造園


下の段全景 2004年4月15日(池と芝生と中央通路)

 

我が敷地はなだらかな斜面を造成した結果、駒ヶ岳通信(4)駒ヶ岳農場の全景の敷地図に描かれているとおり、1.5mくらいの土手で上の段と下の段に分かれています。写真は本宅の屋根から、下の段全景を写したものです。土手下からのわき水が池から流れ出て、真ん中に中州を作るように小川を作りました。中州は中央に山桜を配し、回りに灌木果樹を植えてあります。ネットで囲った中にはブルーベリーが20本くらい植わっており、昨年はだいぶ採れました。その他、レッドカランツ、黒スグリ、ハスカップ、黄色いラズベリーなどがあり毎年収穫できます。

右上に見える山小屋の付近は一番始めに花壇の造形を始めたところで、みゆきが担当し毎年花を咲かせています。農地や本宅北側の造成の際に表土(黒土)の下にある火山灰を利用することを思い立ち、花壇通路に運びました。中央通路が白く見えるのがそれです。花壇の縁石は近所の農家で畑の脇に捨てられてあった石を運んできて縁取りにしました。それでも足らずに土木工事屋さんの資材置き場に適当な大きさの石があったので買ってきたのもあります。それと中央通路の縁石は近くのDIYショップで安売りした際に買い込んで置いた縁石ブロックを使いました。

昨年、中央通路南側(写真では右上)に手を付けました。手前から池、芝生とラベンダー園です。芝生は一回失敗しており、今回は満を持しての再トライです。ラベンダー園はこれも昨年形成し80株ばかりのラベンダー苗を植えてあります。円形の縁石は一応配列しましたが遊歩道は未完成です。

と、まあ、今まで少しずつ進めてきた現状ですが、今年はまず芝生をしっかりとしたものにすること、ラベンダー園の通路、四阿、藤棚、等々やることがいっぱいありそうです。



2003年の造園

2003年は造成工事がメインテーマでした。下の段は業者造成で火山灰むき出しとなり植物が生育出来ない状態でした。その時の残土である黒土は上の段の奥に積み上げられていましたので、上の段を平らにして畑地にする過程で黒土をもう一度下の段まで運んできました。この時、威力を発揮したのがマイユンボとマイ軽ダンプでした。何回行ったり来たりしたか分かりませんが一応草が生えてこられる状態になりました。(となると今度は草刈りが大変な仕事になります)

当地はかつて駒ヶ岳が大噴火した山麓ですのでその時の火山灰が表土の下に堆積しています。この火山灰は軽石が含まれていますが空気中に晒しておくと白くなります。水はけも良いので通路などに敷くと見栄えが良いし靴底が汚れませんので、これも軽ダンプで運んで通路に展開しました。黒土と火山灰の間には縁石がないと混ざり合って汚くなりますので拾ってきた石を並べていました。縁石ブロックが安売りされていましたので購入しておき、中央通路までは形成することが出来ました。


2003年6月

土運びを終わった頃の下の段

中央に白く見えるのが火山灰を敷いた中央通路。良い土を運んできて均した状態だが、雑草が生い茂り始めている。夏の間は何回も草刈りが必要だ。









2003年12月

中央通路の縁石ブロック

製作過程を写真に取り忘れてしまい雪景色だ。勿論、縁石積みの作業はもっと暖かいうちに完了している。

右奥に池があるのだが、将来そこまで軽トラが入れるようにちょっと広めにした。ちょっと見えにくいが左側へ行く通路の中央に三角地帯を作り、樅の木を植えた。
帯広に樅の木専門に扱っているところがあり、わざわざそこまで行って買ってきた。ファットルーベンスという名前で、大きくなったとき庭園のシンボルとなるだろう。

2003年12月

山小屋前の庭園

こちらへ入居した当初は山小屋に住んで本宅作りに専念していたわけだが、もっぱらみゆきがその周辺から庭園もどきを作り始めた。近所の農家の畑の隅に捨てられている石を貰ってきて縁石とした。









