建築現場


建築現場 2002年7月12日(温室前花壇と前庭へ砕石敷き)

 

1月、ユーティリティ内の収納ボックス付きカウンターと作業台の設計・製作をしました。作業台は洗面台と洗濯手洗いとの間の空きスペースを埋めて洗濯物の選別等が出来る作業台です。カウンターはその上に一部に収納箱を付けたカウンターを取り付け、洗剤等を置けるようにしたものです。いずれも材料は今までの建築材料の残りを使いました。

2月、薫製ボックスの製作。全部の壁に50oのスタイロフォームを充填した本格的な薫製ボックスが完成しました。温度管理が正確に出来るようになったほか、燻煙装置をフレキシブルパイプと塩ビ管で遠くに置くことにより冷燻も出来る優れ物です。早速、ベーコンとスモークサーモンを作りました。なかなか美味です。

4月、本宅玄関前の整備。コンクリート平板でステップを作り回りに芝生を張りました。

6月、本宅南面の花壇エリアを整備し、井戸作り。前庭部分は広めに取り砕石を敷きました。

8月、池作り。この水で淡水魚を飼うための池を作りました。

9、10月、造成を進めました。マイユンボとマイダンプが威力を発揮していますがなにせ2台ともオンボロの中古ですのでいつ故障してもおかしくありません。実際、昨年中に何回かは動かなくなりその都度人に聞いたりして直しました。おかげで軽ダンプについては相当の知識を得ることか出来ました。

11、12月、いよいよ外の作業が出来なくなりましたので小鳥の巣箱などを作っています。



ユーティリティ内収納ボックス付きカウンターと作業台の製作

洗面台と洗濯手洗いの間を埋めて、作業台と収納ボックス付きカウンターを作りました。材料は全部建築材料の残り物です。ユーティリティの壁はパインの板張りとしましたので、同じ材料の残り物、切れ端を組み合わせて統一させたので違和感無く仕上がりました。


2002年1月

作業台とカウンター

洗面台と洗濯手洗いの間を埋める形で作業台と収納ボックス付きカウンターを製作した。

勿論、据え付け特注家具なのではまり具合はぴったりだ。





2002年1月

収納ボックス

9oの構造用合板が残っていたのでそれを芯に箱を作り、外側にはパインの羽目板、内側にはパテ処理をして壁紙の残りを貼った。

表と裏の素材が違うのでドア板を作る際、反りの処理に苦労したがなんとか気にならない程度でおさめることが出来た。

もっぱらタオル入れに使われている。

2002年1月

天板

作業台天板とカウンターはお風呂工事の際に工事屋さんが失敗して取り替えた壁パネルだ。アルミ板に焼き付け塗装がされており石膏ボードで9oの厚みが付けられている。

アルミ板と石膏ボードの柔らかさが混在した素材なので加工しにくかったが古い電動鋸の刃を使って一挙にカットすることが出来た。縁取りはこれも廃材の檜板を使っている。



薫製ボックス


今までは薫製作りには蓋付きのバーベキューセットを利用していたのですが、温度管理が難しく苦労していました。この経験を生かした薫製ボックスを作りました。素材はこれまた建築資材の残り物ですが六方の壁全部に50oのスタイロフォームを充填し、充分な断熱を図りました。ドアは上下に二つ製作し、上の大きい方は薫製素材の出し入れに、下の方は燻煙チップを追加するときに使います。さらに薫製ボックスの上部には鉄筋を渡し、重い素材でもつり下げられるようにしてあります。

温燻の場合には電熱器でチップを加熱燻煙すると同時にサーモスタットを取り付け庫内温度を65℃に保つようにしてあります。冷燻の場合にはフレキシブルパイプで熱源(燻煙発生装置)を遠ざけるためのアダプターを取り付けることにより冬場であれば20℃以下で燻煙することが出来ます。さらにはファンを取り付けたので薫製素材をボックス内に置いた状態で風乾が出来ます。

