駒ヶ岳農場



2000年の農業


道南の8月と9月は南瓜とトーキミ(こちらでは玉蜀黍のことをこう言います)の収穫時で各農家が一斉に出荷に追われます。道路には南瓜やトーキミを満載したトラックが走っていきます。駒ヶ岳農場でも都南瓜とメルヘン南瓜の苗を近所の農家からもらって植え付けました。トーキミも農家より少し遅れて植え付けましたので収穫時を見計らっていたのですが、野生動物が収穫期を教えてくれました。キャンベル90という品種のトーキミを70本くらい植えましたので、一本に一個としても70個の収穫が期待されたのですがその半分以上が野生動物に食べられてしまいました。

昨年と同様にナス、キュウリ、トマト、ピーマン、サヤエンドウ、インゲン、レタス、キャベツ、白菜、ブロッコリー、枝豆、さらに、今年はジャガ芋、長芋、里芋、アスパラガス、ズッキーニ、南瓜、トーキミ、野沢菜、玉葱、長ねぎを植えました。昨年の経験で害虫駆除にはある程度農薬が必要なことは分かっていたのですが、建築作業にかまけて何もせずに放って置いたところ、キャベツ、白菜、ブロッコリーと野沢菜のアブラナ科の作物が徹底的にやられ、特に野沢菜は一口も口に入らないうちに全滅でした。それでも夏野菜はほとんど自給出来ています。特にズッキーニはハウスの中でまだまだ旺盛に葉をのばしており、まだ実を付けていますが10月になると急に気温が下がりますので、もうすぐ実りもの野菜はは枯れるはずです。当地の名産品である南瓜、ジャガ芋、トーキミもそれなりに採れましたので収穫祭といきたいところですが、建築作業が優先でただ取り込んだだけでした。来年ご期待下さい。

トーキミとミニトマトはとても甘いのでスズメバチがたかります。蜂というのは蜜を集める益虫と思っていたのですがトーキミやミニトマトの中に頭を突っ込んで旺盛に食べ散らかします。へたに排除しようとして刺されでもしたら大変ですので、収穫も出来ず指をくわえて見ているだけです。ペットボトルに蜂蜜を入れておくと蜂退治が出来ると聞いたので早速実行してみたところ10匹以上が入り込み出られなくなって死んでいました。でも、畑のスズメバチはまだいます。


スイカ

スイカを2本だけ試しに植えてみた。葉の繁り方があまり良くない。はじめに付いた実はなぜかみんなしおれてしまい、あきらめていたところいつの間にかボール大になった実を見つけた。カラス妨網をして大切に育てたスイカである。が、少し早かった。でもここでもスイカが採れることが分かったのは大きな収穫である。

ジャガ芋の収穫

この付近の農家はジャガ芋も育てている。ということで植えてみた。男爵とメイクイーンを100個植えたので収穫を期待していたのだがたいしたことはなかった。来年は本格的にやるつもりだ。



ズッキーニ

夏野菜もそろそろ終わりだがズッキーニだけはまだまだ旺盛である。一日二日見ていないととてつもなく大きくなる。近所に配るが慣れていないのであまり人気がない。ピーマンの変わりに肉詰めズッキーニがお勧めである。それもあまり火を通さない方がうまい。


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