2004年の造園

2004年は小麦に振り回された年でしたが、造園の方も少しずつ手がけることが
出来ました。中央通路右側に芝生エリアとラベンダー園を始めました。




芝生エリアとラベンダー


庭園にはエバーグリーンの芝生が似合います。こちらへ入居した2年目に早速種だけを買って来て撒いたのですが、何の知識もなく始めたので見事に失敗しました。近くの肥料会社の現場所長さん「大森さん」は以前、芝生を作っていたとのことでしたので、今回は大森さんに師事して、満を持しての再トライとなりました。

北海道で芝生の種を播く時期は春先とお盆過ぎのいずれかとのことです。特にお盆過ぎの方が雑草が生えてくる率が低いので良いそうです。大森さんに相談したのが6月半ばだったので、春先の播種と言うわけには行きません。そこでお盆過ぎをターゲットに作業を開始ししました。下の段の芝生エリアは黒土を運んで均しただけですので火山灰の石ころが多く含まれています。大森さんに土の状態を見て貰ったところ、このままでは芝刈り機の刃を痛めてしまうので石を取り除くためにふるいを掛けた方がいい、とのことでした。早速、移動式ふるい台を作り、深さ20pくらいまでの土、200uのふるい掛けを始めました。ユンボと軽ダンプを動員しての作業でしたが、2004年の夏は北海道でも、もの凄く暑かったので本当に大変な作業でした。山小屋に滞在していた義兄にも手伝って貰い何とかふるい終わりました。

ラベンダー園の方はいままでに少しずつ育てていた株や、園芸店で春先の売れ残りのラベンダー苗を安く手に入れることが出来ましたので同心円形に配列しました。そこへのアクセスは遊歩道を通る予定です。


2004年9月

芝生の芽吹き

きれいな芝生を作りには雑草が大敵だ。一般に雑草の成長点と芝のそれとが違うので、刈り込みを何回も繰り返すうちに雑草を根絶やしにし、芝生を旺盛にすることで雑草の生える余地を奪ってしまう、というのが秘訣だそうだ。このためにはかなり短く刈り込まなければならないので石が表面にあると芝刈り機の刃を痛めてしまう。火山灰の混じった土は石が沢山含まれていたので、まずはそれを取り除くために全部をふるいに掛けることにした。

まずは200uに対して溶燐(40s)と石灰(20s)を撒く。ついでふるいでの石取り。2004年の夏は北海道でも記録的な暑さが続いたが、そんなときにお盆過ぎの播種を目標に山小屋に滞在していた義兄と一緒に炎天下で黙々とふるい作業を進めた。一番苦労したときの写真は撮り忘れた。

お盆ちょっと過ぎに何とか全ての準備作業を完了し、8月25日に芝の種の播種。大森さんが手伝ってくれた。同上の写真は芽吹いた直後のものですぐに燐酸成分を含まない化成肥料(10s)を散布。


2005年4月

雪解け直後の芝生

芝生の播種は、レーキで平らな表面に浅く傷をつけてから1uあたり65gの種を均等に播き、ついで直角方向にもう一度レーキで傷をつけ同じく65g、合計130gを播く。全部のエリアを終わってからコンパネを縦に1/3した板をずらしながら自重で展圧を加えていく。

この作業は経験者である大森さんの手伝いもあってか、午後半日いっぱい必要だった。

芽吹いた芝生は10月の初頭くらいまで成長を続けた。秋口になると生意気に雑草に小さいながらも種を着け始めた。放っておくと来年また雑草が生えてくるので一本一本抜き取る。

同上の写真は雪が融けてから一週間後くらいである。早速、去年撒いた化成肥料の残り10sを散布した。これからが正念場で頻繁に芝刈りと水遣りが必要となる。






2005年4月

ラベンダーエリア

ラベンダーエリアは円形で、遊歩道で回れるように設計した。購入した石が足らなくなりまだ完成ではない。






















 

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