神保町 昼食ニュース

1999年7月号


羅生門閉店とローターオクセンの変身

1999年7月10日記         

 すずらん通り南側,神保町1-51あたりにあったとんかつ専門店「羅生門」が閉店になった。いつだったのか正確にはわからないが,ここ1,2週間のことだと思う。「34年間お世話になりました」という貼り紙が出ていた。
 昼だけ営業の店で,メニューはロースカツとヒレカツの定食のみ(昔はトンカツ定食というのもあったように思う),その定食にみそ汁はなく,キャベツの漬け物がついていた。ほとんどしゃべらないオヤジさん(2代目だったと思う)が揚げるカツは,薄目でカラッとしていて,長年のファンも多かった。
 神保町のトンカツ専門店は,あとは「庄太郎」(駿河台交差点のすぐ南,千代田通り沿い)と「いもや」(数か所あり)といったところがある。

 古い喫茶店「きゃんどる」の建物が,先月取り壊された。すずらん通り南地区は,再開発がらみでこれからも激しく変化するだろう。

 三省堂書店地下の「ローターオクセン」が,6月末に「放心亭」という名になった。レンガ風の内装は変わっていないが,店員さんの制服が変わった。メニューは,従来からのドイツ風のものもあるが,和食系に重点が移った。昼食は今までどおり,A,B,Cの3種類のランチがある。
 ここは,御徒町に本拠があり,箱根で旅館を営む「吉池」が経営しているが,御徒町にあったローターオクセンも一足先に店が変わっている。

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