2006年2月26日 13:05上映
『 THE有頂天ホテル 』
於 品川プリンスシネマ

  
このところ「ホテル」舞台づいてるかも。
先日観たミュージカル『グランドホテル』
4月に観る予定の花組青年館公演『アパルトマンシネマ』、
そしてこの『THE有頂天ホテル』。

「脚本と演出」(「・」とか「&」とかじゃなくて「と」なのね(*>_<*))
の三谷幸喜氏もパンフの中で
「タイトルは『グランドホテル』と『有頂天時代』を組み合わせた」と
語っていたですが、
内容的にも『グランドホテル』のような
一夜限りの群衆劇でございました。
(きっと『アパルトマン〜』もそういう方向だよね)

以前にも一度書いたかもしれませんが、
私は基本的に『新選組!』を観るまでは
三谷幸喜作品を食わず嫌いしていたのですよ。
みんなが観てるなら、ワタシは観なくてもいいや〜みたいな。

ん〜、でも実際、上手い!
『新選組!』のときにも思ったのですが、
この人はなんて多くの人間を描くことのできる人なんだろうと感服します。
これだけたくさんのキャストに、それぞれちゃんと人生が描かれていて、
しかもそれぞれの人生がちゃんと絡み合って作品が描かれている。
出てこなくてもストーリー展開の変わらない人物
(ex.天比○in『あ○ねさす〜』
(爆・いやスミマセン、『あかね〜』大好きです)) なんてナッシング。
ああ、三谷さん、いつの日か
宝塚を演出してくれないでしょうかしら(*>_<*)。

この超豪華キャストも、彼だからこそ、なんでしょうね。
『新選組!』で見た顔も山のようにいたりして、
「ああ、彼が好きなキャストを集めてるんだな〜」と思ったですが☆
でも彼自身、みんなからOKもらえるとは思っていなかった、
と語っていたけど、
役者としてはきっと面白い役に出会えるという期待が確実に持てるし、
そりゃ出てみたいでしょう(*^ ^*)。
オープニングの紙芝居、もしくは日曜洋画劇場ちっくな
主要キャスト紹介もさることながら、
エンディングロールのキャストが「登場順」に並んでいたのも
面白かったです。
それだけ「誰が主役」というよりもそれぞれを大切に考えている、
ということなのかな、とか思ったり。
しかも、思いもしなかった名前も含まれていたりして。
いや、ゴメン、気づかなかった(^ ^;;。

うーん、めっちゃ上手いと思う伏線についてとか語りたいけど、
今はネタバレがもったいないのでやめときます。
皆さま、百聞は一見にしかず。観てください。
そして「高麗ちゃん人形」(『歌劇』星組関係の「えと文」参照)とか、
分かる人は楽しんでください(*^ ^*)。

ああ、三谷さん、本当にいつの日か
宝塚を演出してくれないでしょうかしら(*>_<*)。
…できれば近いうちに月組で(爆)。

fin