建築現場 2000年9月9日(北寝室天井羽目板貼り完了)
壁と天井の下地が出来上がりましたので床の工事に入ります。居間には薪ストーブを置くのでストーブ周辺の床と壁は「薪ストーブ大全」にしたがってレンガ積みによるファイヤープレイスを作りました。続いて床下地には三洋工業のホームベースを採用しましたので壁際にきわ根太を作成し、さらにセトリングを防止するためその束下にはモルタルを詰め込みました。さらに、床スラブのメイントと納戸の床下地を製作しました。ホームベースによる床下地を作る前に暖房部材等の埋め込みが必要ですので床貼りはまだ出来ません。ということで天井の羽目板貼りを先行しています。上図は北寝室の天井に檜羽目板12oを貼りウォールウォッシャーのダウンライトを埋めこん「だところです。やはり檜は良いものです。 |
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2000年8月14〜22日 土台 土台はモルタル2pを敷き、水に浸したレンガをレベルを調整しながら並べる。こう書くと簡単だが実際にはかなりの重労働である。 |
2000年8月14〜22日 レンガ積み途中 薪ストーブ大全によるとレンガによる壁とレンガとの間に25o以上の空間があることが炭化壁を防ぎ、熱を蓄積させないのでコンパクトなファイヤープレイスを作ることが出来るということである。なんと云っても火事は怖いので薪ストーブ大全の炉台設計条件通りに設計した。 |
2000年8月14〜22日 ファイヤープレイスの完成 土台部分が出来上がってから2日間はモルタルの養生期間を取ったり、と、この間別な作業をしていたので実質的なレンガ積み作業はは6日間の作業であった。左の写真が赤ぽっく見えるのは水で濡れているためで乾くとすこし白っぽくなった。 |
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8月23〜8月29日 きわ根太の基準レベル 高橋さんから借りた水準器は写真の本体でレーザー光が回転する鏡から発射され、それをバカ棒に取り付けた受信機で受信し、レベルを出す優れものだ。バカ棒をレベル出しのポイントへ運び、上下させて基準レベルを出すのだが...まず、当然の事として可視範囲でしか機能しない。もう部屋壁が出来上がっているので一番見通しのよいところで各部屋の基準をおさえ、本体を移動させて各部屋のレベルを出しす。ドアのところで二つの部屋の基準が合えば良いのだが、なかなか難しい。受信機の音量がものすごく大きく、しかも調整不能だ。誤差が出るたびにやり直しを繰り返し、丸一日かけて一応すべての部屋のレベル出しを終了したときは、いつになく精神的疲労困憊の状態だった。 |
8月23〜8月29日 きわ根太と床下遮断パネル きわ根太は30x45角の松材で、それを支える束も同材で作った。フロアーレベルがWBS土台基準から132o高である。フローリング、下貼り合板、パーティクルボードの厚さをマイナスしてきわ根太のレベルは91o、束高は60oとした。 |
8月23〜8月29日 束下モルタル詰め 束下と遮断パネル下にはモルタルを詰めセトリング防止と空気の遮断を図った。 |
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8月30日 床スラブメイント ファイヤープレイスのモルタル処理ときわ根太の束下モルタル充填が終了したので床スラブ全体にハードナーSを塗った。一回目はじょうろで撒き、ローラーで均す。塗料があまったので2回目はローラーで塗り上げた。99u全体を塗るのに約一時間の作業だった。結果は上々で以後ほこりに悩まされることは無くなった。 |
8月31〜9月2日 納戸の床根太 センターに根太受けを土台風にグリップアンカーで固定し、2x4材で床根太とした。本格的な床根太は2x6程度を使うのだが、この部屋は常時人がいるところでもないので手持ちの材で仕上げた。 |
8月31〜9月2日 納戸床下地の完成 捨て貼りも余っていた9oの3x9板構造用合板をそのまま貼り付けた。この部屋は天井にも構造用合板が貼ってあるので、あとはフローリングをはれば完成である。 |
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9月3日 トイレ天井の羽目板貼り 羽目板は今年2月に札幌で開催された展示会で特売の12o檜羽目板300u分と9oのパイン羽目板を50u分購入し、すでに納入されていた。羽目板貼りは初めての経験なのでまずはトイレの天井に9oのパイン羽目板貼りからはじめた。上の写真は赤く見えるが実際は真っ白である。 |
9月4日〜20日 北寝室の天井羽目板貼り 檜羽目板の♀さねは段違いに掘られており、パイン羽目板のそれよりは釘を打ち込みやすいが、経験が少ないので普通に打つと、打ち損じによりさね下に傷を付けてしまう危険性大である。ということで釘を打つにあたりガードを準備した。一番使い古した巻き尺を解体し、1m程度に切断する。これを♀さねの下側に当てながらインパクトに1.8oのドリルを取付、ガイドの穴を開ける。さらにガードで保護しながら釘〆を使って慎重に釘を打つ。これでほとんど失敗は無くなった。スケールの鉄板は薄く、且つ弾力性があるのでガードとして最適である。もう一つ開発した。天井に接着剤をつけた羽目板を圧着させる装置(同上写真)である。たまたま昨年の工事で使用した足場の一部をまだ借りているので、これを利用して作ったものだ。一番下と最上部にアジャスター付きの足をつけ、さらにその上に手持ちの2x6材を固定した。アジャスターを手回しで調整、上下することにより圧着するが、それで足らない部分はつっかい棒やくさびを準備している。一枚一枚慎重に貼っていくので手間はべらぼうにかかる。たぶん大工さんがこんなことをしていたらおまんまの食い上げになってしまうかもしれないが、この建築工事では妥協はあるが手抜きはない。 |
9月20日 天井羽目板貼りの完了 写真では壁の合板の節と天井の節付き羽目板のそれとが同じように写ってしまい違いが出てこないが、実際には勿論雲泥の差がある。檜特有の芳香をお届けできないのが残念である。いずれにしても檜羽目板は良い。 |