早速、スモークサーモンを作ってみましたが、なかなかの出来でした。


2002年2月

薫製ボックス

庫内の大きさは巾50p、奥行き45p、高さが100pとした。下の30pは温燻のための熱源となる電熱器を置いているので薫製素材を入れるところは70pの高さがある。大きなサーモンをつり下げて燻煙出来るようにしてある。

ドアの蝶番と留め金具以外は全部建築資材の残り物で間に合った。






2002年2月

薫製ボックス左側面

トイレ用換気扇を利用して風乾用のファンをボックス下部に差し込めるようにしている。

さらにこの穴にフレキシブルパイプで作った延長煙道菅をつなぐことにより燻煙器を遠ざけて冷燻することが出来る。これでスモークサーモンも出来るようになった。

冷燻用の燻煙を持続的に発生させるためにはどうしても熱源が必要になるが、今のところ20Wの半田鏝を使っている。一応、20℃以下で持続的な燻煙出来ているがもう少し改良の余地がありそうだ。



2002年2月

薫製ボックス庫内

500Wの電熱器とサーモスタットを組み合わせて温燻をする。電熱器の上に菓子缶の蓋を乗せ電熱器の熱源で燻煙させると共に庫内温度を65℃に保たせるようにしている。

ベーコンを作る場合は約6時間程度の燻煙が必要だが1時間おきくらいに燻煙チップを一掴みずつ足すだけで自家製ベーコンが出来る。








本宅玄関前の整備

上の段の畑の開墾と並行して本宅玄関前のマウンドを整備しました。これで家の中に泥を持ち込まないようになりました。芝生は見た目にもなかなか良いのですが、こちらに住み始めた年に下の段の200uを取り敢えず芝生にしようとして黒土を運び種を播いたのですが見事に失敗してしまいました。

今回は芝生そのものを購入して貼り付けました。マウンド全体をなだらかな曲線で作りたかったのですがステップの部分の土留めが難しかったので一部直線で枠を構成しています。右側の方は本宅南面の花壇につながりますのでこれからです。


2002年4月

玄関前のアプローチ

玄関前のマウンドに芝生を張る。なだらかなスロープにステップを作りたかったのだが土留めが難しいので足場板で土留めとした。将来、足場板が腐る頃には芝生で土留めが出来るだろう。


2002年4月

玄関前のアプローチ(別角度)

芝生は30cmx1mで680円を16枚、計10,880円石版と土留め用ブロックを加えると約1万5千円を要した。





本宅南面花壇と前庭の整備

5月は春の野菜植え付け準備の期間でしたので玄関前工事に続いてとは行きませんでしたが6月に入り本宅南面花壇と前庭の整備をしました。土留めはユンボの切れたキャタピラと小原さんの畑から拾ってきた石です。前庭部分はちょっと広めに砕石を敷き詰めました。

前庭の一角に井戸をを掘り、これももらってきたコンクリート管を埋め込んで水中モーターを設置しました。これで前庭周辺での水遣りはこの井戸水をスプリンクラーで撒くことが出来ます。広めの前庭ではタープテントを使ってバーベキューが出来ます。

花壇作りはみゆきの役目ですが、早速、花を植え7月から9月頃まで花が咲いていました。


2002年7月

7月の玄関前

本宅南側花壇の工事は5、6月の間に農業の合間を見ながら進めた。まずは、花壇の土留めだがあるものを出来るだけ利用する。ほとんどは小原さんの畑から拾ってきた石である。

上の写真は7月、芝生や花が咲き始めたころである。





2002年7月

土留め

当家のユンボのキャタピラーはゴムだが、家で使っていると一年足らずで切れてしまった。業者に文句を言ったところすぐに直してくれたので切れたゴムキャタピラーが一本放置されていたのを玄関近くの土留めに使った。

実際これはものすごく重いもので人手では動かない。土留めには丁度良い素材だ。



2002年8月

前庭全景

写真がちょっと遠かったが本宅と南側花壇、前庭の全景である。横幅15m奥行き10mを砕石を敷き詰めた。
砕石などを購入する場合、砕石そのものの値段よりも運搬賃の方が高くつくことがある。実際、30oの砕石1立米の値段は1,500円なので10立米でも15,000だが運賃込みだと50,000円位になる。今回は大型ダンプ一台いっぱいに積んで貰い一回の運搬で済ますことにしたので7.5立米で運賃込み25,000円だった。少し足らなかったが薄く敷き詰めることでカバーした。


