駒ヶ岳農場
2002年

 


昨年冬は比較的暖かく雪解けも3月も中旬になると土が見え始めました。これはいけると思い早速本格的な農作業を始めたのですが、せっかく種から育てたトマトがビニールハウスの中でも冷害に遭うなどちょっと空回りしてしまったようです。

本宅周辺の土地は荒れ地のままでしたのでここを開墾しながら果樹エリアと露地畑を拡張、玄関前と本宅回りの整備なとで4、5月が過ぎました。6、7月と雨の日が続き、勢い良く育っていたジャガ芋に病気が出てしまいました。温度があがらないせいかスイカやハミウリも実付きが悪く、9月のまだ暖かい時期に野沢菜が出来上がってしまったりとなかなかうまくいきません。(土地の人いわく野沢菜はお盆に播くと11月の寒くなったときに取り入れて漬け込むのだそうです。)

でも、玉蜀黍は収穫時期が少し分かり難かったのですがそれなりに出来ましたし、一度は冷害を受けたトマトもしばらく持ち直しさらに露地植のトマトと合わせて50本くらいに、それなりの実が生りました。早速、トマトクラッシャーを入手し自家製トマトソース作りで一年分のトマトソースを確保することが出来ました。

秋野菜として植えた大根、白菜、キャベツは大きく生長する前にシバレ(寒くなって凍り始めることをこちらでこう言います)が来てしまい、逆にハウス内に植えた葉物類は逆に密生して油虫が発生するなど、何とも惨憺たる有様でした。

昨年の経験を生かして今年こそは駒ヶ岳農場といえるようにしていきたいと思います。


 

玉蜀黍畑から南瓜、ジャガ芋畑

唯一調子が良かったのは南瓜だった。天候不順で農家の収穫が3割も少なかったとのことだったが、なぜか当家の南瓜はネズミの被害もほとんどなくおいしいのが取れた。

写真にあるジャガ芋畑はまだ青々しているが7月初旬にはほとんどの葉が病気で枯れてしまった。いろいろ反省するところはあるがやはり完全無農薬は無理なようだ。



ハウスと露地野菜

本宅の屋根から下の段のハウスと露地畑を撮影。遠すぎて見えないがハウス内にトマト、ジャンボピーマン類、露地の方にもトマト、ナス、キュウリなどを植えている。

今年始めてビーツを植えてみた。砂糖大根として白ビーツは近所の農家でも栽培しているのだがボルシチに使う赤ビーツは無い。比較的簡単だったのだがちょっと早すぎたようで7月には出来てしまった。ボルシチはロシア料理で寒い時期のスープだ。今年はもう少し遅らせて栽培するつもりだ。


ミニビニールハウス3棟

上の段のとっかかりに3棟のミニビニールハウスを建てた。一番奥からハミウリ、小玉スイカ、一番手前は花を育てた。

ハミウリと小玉スイカは6月の低温にたたられて実がつかない。もうだめだと思っていたら7月中旬に数日間続いた暑い日で今度は沢山つきすぎてしまった。実が成る作物は熟すタイミングを見るために結実した日付を記録しておく必要があるのだが、あきらめて見にも行かなかったので管理が出来なくなってしまった。しかも食べられるようになったのは9月過ぎだった。

ズッキーニと枝豆

昨年はグリーン、黄色に加えてボールタイプ(エイトボール)のズッキーニを植えた。この作物も暖かい気候を好むのであまりいい出来では無かったが沢山植えたので例によって食べきれないほど出来た。

枝豆も丹波の黒豆をわざわざ取り寄せて植え付けたが、ほとんど発芽せず、発芽した苗も結局寒くなるまでに結実しなかった。ここの気候にあわないと理解。急遽、近所で早稲種の枝豆を播いてなんとか枝豆を食べることが出来た。

変わり種ズッキーニ

エイトボールの中に葉の色が違うのが含まれていた。それが大きくなって写真のような実をつけた。白ズッキーニと言うらしい。エイトボールの種の中に紛れ込んでいたらしい。

食感は少し柔らかい感じがするが普通にズッキーニとして食べた。




玉蜀黍

昨年は種屋のパンフレットから’生食出来る’とうたわれていたF1サラダコーンと’極甘で皮が柔らか’と書かれていたF1ファインスウィートなる2種類のコーンを試してみた。

冷夏で成長が遅く、収穫のタイミングが分からなくなってしまったがまあまあの出来だった。但し、期待したほど甘くなく、当地の農協の買っているキャンベル90と同じだった。



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