平成23年の9月、ハムフェアで会社の仲間がスーパーラドアンテナを展示したのに触発され、一度は挫折したスーパーラドアンテナの作成に再挑戦するべくリグエキスパート社のアンテナアナライザAA-30を買うことにした。
アナライザそのものはクラニシのBR-200を持っているのだが、これだとSWRとインピーダンスしか測れない。
それに対してAA-30だとリアクタンス分等も見られるとのことで買ってみた。
30MHzまでのAA-30と50MHzまでのAA-54、230MHzまで測れるAA-230等も有るが、とりあえずHF帯まで対応出来れば良いと思って安い
AA-30を購入。
そのうちダイヤモンドアンテナでも扱うようだが、とりあえずNETで探してみるとリグエキスパートジャパンでのみ扱っているもよう。
(平成23年の夏以降は第一電波電波工業株式会社=ダイヤモンドアンテナでも取り扱っている)
注文画面を見ると小田原無線のHPに酷似。銀行振り込みで購入したが発送の伝票を見たら、やはり小田原無線になっていた。届いた物を見てみると意外と大きい。
しかし電池は単三を二本と省エネ?設計。筐体は樹脂なので軽い。電池はアルカリ電池またはニッケル水素電池が使用可能とのこと。電池アイコンの状態で電池の残量を表示し、無くなってくると点滅表示になる。
電池ボックスの蓋はスライド式のロックのみ。クラニシはネジ留めだったから、交換は容易。反面、スライド式なので何処かに引っ掛かると開いてしまいうそうな気もする。(実際は、そんなに緩くないが)
AA-30の背面・電池BOXのもよう。
電源スイッチはパネルの右下のボタンを長めに押すと入る。AA-30はメニューは英語で、日本語表示は出来ない。日本語表示が必要な場合はAA -54以上にする必要が有る。電源を切る時は右下のボタンを長めに押すと切れる。
比較的、よく使うのは2の周波数設定と3の周波数レンジ、4のSWRスイープ、7のSWRくらいのものか?
測定したい周波数を設定するには2を押した後で10MHz台から設定していくので数字のキーを押すと1MHz台に移るので、同じように設定。 1MHz台を設定すると100KHz台になるので同様に設定。
設定を終りにする時はレ(左上のチェックのキー)を押す。右の矢印キーで桁を動かすことも可能。
周波数レンジ(4のSWRスイープの範囲)を設定するのは3のキーを押した後で数字のキーを押して設定しレ(チェックのキー)を押す。
10MHz台から設定するが、周波数が判らない時以外は100KHz台の設定で充分だろう。
どの辺りの周波数に合っているか判らない時は10MHz台に設定するとディップする点が見つけやすい。SWR最小の点を見つけるのはクラニシの
方が見つけやすい。AA-30だとSWRのスイープで大体の所は判るが、最小点の周波数を見つけるのは設定を変えて見る必要が有り面倒。
と、思っていたのだが、平成23年の11月にリグエキスパートジャパンの日下氏(JA1SCW)からメールで使い方について指摘と教示が有り、試してみた
ら直読が可能だった。ただ、この辺りは取説を見ても判りづらい。
以下、引用(主旨のみ)
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十字キーで▲カーソルをSWRカーブの最小点に移動させれば
共振周波数が直読できますし、再度測定すれば最小周波数を
LCD画面中心にしたSWRカーブを描画できます。
各測定モードでhelp(数字キーの1)ボタンを押せばボタン操作の
説明が出てきます。マニュアルを読まなくても操作が判らなくなったらそれを参照するだけで使えるようになっています。ご参考まで
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以上、引用終り。
やり方としてはSWRカーブを表示させた後で三角印のマーク(上部のダイヤモンドキーというか)の左右のボタン(fq+かfq-)を押し続けてSWR最小点に移動して、SWRの表示の後に表示される数値がSWRが最小になる周波数と思われる。
(読み取り誤差も有ると思うので周波数カウンターの
ような確度は無いかもしれないが...)
同様にSWRの測定レンジも上下のボタン(r+かr-)を押すことによって広くしたり狭くしたりが可能。
SWRの範囲を見たい場合は4のキーを押した後でレ(チェックのキー)を押すと測定が始まり、周波数レンジで設定した範囲のSWRがプロットされ
る。
設定した周波数のSWRを見たい場合は7のキーを押した後でレ(チェックのキー)を押すとバーグラフでSWRが表示される。
5のキーはR(インピーダンスの実数部)とX(虚数部)が表示される。
設定メニューで直列接続か並列接続か設定する項目が有るので、設定を間違えると表示(値)が違って見えるので注意が必要。
8のキーはALL表示。キャパシターやインダクターも表示する。
0のキーは設定。各項目の初期設定。
Xのキー右上はキャンセル。測定中に押すとキャンセルされる。
他にパソコンと接続する機能も有るが、パソコンをアースしていないとアナライザが故障する場合も有るそうなので注意が必要。私はこの機能は使用することが無いので、試していない。
雷や静電気で故障する虞が有るのと、アンテナを接続した状態で隣接したアンテナで送信すると壊れる可能性が有るとのこと。
(クラニシの場合は近くで送信するとインピーダンスの表示が狂ってしまい元に戻らなくなる不具合が発生した)
高圧線の下で使って壊れたという話しも聞いたので要注意かも?
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