2002年7月26日 ナスタチューム


2002年7月26日 ロベリアとアリッサム


2002年9月4日 エンゼルストランペット




池作り

下の段の土手下からわき水があります。敷地の北側に小さな流れがあり、昔は逆川(さかさがわ)と言う小川でサンショウウオもいたそうです。今は小原さんの畑の暗渠排水がメインですが、たぶん家のわき水も小原さんの畑に降った雨が出ていると思います。雪解けとか大雨の時には少し水量が増えるようですが夏でもとぎれることはありません。わき水が出ているところを大きく掘って池を作りました。

出来上がったので早速ヤマメを買ってきて放しました。2才魚を50匹くらい4,000円で買ってきたのですが、空気を入れないまま運んできたので家に着いた時には半分以上が酸欠で死んでしまいました。あと、ドナルドソンという淡水魚がいます。料理屋をやっている今さんから刺身をもらったのですがなかなか美味でしたので幼魚を探していたところ濁川(森町の中で温泉がわき出るところです)で入手出来ました。今度は前の経験から、まずは氷で魚の活動を弱めて酸素消費量を少なくし且つ車の電源で空気を送り込みながら慎重に運びました。結果は一匹も死なずに搬送することができました。ドナルドソンも2才魚ですが成長が早いらしく3,000円で26匹しか買えませんでした。

はじめから鳥の餌食になりそうでしたので漁網を張ったのですが青サギに少なくとも2匹は殺されてしまいました。今は全面にくまなく網を張ったので鳥の被害もなく冬の寒い時期でも元気に餌を食います。来年のバーベキューパーティーには自家製の焼き魚が加わることを期待しています。

2002年8月26日

池の掘りを完了

マイユンボで掘り下げたところ。この付近の地層を掘り下げてみると少し掘ったところに白い火山灰の層がある。その下には鉄分の多い固い層がありそれを突き破ると黒ボクと称する黒い粘土状の層にあたる。その下はまた砂地だ。

土地の人に聞いたところによると、黒ボクは酸性度が強く畑には向かないとのことだった。実際、酸性を好むスギナが良く生える。この土は粒子が細かく水に溶けると底に堆積してしまい水をかき回すと舞い上がり水を濁らしてしまう。それが治まるのに半日くらいかかるというなかなか厄介な代物だ。

水がない状態で池を形成し後から注水するのであればかなりしっかりとした造成が出来るのだが水の逃げ場を容易には作れなかったので水がある状態で掘り下げた。ユンボのバケットの届く範囲が池となったわけだが深さは1m以上だ。





2002年9月23日

土留めと網張り

掘り下げていくと必ず断層面に黒ボクの層が現れてしまうので断層面に農業用ビニールシートを張り巡らせた。

さらに、その上から白い火山灰(家の裏手にふんだんにある)を敷き詰めた。切り株と拾ってきた石を土留めとして配置し、少しは池の形状が出来てきた。

ある程度予想はしていたのだが鳥たちの来襲を受けた。まずはカラスが集団で来て水浴びをする。からすは勿論悪食なので突っつける範囲に魚がいれば追い回して食べてしまう。急遽、全面に漁網を張った。それでも青サギは岸辺にじっと佇みヤマメを襲った。網越しにくちばしで突っついて取り出そうとするのでヤマメは網の目に引っかかり取られはしなかったのだが、傷をつけられたヤマメはしばらくして死んでしまった。確認できただけでも2匹はやられている。ひょっとするとさらに何匹かは食べられてしまっているかもしれない。

青サギは岸辺からかもしくは自分で歩いていけるところで足が立てるところしか悪さをしないことが分かったのでくちばしが届く範囲に金網を立てることにより、寄りつかなくなった。

2003年1月10日

冬の池

わき水は冬の寒い時期(外気温度-10℃)の時でもプラス9℃なので池は凍らない。ヤマメとドナルドソンも元気に餌を食べる。(餌は飼料を購入したが20kg4,000円もする)

