2010年8月17日 18:00開演
花組新人公演『 麗しのサブリナ 』
於 宝塚大劇場


俺たちの! 瀬戸かずやが!! ………!!!(*>_<*)

スミマセンスミマセン、
まださっき新幹線に乗ってムラから戻ったばかりで、
本公演の感想も書いていないというのに、
私のココロはすっかりこの新人公演、
正直に言えば瀬戸かずやくんに囚われてしまったの、です…!

もういい時間だし、明日も仕事があるけれども、
とりあえずこの心の内を吐き出してしまわないことには
眠ることすらできなそうなため、
いつにもまして支離滅裂なレポになりそうですが、
書きたいことを書き殴らせてください(>_<)。

ていうか、ホントに、瀬戸かずやくん…!

花組の全国ツアーレポで
あさこちゃん(瀬奈じゅん)にダンスが似ている大きな男役さんがいる」と
書いて以来気になっていた彼(というか彼女)。
ダンスのときにはとくにどこにいるか確認をして
(というか、しなくても目に入ってきて)いたのだけれど、
今回、彼(というか彼女)が
こんなに何でもできる人だということを、
そして何より研7なのに男役として確立している人だということを
知りました(*>_<*)。

もとより、あきらくん(という愛称なのね…どこから来ている愛称?)は
大変な瀬奈じゅんファンで、
瀬戸の瀬は瀬奈の瀬だということとか、
たくさん瀬奈じゅんを研究している、という噂は聞いていたのです。
で、実際、群舞の中で踊る時の肩の角度だったりリズムの取り方だったり、
9年近く追いかけ続けたあさこファンには
「…今の!」と思うような瞬間満載で、
今日の本公演でも、
ごめんねみわっちちゃん(愛音羽麗)、正直に言うと、
踊り始めるとあきらくんにオペラグラスロックオン、だったのでございます。

それが、主演。
真ん中で、目立つ位置で、あるいは一人(とか二人とか)で
長い時間、歌って踊ってお芝居する。

ツイッターでも呟いた(というか叫んだ)けれども、
こんなに、贔屓の前世に酷似しているとは思いませんでした(*>_<*)。
顔立ちとかガタイだとかは全く違うんだけど、
さっきも書いたような
ダンスの時の肩の角度だったりリズムの取り方だったり、
スピード感だったり手の甲の見せ方だったり、
あるいは娘役さんを引き寄せるときの強さだったり、
ポケットに両手を全突っ込みする姿だったり、
帽子を被るときの角度だったり、
首で「行こう」と促す仕草だったり、
コートを羽織る背中だったり、
ふとした目の伏せ方だったり、
…ぐっさり来ました。

とくに、デュエットダンス。
こんな甘くも色気のある踊り方をするなんて。
去年まで観ていた大好きなダンスがここにある、と思ったら、
気づいたら涙を落としてました(*T_T*)。
…こんな、幸せなデュエットダンスシーンで泣いてるのなんて、
私のほかはあきらくんのお母さんくらいなものでしょう(いや、存じませんが)。
ここのシーンだけでもいいからDVDとか売ってほしい。

あ、でも、言っておくけど、
決して「猿まね」じゃないのですよ。
だってあのヒトのあの仕草って、見よう見まねでできるものじゃないし、
もちろんあきらくんが研究に研究を重ねて、
自分のものとしての動きだったり仕草だったりしているからこその
自然な流れなのです。
それを、新人公演の、しかも初主演で、朗々と演じる。

正直に言うと、ちょっとカッコ良すぎて、
最初のうちは違和感もあったのです(^ ^;;。
その直前に観た本公演、
本役の真飛サンの役作りが、もっと誠実、というか、
本当に仕事のことしか考えてこなかった実直な人のように思えたため、
なんていうか、イイ男すぎじゃない?
弟に負けず劣らず、いろいろ遊んでいるんじゃない?
というような人に思えた。

とくに、最初にテニスコートでサブリナとシャンパンで乾杯する場面。
本公演の真飛サンからのキスは、
この時すでに真飛サンの想いも少し動いているように思えたのだけれど、
あきらくんからのキスは、
本気で「弟の代わり」としてしか思っていないような(笑)、
ワルイ人(?)のように思えたのです(>_<)。くはー。

で、
んー、これはどういう役作りだろうと思いながら観ていたのですが、
ホント例が瀬奈じゅんでスミマセン、
始終シャンドールさん(『マジシャンの憂鬱』)のよう
な鷹揚さを湛えた笑みを浮かべて
手のひらのうえでサブリナを遊ばせていたような感じでした。
ある意味、ずっとサブリナを騙しているわけだから
それでもいいのだけれど、
もそっと早く、サブリナへの想いが表情に表れてもいいのかなー。
なんか、あまりにも鷹揚な笑みでサブリナに接し続けるものだから、
後半は最初とは逆に、
その鷹揚な笑みでもって自分を
自分の本心から守っているような気さえしてきたのです。

それが、弟のデイヴィッドに殴られることによって
変わっていくのだけれど。
その変わり方も良かった。
怒った顔も、素敵ですよ(*>_<*)。

でも、もう一つ特筆すべきは、
ラストシーンのコートの似合いっぷり。
こっそりまたしても瀬奈じゅん例でいくと、
ギャツビーを彷彿とさせました。本当に。
しかもそれで、最後にサブリナを抱きしめるときの手の大きさ!(*>_<*)

