米EPA 2007年9月10日
EPA 101種の高生産量化学物質の有害特性データを発表 情報源:US Environmental Protection Agency (EPA) September 10, 2007 EPA Releases List of High-Volume Chemicals http://yosemite.epa.gov/opa/admpress.nsf/ 8822edaadaba0243852572a000656841/63d1f5da05d86a9d85257352006010e7!OpenDocument 訳:安間 武 (化学物質問題市民研究会) http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/ 掲載日:2007年12月22日 【ワシントンDC 2007年9月10日】米環境保護庁(EPA)は、101種の高生産量(HPV)化学物質に関する有害特性のデータを初めて発表した。これらの特性化は、EPAのHPVチャレンジ・プログラムを通じてアメリカ化学産業によって提出されたデータ、又は、EPAにより以前に収集された情報に関し、EPAがスクリーニング・レベルで有害性又は有毒性について実施した科学的検証に基づいている。 HPVチャレンジ・プログラムは、会社に対し年間100万ポンド(454トン)以上製造される化学物質に関する健康と安全に関するデータを公衆に提供することを求めるものである。有害性の特性化は提出されたデータの概要、データの質と完全性に関するEPAの評価、及び化学物質又は化学物質カテゴリーが及ぼすかもしれない潜在的な有害性の評価を含む。EPAは、リスク特性化を展開し、検証に基づいてHPV化学物質の製造と使用の安全性を確実にし、追加的な措置が必要かどうかを決定するために、この情報をEPAの目録更新報告(Inventory Update Reporting)から収集した人と環境の暴露情報を統合するつもりである。 EPAは、2012年までに3,000種のHPV化学物質に関してリスクを評価し、必要な措置を特定して行動を起こすというこのアプローチをとるつもりである。これは、8月にカナダで行われた安全と繁栄連携北アメリカ指導者サミット(Security and Prosperity Partnership North American Leaders' Summit)においてアメリカ、カナダ、メキシコによって発表された北アメリカ化学物質協力公約の一要素である。 EPAは進展次第、追加HPV化学物質有害性特性を準備し定期的に発表するであろう。EPAはまた、調査が終わり次第化学物質に関するリスク特性化を今年の後半に発表する予定である。 更なる情報: Review the first set of hazard characterizations: http://iaspub.epa.gov/oppthpv/hpv_hc_characterization.get_report Further information on EPA’s plans for reviewing HPV chemical data: http://www.epa.gov/hpv 訳注:関連情報 2007年7月エンバイロンメタル・ディフェンス報告書 高い望み 低い評価 高生産量化学物質(HPV)チャレンジ・プログラム 最終報告カード EHP 2005年12月号 米会計検査院 化学物質規制に関し警告する |