターの話では、 NSX ではあれがほぼ限界だそうです。  3番手も納得ですね!?  スタッドレスタイヤはズルイよぉ〜(言い訳(^_^:
 私の場合、プッシングアンダー対策に四苦八苦なのです〜。
 スリパリ後、インストラクターを交えて、 インテグラRで参加した奥様(!)&旦那様(子供二人連れ)とお話しました。  NSX は大好きなようで、
 「NSX は最終目標なんですよ〜(^_^) 座ってみてもいいですか!?」
 「どうぞどうぞ! はい、キーです。 そのへんをぐるっとどうぞ(^_^)」
 「ええっ!いいんですか!?(^_^: では、インテグラRもどうぞ(^_^)」
 「ありがとうございます〜(^_^)」 やっぱりインテRも良かったです〜。
 そうそう、アルミリサイクルステッカーもウケていました(笑)
この後、この家族連れは、ダートオーバルを走りに行ったようです。  二人のお子さんが健やかに育つ事を祈っていますよ(^_^)
 インストラクターの方は、「やっぱり後輪駆動ですよ(^_^)」と、 ビートに乗っているとの事でした。  なんでもエンジンは2ストらしく、毎月 2 L くらいオイルを足して、白煙も少し出るそうです。  って、それはエンジンがヤバイのではっ!?(^_^:::  (念のため、ビートは4ストです)  オーバーホールか載せ換えをお勧めします。
 そうそう、年をとったら乗りたい英車があるそうです。
ヒント:タイヤ剥き出し・サイドマフラー・4気筒縦置・FR・オープンカー。  もうお分かりですね?(^_^)  ホンダってば、本当に好き者が多いんですねぇ(笑) >誉め言葉です。
 帰る前に、私はコレクションホールに立ち寄りました。  ほんの少しでしたが、レストアした昔のレーシングバイクの試走を 見る事ができたのはラッキーでした(^_^)  一般客は私一人だけでした。
閑話休題。
自己ベスト大幅更新!!
 3番手とはいえ、私が何もしなかったわけではありません。
タイム計測は、普段なら計測器を取り付けて最初と最後の2回だけですが、 この日は3台と少ないので、 後半はインストラクターのストップウォッチでの連続計測でした。
 前半はわざとテールスライドをさせて確認しましたが、 後半は注意深くドライブして、トランシーバーから聞こえるタイムに耳を傾けました。
 最初は 40 s (T_T:  でしたが、毎周 0.2 〜 0.3 s ずつツメて、38.4 s まで縮めました。  そろそろ無理かな、と頭を過ぎりましたが、 思い直して集中力を切らさずに頑張って、最後は  「37.9 s」までツメる事ができました〜!(T-T)  タイムを聞いた瞬間、頭の中でファンファーレが鳴り響きましたよ(爆笑)  いや、ホントに嬉しかったんです(^_^ゞ
 年内37秒台が目標でしたが、とりあえずクリアしてしまったので、 タイムの安定化と、37秒台前半を新しい目標にしようと思います。  タイムの事ばかり書いていますが、 実現するには自分のセンサーをもっともっと磨かなければなりません。  そしてそれは、一般道の危険回避はもちろん、 サーキットでのスポーツ走行でもきっと役に立つハズです。
 タイヤが減らないのも嬉しいです(ォィォィ

 もしかしたら、ここでのコントロールはスリパリに特化されてしまって、 他で役に立たないのでは!? と考える事もあります。  どうなんでしょうね?
 そんな事を考えていたら、こんな話を聞きました。  
基本を大切に。
 このスリパリ、レーシングドライバーの方々も遊びに来ているみたいです。  その中にはドリキン土屋圭市氏も。  自身のハチロクでスリパリした土屋さんはこう言ったそうです。
「ここで思い通りに車の挙動をコントロールできるなら、雨のレースは全部勝てる。」と。  うーむ、スリパリの奥の深さを感じる言葉ですね。

 まだまだ経験不足ですが、なんとなく納得できます。
レーシングドライバーはともかく、素人がドライ路面を走ると、 数キロのスピードの違いはタイヤも含めた車の性能で誤魔化せてしまうと思うんです。  スリパリでは誤魔化せません。
 まだ触りだけですが、私がここで学んだコントロールは、

  1.進入スピードは控えめに・・・オーバースピードでは曲がれない。
  2.ブレーキを抜きつつステア・・・荷重移動を考える。(全ての状況で同様に)
  3.舵角一定のコーナリング・・・限界速度ではアクセルもブレーキもステアもダメ。
  4.コーナー通過速度を優先する(重要)・・・進入でツメるのは、私にはまだ無理。
  5.アクセルを我慢する・・・焦って無理に早く踏むとかえって遅くなるだけ。
  6.ラインどり・・・インに付ける限界速度を探りながら。
  7.危険を感じたらブレーキ・・・1 km/h でも速度を落とす事を最優先。

 列挙すると基本的な事ばかりですね。  知識で知っている人は多いと思いますが、実際にはどうでしょう。  最近、数ミリのアクセルコントロールの意味が、 なんとなく実体験として分かってきたような気がします。  実践にはほど遠いですが(^_^:
 もてぎの北ショートコースが改修されました。  レイアウトも少し変わって、今までより高速(?)コーナーが増えたそうです。  そんな中、【鈴鹿南コース】 のような走行プログラムを検討中という噂を耳にしました。  もし本当なら、ぜひぜひ参加してみたいですね(^_^)

スリパリ割引回数券が欲しい今日このごろなのでした(^_^:



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