2012年4月26日 スウェーデン環境省 プレスリリース
環境大臣 化学物質に関する宣言を採択

情報源:Press release 26 April 2012 Ministry of the Environment
Minister for the Environment adopts declaration of intent on chemicals
http://www.sweden.gov.se/sb/d/15926/a/191744

訳:安間 武/化学物質問題市民研究会
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/
掲載日:2012年4月28日
このページへのリンク:
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/eu/sweden/120426_press_MoE_declaration.html


 環境会議ストックホルム+42 に関連して、スウェーデン環境大臣レナ・エク はスウェーデン化学物質庁長官ニーナ・クロムニエルと共に4月24日(火)に国際化学物質会談を主催した。今後の前進に向けてエク大臣は本日、今後の8年間にわたり実施に注力するための8項目の宣言を採択した。


Webcast 25 April 2012 Ministry of the Environment クリックで動画
 2002年に、世界の指導者たちは、2020年までに化学物質は環境と我々の健康に及ぼす有害影響を最小にするよう製造され使用されるということをヨハネスブルグで合意した。このサミットで採択された目標は、化学物質はそのライフサイクルを通じて、2020年までに人の健康と環境に及ぼす著しい有害影響を最小にするような方法で製造され使用されるよう化学物質の適切な管理を達成することを目指すことである。

 この目標を達すべき期限まであと8年を残すのみとなった現在、環境大臣レナ・エクは化学物質に関する取り組みを前進させようと決めている。そこで、4月24日(火曜日)の会談は、適切な化学物質管理のための2020年目標に向けてのひとつの取り組みである”8年8行動”を提示するための機会として選ばれた。この取り組みで、レナ・エク氏は、2020年目標を達成するための運動で彼女が特に重要であると考える8つの領域を強調している。これらの領域はまたこの会談の全ての参加者から広い支持を得た。

 ”化学物質の使用と管理は、その影響が自然と健康に大きな影響をもたらすにもかかわらず、持続可能な開発に関する議論の中で注目をほとんど受けない領域です。私は、2020年目標を達成するために特に重要であると私が考える8つの領域を強調することを決めました”と、エク氏は述べた。

 8つの領域は、有害物質の代替にもっと着目することから、製品中の化学物質についての情報をもっとよく知ることができるようにすること、化学物質の使用に関連する健康問題と持続可能な開発及び貧困の撲滅に関する活動にもっと明確に化学物質を融合させる必要性にもっと着目することなど広い範囲にわたる。
訳注:関連情報


化学物質問題市民研究会
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