まだ、回りに木がないので陽の光がふんだんに射し込んでしまう。このため藻が多量に発生してしまった。ドナルドソンを購入した道林さんはきれいな水ほど陽の光に反応して藻が出るのだという。

来年は睡蓮やら立木などを周囲に配置し、藻の発生を防げるといいのだが。













小鳥の巣箱作り

11月も後半になると寒くなると同時に日が短くなり、野外の仕事が出来なくなります。このことを予想してベランダ下温室とGF階の工作室を準備してあるので結構時間を潰すことが出来ます。

近くの製材所へ行って丸太を製材したときに出る側板を貰ってきて小鳥の巣箱を作りました。側板はチップにするか燃やすぐらいにしか利用されませんので数枚くらいであればただで貰えます。巣箱作りの材料は貰ってきた側板の他に建築廃材のベニヤと釘(とコースレッド)、それとステンレス針金です。

我ながらなかなか良くできましたのでその作り方を紹介します。小鳥の巣箱はこれから春に向かって小鳥が営巣する時期に裏の林の中に設置する予定です。ちょっと大きめのはリスの巣になるかもしれないのでもう取り付けました。


2002年12月

巣箱の構造

六角推の上に切り妻屋根をのせた。裏側にあたる側板は少し長くしておき樹木にコースレッドで取り付けられるようにしてある。

屋根は単に大きめの側板を乗せるだけでもいいのだが、カラスがいたずらできないように急勾配で且つ出入り口が奥に位置するようにした。さらに屋根を留め釘一本ではずせるようにしたので、後々、掃除も出来る。

少々藁を入れて営巣の手伝いをしてある。

2002年12月

組み立てた巣箱

これは入り口の径を30oとしたのでシジュウカラ等の小鳥用。









2002年12月

出来上がった巣箱のラインアップ

貰ってきた側板はまだ少し余っているのでもう少し作るか、それとも給餌場でも作る予定。

ちなみに、園芸雑誌に載っていた出来合の巣箱の値段は1万円以上もした。これらはほとんど只だ。






2002年12月

巣箱の材料と作り方

側板の厚みのあるところを長さ25pにカットする。巣箱の取り付け用に一枚だけ長め(30p位)にする。それらの側板を巾7p(小鳥用、対象の小鳥の大きさにより巾を大きくすることで巣箱の容量が変わる)で120°の角度で巾を揃える。(上図左手前から4枚目)120°の角度に削るときに治具を準備しておくと便利だ。

底板となる一辺が7pの六角形のベニヤ板を準備する。ベニヤ板は15o厚以上がやりやすい。(一番手前)

削った側板の一枚(表面にあたる板)に下から17p位のところに30oの穴をあける。6枚を六角推に組み合わせ、隙間のないように底板をコースレッドで固定する。この時側板の下から10p位のところにステンレス針金で一周を通して固定しておくとしっかり固定できるので後に屋根傾斜カットの時にやりやすい。

六角推を切り妻屋根を乗せるため、左右対称に45°でカットする。これで巣箱の本体の構造図の状態になる。 
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2002年12月

リス用巣箱

側板の大きさで大小の巣箱を作ることが出来る。一番多きのは六角推の一辺が11p取れたのでリス用としてすでに樹木に設置した。






 屋根は30o角を六角錐の直径に合わせてカットし、2枚の薄ベニヤ(9oを使用)を90°で切り妻骨組みを作る。ついで側板の薄い部分を屋根ベニヤに釘で貼り付ければ屋根出来上がり(巣箱の構造図)

本体に屋根を取り付けるのは屋根骨組みの30o角に出入り口の穴のある側板から大きめの釘穴を開け、釘を挿入して固定する。釘は抜くことが出来るようにしておき、釘を取れば上部に屋根が取れるので後々巣箱の観察、掃除なども出来る。

2002年12月

給餌場

同じく側板の余ったので小鳥やリスのための給餌場を作った。小鳥用の餌を買ってきておいてあるがひまわりの種がお気に入りのようだ。



















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