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住所を都道府県とそれ以外に分割したい

 

都道府県一覧を別に用意して、都道府県名を抜き出してから、その文字数分を住所から引きます

都道府県名は頭3文字で区別することができます。その頭3文字を比較するための都道府県一覧を別に用意すれば、VLOOKUP関数で住所から都道府県名を取り出せます。

取り出した都道府県名の文字数分を、MID関数を使って、住所から取り除きます。

Excel 2016/2013/2010/2007

 

@都道府県の一覧を用意して、その左隣のセルに、作例のようなLEFT関数式を設定します

LEFT関数式を使うと、指定したセルの文字列から、指定数の文字を取り出すことができます。作例では、都道府県名の頭3文字をLEFT関数式で取り出しています。

A「ホーム」タブの「テーブルとして書式設定」を使って、ひょうをテーブル化します

B「先頭行をテーブルの見出しとして使用する」には、忘れずにチェックマークを付けておきます

 

Cテーブル名を「都道府県」にして、「見出し行」にチェックマークを付け、「フィルターボタン」のチェックマークを解除します

D名簿に都道府県名を表示するための列を追加します

EVLOOKUP関数式の「検索値」としてLEFT関数を使います

F「住所」から頭3文字を取り出すLEFT関数式にします

G「範囲」を指定するときにF5キーを押します

H都道府県一覧のテーブル名を選択して、「OK」をクリックします

 

I都道府県一覧のデータ範囲が選択され、同時にそのテーブル名が数式に追加されます

J「列番号」として「COLUMN(」を入力してから「都道府県」列のデータ範囲を指定します

K「検索方法」は「FALSE-完全一致」にします

LVLOOKUP関数式を完成させると、「住所」に応じた都道府県名が表示されます

M都道府県以下の住所は、MID関数を使って表示します

「文字列」には、「住所」のデータを指定します。

N「開始位置」は、LEN関数で「都道府県」の文字数を数えて指定します

OLEN関数で調べた都道府県の文字数に1を足したものを、「開始位置」にします

P「文字数」には、「住所」の最大文字数よりも大きな数字を指定します

QMID関数式を完成させると、都道府県を除いた「住所」の残りが表示されます

●列番号を右クリックして「非表示」を選べば、「住所」の列を非表示にできます

※非表示にした列は、それを含む列を選択して右クリックすれば、「再表示」で元の状態に戻せます

 

デル株式会社

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