駒ヶ岳農場
2001年

 


まだ建築作業が続いており本格的な農場経営は出来ていませんが、いろいろと植えてみてこの土地にあった作物を色々と試している、と言った感じです。7月後半から8月始めにかけて雨が多く気温も低い日が続いていたかと思ったら、早速スイカとジャガ芋に病気が発生してしまいました。ジャガ芋もこれまで旺盛に繁っていた葉が茶色に変色し倒れてしまっています。ズッキーニ、夏野菜、蕎麦、コーン、南瓜などにはあまり影響ありませんでした。

8月7日;余市農業学校出席。余市までは駒ヶ岳の自宅から往復で400Kmちょっとの距離があります。でも北海道の道路はそれほど渋滞がありませんので日帰りで行って来れます。実はもう4回目なのですが余市のアップルセンターでリンゴの育て方講習会にみゆき共々参加しています。4回目は「葉摘みと玉回し」でした。実習はアップルセンターの大きな木でやるのですが、駒ヶ岳農場のリンゴの木はまだ植えたばかりです。現在、リンゴの木が6本、プルーンが7本、ブルーベリー8本、ハスカップ3本の苗木が植えてあります。今年はバッタが異常発生し、だいぶ葉を食べられてしまいあまり生育はよくありません。

8月8日;白菜、秋大根の種まき。

8月10日;都南瓜の早取り分で5個を収穫する。一つの蔓にいくつも実がついてしまったのを早く熟れたものから収穫し、他の南瓜に栄養を回すために行う作業で熟れているかどうかを見極めるのがなかなか難しい。

8月12日;ベーコン作り。

8月16日;都南瓜を8個収穫。満を持しての収穫だったがほとんどがネズミに囓られていた。それも昨日今日の出来事だったらしい。残念。遅出しの南瓜はメルヘンと雪化粧が残っている。

8月25日;コーヒー焙煎。

8月26日;ハミウリ収穫。最後一本だけになってしまったハミウリの苗が大きく成長し実を3つ着けました。このハミウリはロンドンやアメ横の中華食品店で見たハミウリとは違い黄色くなりません。青いまま溝が濃くなっていく感じです。初めてですので収穫時期が全く分からなかったのですがへたが黄色くなってきたようなので収穫して見ました。味はまさしくハミウリで、甘く美味でした。来年はもっと栽培するつもりです。

9月1日;スイカを全部収穫。普通の大玉スイカ、小玉スイカ、ライデンを各2本ずつ植えました。8月の長雨で病気がどんどん進行し、葉や茎が養分を伝達出来なくなっていくのが分かります。プロの農家でしたら病気が発生した時点で全部引き抜いてしまうのでしょうが、ある程度大きくなったスイカを見るとなかなか決断が出来ません。結果は大玉スイカ1個と小玉スイカ3個はおいしく食べられました。他の10個くらいは完熟出来ない状態で終わってしまいました。来年こそは...

9月23日;コーン収穫。今年はキツネやスズメバチの被害もなく、100本以上穫れました。すぐに茹でて実をほぐし、シーラーでパッキング冷凍します。こうすると甘みが保存でき、来年までおいしく食べることが出来ます。

10月7日;ジャガ芋収穫。途中で病気が出てしまいだめだと思っていたのですが、200個の種芋から200Kgを超える収穫がありました。

10月26日;大根、薩摩芋収穫。大根は建築作業にかまけて収穫時期が遅れてしまったため一部に割れが入ってしまいました。20本以上穫れたのでたくあんにします。薩摩芋はこれも試しにハウスの中に植えて置いたのだが結構取れました。但し、あまりホクホク感がなありません。やはり北海道ではちょっと無理なのかもしれません。

白菜に巻きが来ないので心配していたのですが寒さが本格化してきたら何とか形になりました。これからは雪の中から掘り出して鍋物に使えるでしょう。それから長ねぎも植えてあります。うちで育てた長ねぎは皮が固いのが気になります。9月に苺のランナーを定植しなければならなかったのですが建築作業に気を取られているうちに時期を失ってしまいました。いろいろあった2001年もこれで終わりです。そうそう、お蕎麦のことを忘れていました。まだ、から付きのまま干されています。もう外は真っ白です。そろそろ何とかしてみようと思います。今までは農作業が片手間でしたが、来年からはこれをメインに据えることが出来ます。



 

スイカ

昨年は同じくらいの大きさのが出来たのですが早く穫りすぎてしまい失敗しました。今年はご覧のとおり大丈夫でした。このスイカは病気が発生する前までに充分大きくなっていたのでおいしく食べられました。他は、小玉スイカ数個を除いて10個以上なったのですが甘みがのらず失敗作でした。


ジャガ芋

これも病気になり旺盛に繁っていた葉がいっぺんにぺしゃんこになってしまいました。でも、それまでに養分をためることが出来たのか、ご覧の通り大豊作でした。左から3箱が男爵、続いてムサマル、とよしろです。すでに北あかりとメイクイーンは収穫していましたので合計で200Kg以上穫れました。


椎茸

こちらに転居してすぐ、1999年の5月でしたが、農協で椎茸菌を購入しホダギを作りました。ところが、あとで菌を埋め込んだ木がミズナラではなくハルニレだったことが分かりだめだと思っていたのですが、ひょんなことからホダギ置き場を見に行くと、ご覧の通り数本の椎茸が出来ていました。なんか得した感じです。

大根&白菜

8月に種を播いた大根と白菜です。白菜は虫の被害が出そうなので不織布をかけてあります。どうやってもちょうちょうは入れないはずですが、それでも青虫が一匹入っていました。どうやって入ったのか未だに分かりません。






大根の収穫

ちょっと太めでしたがまあまあの出来でした。これから干してたくあんにします。

大根もアブラナ科ですのですぐに虫がたかります。一度取り付かれたら潰しても潰しても翌朝には新しい虫食いが見つかり、その付近に必ず虫がいます。特に芽が出たばかりの時はそれこそ一晩で全滅させられることもあります。今回は忍びがたきを忍んで発芽直後と、収穫3週間前くらいにスミチオンでの害虫駆除をしました。

薩摩芋

ビニールハウスの中で育った薩摩芋です。10本くらいの苗からの収穫でした。結構取れたと思いませんか。でも、前文で書いたとおり少し甘みが足らず、真っ黄色でホクホクした感じではありませんでした。お砂糖を加えたきんとんには丁度いい感じです。

これは駒ヶ岳農場の定番作物に入るかどうか微妙なところです。



みゆきの労作

みゆきが種から育てたナスタチュームとマリーゴールドです。


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