CLOVERBOOKS
偏愛と妄執の
平積みコーナー
第4回
文/平林享子
ひらばやし・きょうこ
フリー編集者&ライター。オンライン書店クローバーブックス営業中。 この2年間心血を注いで編集というより老人介護につとめてきた滝本誠氏の『きれいな猟奇 映画のアウトサイド』(平凡社)発売中です! 
特製ポストカード完成の巻

かつてパルコに置いてあったGOMESというフリーペーパーを愛読しておりました。とくに1990年代初頭のGOMESは特集も連載も異常なテンションで、人間にたとえると「ラリリのフーテン」のようでシビレました。雑誌は雑な誌でジャンキーだからおもしろいのねっ! とその頃のGOMESを見て思いましたが、わがカエルブンゲイもそっち路線を順調に突っ走ってますね!? GOMESのなかでも愛読していたのが「原マスミの脳日記」ですが、実は「脳日記」が今も連載中だって知ってました?(http://www.ne.jp/asahi/go/alaska/index2.html)。
ところでその原マスミさんが描いてくれたクローバーブックスのイメージイラストが完成しました! 女の細腕でほそぼそと営むクローバーブックスですが、偏愛をもって熱烈にご紹介した本をお客様が注文してくださると、うれしくてうれしくてうれしくて、走って行って直接お届けしてぎゅっとそのヒトを抱きしめたい衝動にかられます。が、実行するとホンモノの変態書店になってしまうので、何か感謝の気持ちを伝えるよい方法はないかしらと考えた結果、お客様にもれなくプレゼントするオリジナル・ポストカードを制作することにしました! それで原マスミさんにイメージイラストをお願いした次第です。特殊プロジェクトであるタキヤン・グッズをのぞけば、クローバーブックスの記念すべき処女オリジナルグッズ(でも非売品)なので、店主もすっごく興奮してます!
●オンライン古書店主の本への愛情が、怒りが炸裂するノンフィクション的連載。応援してください。
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