ああ…そしてなんて落ち着いているんでしょう。
最後のご挨拶も、とても立派な、落ち着いたものでした。
詳しくは19日22時からのスカイステージニュースでご覧ください。
(版権の都合上1回しか放映しないらしいから、お気をつけあれ(^ ^;;)
落ち着いた、といえば、
開演アナウンスも落ち着いてたな。
太い、低めの声で話していて…。
本当に研7なのか? 研17の間違いじゃないのか?
(爆・昔、研26と言われた蘭寿とむさんを思い出した(^ ^;;)

あと一つ、東京公演に向けて課題があるとすれば、
歌っていて、フレーズの終わりを口を閉じることで切るのではなく、
おなかで切ることを徹底できるといいのかも、と思ったです。
口を閉じてフレーズを切ると、
最後に口を閉じる音が残ってしまったりするから…(^ ^;;。
どなたか、お近くにいらっしゃる方、お伝え差し上げてくださいませー。
でも歌そのものは、とても上手かったのですー(*^ ^*)。
ラ・ヴィアン・ローズとか、その甘さにびっくりしました!

でも今日、券出しにも人が多かったねえ。
今日の新公で、ファン倍増は間違いないでしょう!
(あ、私はもう入らないですよ?(*>_<*))

えーと、とりあえず満足しましたが(笑)、
それだけでレポートを終わるのもあんまりなので、
他のキャストについてもそれなりに行ってみましょうか。

■サブリナ:実咲凜音(本役:蘭乃はな)

まだ研2の子なのねー。
研2にしては大人びた感じの子なのかな。
まったく破綻はなかったし、歌も良かったけれど、
私としては、お芝居そのものの重さが残念でした。
本公演で起こった笑いがまったく起こらなくて(^ ^;;。
誠実なお芝居、なので、そういった役のほうが似合うのかもです。

■デイヴィッド:鳳真由(本役:壮一帆)

あきらくんがオリジナルライナスとして役作りしていたのに比べると、
彼女の方が本役さんに近かったかなー。肩のすくめ方とか☆
一瞬、彼女とあきらくんと逆の配役のほうが
それぞれの持ち味に近いんじゃ、とも思ったのだけど、
でも、お互いに幅を広げるには、それじゃ駄目なのよね。
(ゆりやちゃんにショーヴラン演らせたように)
そういう意味では、ちゃんと笑いも取ってたし、よかったデス☆

■ストーリーテラー:煌雅あさひ(本役:愛音羽麗)

本役さんもたいがい面白いのですが、
彼女もとってもとっても良かった!
いろんなシーンで笑いをかっさらっていきましたね☆
お医者さんでガラスの破片を抜くために
のこぎりを持ってきたのはちょいやりすぎ(ていうかイタイでしょう!(笑))かもだけど、
いっそ本役さんより滑舌良かった?(爆・いや、本役さん好きなのですが)

あと、最後のご挨拶のときに、
最後の船の乗務員の服ではなく、わざわざクラブの歌手の、
紫総スパンお衣装に着替えて出てきたのが良かったデス(笑)。
客席のどよめきは、アレに対してだよね…☆

■ウィリス:真瀬はるか(本役:未涼亜希)
■マカードル:天咲千華(本役:桜一花)

本役さんたちも素敵だったけど、彼女たちも、
映画を観た翌日のいちゃつきぶりとか、良かったね(笑)。
しかも、それを肘をついて眺めるあきらライナスが、またイイ(*>_<*)。
「君たち、そうだったの」だったっけ?
なんか、興味があるようなないような距離感で(笑)。

■バーディー:大河凜(本役:華形ひかる)
■ジョージ:冴華りおな(本役:真野すがた)
■ケビン:水美舞斗(本役:朝夏まなと)
■フランク:柚香光(本役:望海風斗)

正直誰が誰だか分からないのですが(^ ^;;、
一人、とてもまとぶんに似てる子がいません?
(お化粧は、まだぜんぜん下手だけど)
たぶん、柚香光ちゃんなのですが、いかがなものでしょうか…?

■エリザベス:月野姫花(本役:天咲千華)

声が細いのかな、声量がないぶん、
どうしてもそこだけ、ぴょこんとテンションが下がってしまって
残念でした。
お花様似の可愛い子なので、ずっと気になってるのですが(^ ^;;。

あとはマーガレット役の梅咲衣舞ちゃん(本役:初姫さあや)たちを中心とした
使用人チームのお遊びとかも可愛かったね☆
今回(も?)本公演と新人公演の演出家さんが一緒だから、
そういったお遊びも多いようにも思いました(*^ ^*)。

…はあ。とりあえず、書いたかな。
大劇場から宝塚駅に向かう花のみちの上で、
「はあ…良かった…けど、これはマズイ、これはマズイよ!」と悶えながら
胸を苦しくしていたのはワタクシでございました。

また思い出したら、
本公演の感想の途中にでも書き込んでしまうかもしれないけれど、
とりあえず、ここまで。
もう2時(26時)です。
今朝は、5時半起きでしたね、そういえば(*>_<*)。

 fin